熱海の6月のお祭り
温泉地として有名な静岡県熱海市。都内から新幹線で約30分、車でも約90分と言う近さから、多くの観光客で賑わう場所です!そんな熱海で毎年6月に行われているお祭りがあります。「ATAMIジャカランダフェスティバル」です!
お祭りは、熱海サンビーチ沿いに広がるジャカランダ遊歩道で開催。現地へ行ってきましたので、レポートでご紹介していきます!
初夏を熱海に告げる花
ジャカランダは世界三大花木にも数えられる、南米原産の樹木です。美しい紫の花々は、熱海の初夏を告げる風物詩として知られています。もともとは熱海の姉妹都市であるポルトガルのカスカイス市から贈られた2本のジャカランダですが、今では100本以上になりお祭りが行われるまでになりました。ちなみにポルトガルでお花見と言うと、街路樹として街を彩っているジャカランダを見に行くそうですよ!
遊歩道の中には、たくさんのジャカランダが連なっています。紫の花に囲まれると、まるで熱帯のジャングルへ入ったかのようです!
ジャカランダはノウゼンカズラ科の樹木で、釣鐘状の花が特徴的!枝の先に咲く花は、かわいらしい形をしています!
まとまって咲くジャカランダの花。美しい紫色ですね!
夜間ライトアップも実施!
お祭り期間中は、18時から22時まで夜間ライトアップも実施。竹の中に入れられた灯りが、ジャカランダ遊歩道を照らします!
灯りとジャカランダの競演。きれいですね!
薄暗くなってきたところで照らされるジャカランダの花は、昼間に見るのとは違った顔を見せてくれます。
遊歩道中腹には、竹と灯りを使ったアート作品の展示も登場!こちらは鳳凰です!
お次はかぐや姫。竹つながりですね!
ジャカランダの花が頭の上に落ちると幸せが訪れる、と言う話もあるそうです。狙ってやれるものでもないですが、ジャカランダ遊歩道を歩く際には、ぜひ意識してみてくださいね!
貫一お宮と熱海サンビーチ
ATAMIジャカランダフェスティバルが行われているジャカランダ遊歩道への北側の入口近くには、尾崎紅葉の小説「金色夜叉」で有名なお宮と貫一の銅像があります。熱海海岸での2人の別れを表現したこの銅像。ぜひチェックしてみてください!
またジャカランダ遊歩道の裏側には、熱海サンビーチが広がります。ジャカランダのライトアップに合わせ、海の夕暮れも一緒にお楽しみください!
ブーゲンビリアもライトアップ!
ところ変わり熱海中心部の糸川遊歩道では、お祭り期間に合わせブーゲンビリアのライトアップも行われています!赤や紫に咲くブーゲンビリアも、ぜひ見に行ってみてください!
スタンプでもらえる!
お祭り期間中は、温泉の素がもらえるスタンプ探しも開催!市内7カ所にあるスタンプから、いずれか1ヵ所のスタンプを手に入れればよいと言うこちら。熱海七湯と言う言葉があり、もともとの源泉があった7つの場所にスタンプが設置されています。ぜひ探してみてくださいね!
こちらは源泉の1つ「大湯」にあったスタンプです。
大湯にはこのような間欠泉が残されています(現在は人工的に噴出)。タイミングが良ければ勢いよく出る温泉を見ることができるのも見どころです!
また間欠泉のすぐ近くには日帰り入浴ができる、日航亭大湯さんもありますよ!
大湯以外の6ケ所では、このようなモニュメントと一緒にスタンプが置かれています。歩いて回れる距離なので、七湯すべて回って見るのも良いかもしれません!
熱海の初夏を彩りジャカランダ。そして6月に行われるATAMIジャカランダフェスティバル!ぜひ夏を迎えるこの時期に、熱海へ来てみてください!