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行灯・竹灯り・花手水…「足利灯り物語2022」で幽玄な夜散歩してきました

更新日:2023/1/6 やた 香歩里
行灯・竹灯り・花手水…「足利灯り物語2022」で幽玄な夜散歩してきました

栃木県足利市は、室町幕府の祖・足利氏発祥の地として知られる歴史ある街。日本最古の学校「足利学校」や、足利氏の氏寺である「鑁阿寺(ばんなじ)」などの史跡のほか、近年は「あしかがフラワーパーク」が大人気を博しています。

そんな足利市で2022年11月に、「足利灯り(あかり)物語」と題したライトアップイベントが開催されました。足利市中心部の観光スポットが、銘仙行灯の柔らかな灯りに照らされて美しくライトアップ!
この記事ではその様子をレポートします。

銘仙行灯が優しく照らす足利の街

「足利灯り物語」の開催エリアは、足利学校・鑁阿寺の周辺と足利織姫神社。足利学校と鑁阿寺は隣接しており、JR足利駅と東武足利市駅から徒歩約10分程度です。足利織姫神社は足利学校周辺から徒歩10分ほどと少し離れています。

開催期間は2022年11月4日(土)~23日(水・祝)でしたが、 足利織姫神社は10月22日(土)~11月27日(日)と少し長めに実施。ほかに、足利市指定文化財の茶室である物外軒は11月18日(金)~20日(日)のみライトアップをしていました。

筆者は、東武足利市駅から出発して、まずは足利学校を目指して進みました。

足利学校近くの路地に入ると、銘仙行灯(めいせんあんどん)が石畳を照らしています。
なんとも幽玄な雰囲気。

足利灯り物語

銘仙行灯とは、足利銘仙の柄を取り入れた行灯です。

足利灯り物語

では、足利銘仙とは?
足利銘仙はその名のとおり足利産の絹織物。比較的安価だったこととモダンな柄で、大正から昭和にかけて盛んに生産され、大人気を博しました。

確かに、現代でも使えそうなお洒落な柄がたくさん! 1つ1つ見ていても飽きません。

足利灯り物語

素敵な銘仙行灯にいざなわれて、足利学校に入ってみましょう!

足利学校では花手水や竹灯りも!

通りに面した、足利学校の最初の門「入徳門」をくぐります。

足利灯り物語

中では、銘仙行灯に加えてライトアップされた花手水が出迎えてくれました。

足利灯り物語

足利灯り物語

思わず「参道」と言ってしまいたくなりますが、ここは神社でもお寺でもないので、参道ではないですね。

奥にある2つ目の門「学校門」をくぐって中に入りました。

足利灯り物語

通路灯に、落葉を照らす灯り。そして左手奥の竹林には…

足利灯り物語

「竹林と月灯り」と題された素敵なディスプレイが。

足利灯り物語

手前に並ぶ小さな照明には、たくさんの絵が描かれています。これは、地元の児童クラブなどのお子さんが描かれたそう。こんなふうに飾ってもらえると、きっと嬉しいですね。

通路の右手には「南庭園」があるのですが、ここには、花手水や和傘が美しく並んでいます。

足利灯り物語

素敵なディスプレイ。池に映る和傘も風情がありました。

足利

「足利灯り物語」は、イルミネーションも大人気の「あしかがフラワーパーク」とコラボしているのだそう。センスの良さに納得です。

足利灯り物語

足利灯り物語

足利灯り物語

さらに奥に進むと。

足利灯り物語

池に映る大きな銀杏を見ることができました。
ここには特別な装飾はありませんが、整然とした日本庭園の美しさが感じられました。

足利灯り物語

なお、足利学校に入るには入場料500円が必要です。

ですが近隣のお店で使える300円分のライトアップ商品券がもらえます。近隣のお店には、ライトアップ時間帯も営業していて、300円の飲み物や食べ物を用意しているところもあったので、すぐに使い切れました。

足利灯り物語

鑁阿寺ではあの大銀杏がライトアップ!

続いて、鑁阿寺に向かいました。
足利学校から鑁阿寺までは、5分もかかりません。

そうそう、鑁阿寺前の街路には、行灯がたくさん設置されている一角があります。

足利灯り物語

ちょっと入ってみると…

足利灯り物語

足利尊氏公の銅像がありました。さすが足利!

では、鑁阿寺に入ってみましょう。

足利灯り物語

鑁阿寺は、鎌倉時代に創建された真言宗大日派の本山。国宝に指定されている本堂、国指定重要文化財の一切経堂、県指定重要文化財の多宝塔などたくさんの見どころがあるお寺です。

足利灯り物語

こちらも銘仙行灯が美しく石畳を彩っていますが、ひときわ目を引くのが、天然記念物の大銀杏。

足利灯り物語

樹齢約650年、幹回りは10mほどもあります。

「足利灯り物語」ではこちらの大銀杏と多宝塔、その前のモミジがライトアップされていました。

足利

シンプルなライトアップなのに、自然の色彩が鮮やかでした。

足利織姫神社は229段の階段に七色の銘仙行灯が

鑁阿寺から歩いて、足利織姫神社に向かいます。おおむね徒歩10分ほどの距離でした。

県道40号に面した鳥居の前に到着すると、229段の石段にずらり並ぶ銘仙行灯が。

足利灯り物語

しかもここに飾られている行灯は、一斉に色が変わるんです。

足利灯り物語

足利灯り物語

足利灯り物語

緑から黄色へ、オレンジから赤へ、刻々と七色に変わります。石段の上までずらりと並ぶ行灯がすべて同時に変化していくのはなかなか壮観。

階段を登りきると、社殿が闇の中で白く浮かび上がっていました。

足利灯り物語

そしてこちら、229段も上がってくるだけあって高い位置にあるため、境内から足利の街の夜景が見えるのです。

足利灯り物語

登ってきた疲れも吹き飛ぶ美しい眺め。日本夜景遺産にも認定されているんですよ。

また、足利織姫神社の奥には織姫公園があり、約1,000本のモミジが植えられた「もみじ谷」がありますが、ここはライトアップされていないので、立ち寄りませんでした。

昼間の紅葉も楽しんで

この3つのスポットは、人気の紅葉スポットでもあります。
鑁阿寺の大銀杏は圧巻、織姫公園の「もみじ谷」も真っ赤に染まって美しい。

明るいうちから訪問して、紅葉も楽しむのがおススメです。

こちらは2021年以前の様子ですが、ご参考に。

足利学校足利学校:2021年11月

 

足利学校足利学校:2021年11月

 

鑁阿寺鑁阿寺:2020年11月

 

鑁阿寺鑁阿寺:2020年11月

 

織姫公園もみじ谷織姫公園もみじ谷:2020年11月

 

足利灯り物語織姫公園もみじ谷:2020年11月

足利の街のしっとりした石畳には、行灯の灯りがよく似合います。

「足利灯り物語」は、2021年には春にも開催されていました。まだ始まって間もないイベントでありますが、銘仙行灯をはじめ、足利の魅力がたくさん詰まっているので、今後も開催を期待します!

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この記事を書いた人
オマツリジャパン オフィシャルライター
花火や花見、季節のイベントなどが大好物。車の運転ができない分、飛行機・鉄道・バス・自転車そして自分の脚を駆使して全国を飛び回る、自称「鈍足の旅人」。

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