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芦ノ湖四湾一斉花火大会開催!史上最大規模の花火で感謝とエールを届ける

更新日:2021/4/22 おーわ
芦ノ湖四湾一斉花火大会開催!史上最大規模の花火で感謝とエールを届ける

花火系散歩屋のおーわです。

2021年4月10日、神奈川県足柄下郡箱根町で芦ノ湖四湾一斉花火大会が開催されました。

本花火では全国の医療従事者への感謝および観光事業者へのエールを届けることを目的に、芦ノ湖の花火としては史上初となる四湾(箱根湾、元箱根湾、箱根園湾、湖尻湾)からの一斉打ち上げおよび水中二尺玉が披露されました。

本記事では芦ノ湖四湾一斉花火が開催された経緯および現地の様子について紹介してまいります。

芦ノ湖の花火について

節分祭奉祝花火の様子(2020年2月2日撮影)

箱根の一大観光地として知られる芦ノ湖ですが、古くから花火の打ち上げが行われてきた歴史があります。(一説によると100年前から行われているとのこと)

現在においても盛んに花火の打ち上げが行われていて、例年8つの花火大会が夏と冬に開催されています。

芦ノ湖夏まつりウィーク

  • 湖水祭花火大会(例年7月31日、元箱根湾)
  • 大祭奉祝花火大会(例年8月1日、元箱根湾)
  • 箱根園サマーフェスタ納涼花火大会(例年8月2日〜3日、箱根園湾)
  • 湖尻龍神祭花火大会(例年8月4日、湖尻湾)
  • 鳥居焼まつり花火大会(例年8月5日、箱根湾)

芦ノ湖冬景色花火大会

  • クリスマストワイライト花火(例年12月下旬、元箱根湾)
  • 新年奉祝花火大会(例年1月1日、元箱根湾)
  • 節分祭奉祝花火大会(例年2月2日、元箱根湾)

特に夏季は箱根神社で開催される祭事に合わせる形で、芦ノ湖の四湾(箱根湾、元箱根湾、箱根園湾、湖尻湾)のいずれかで毎晩花火の打ち上げが行われます。

2020年度は芦ノ湖の花火がすべて休止に…

そんな芦ノ湖の花火ですが、2020年初頭より世界各国に蔓延している新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の影響を受けることになります。

例年開催されている芦ノ湖夏まつりウィークと芦ノ湖冬景色花火大会については祭典のみの斎行となり、花火大会についてはすべて休止されることに…。

この結果、2020年2月2日に開催された節分祭奉祝花火を最後に、芦ノ湖の伝統行事だった花火が1年以上に渡って途絶えることとなりました。

医療従事者&観光事業者へ感謝とエールを!芦ノ湖四湾一斉花火大会が開催される

しばらく花火の打ち上げが途絶えていた芦ノ湖において、全国の医療従事者への感謝および観光事業者へのエールを届けるべく、芦ノ湖四湾一斉花火大会が開催されることとなりました。

  • 開催日時:2020年4月10日 19:30〜19:45
  • 打ち上げ場所:箱根湾、元箱根湾、箱根園湾、湖尻湾
  • 最大号数:20号玉
  • 担当煙火店:イケブン
  • ウェブサイト:史上初 芦ノ湖四湾 一斉花火大会(箱根町観光協会公式サイト)

本大会では芦ノ湖の花火の歴史で初となる四湾からの一斉打ち上げ、さらに淡水域では最大となる水中二尺玉が披露されました。

芦ノ湖花火史上初!四湾からの一斉打ち上げ

本大会における最大の見どころとなったのが四湾からの一斉打ち上げ

先述でも触れたように、例年開催されている芦ノ湖の花火は四湾のいずれかにて打ち上げが行われますが、本大会ではそのすべてから打ち上げが行われました。

直線距離にして全幅およそ5km…JR山手線 新宿〜池袋(4.8km)に相当する範囲で花火が打ち上げられたと考えると、その規模感にただただ圧倒されるというものです。

しかも本大会では単に四湾から打ち上げるだけでなく、すべての箇所の花火がシンクロするという演出も!

芦ノ湖全体を花火が彩る様子に、周辺にいらっしゃった方々からは歓喜の声が聞かれました。

淡水域最大!水中二尺玉の披露

そして、もう一つの見どころだったのが水中二尺玉

水中花火そのものは芦ノ湖の花火における定番ですが、本大会では芦ノ湖ならびに淡水域の水中花火としては最大となる二尺玉(20号玉)、しかも二発同時というかつてない規模で披露されました。

直径およそ480mの巨大な半円を描く花火が二発同時に開く瞬間はもはや鳥肌もの!

観覧場所の関係から真の迫力を味わうことは叶いませんでしたが、近くで観覧されていた方からは「すごい衝撃だった」「お腹に響いた」といった声が多数聞かれたあたり、相当な迫力だったことが伺えます。

まとめ

2021年4月10日に開催された芦ノ湖四湾一斉花火大会。

全国の医療従事者への感謝および観光事業者へエールを届けるべく、芦ノ湖の花火としては史上初となる四湾からの一斉打ち上げと水中二尺玉が披露されました。

芦ノ湖の花火を楽しみにしている方々、最前線で戦う医療従事者の皆様、そして苦境に立たされている観光事業者の皆様にとって「希望の光」となったことでしょう。

最後までご覧いただき、ありがとうございますm(__)m

この記事を書いた人
オマツリジャパン オフィシャルライター
花火系散歩屋。関東を中心に年間で20〜50回ほど花火を観覧・撮影しています。花火がもっと楽しくなるブログ「ハナビディア」の運営も行っています。

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