代表メッセージ
「祭り」の継続を通して、
社会課題の改善と幸せな社会の実現をめざす。
オマツリジャパン創業のきっかけは、2011年に日本を襲った東日本大震災です。被災地の傷は深く、日本中が暗い雰囲気に包まれていた同年8月に訪れた青森で、人々がさまざまな思いを抱えながらも、ねぶた祭りを通じて再び前向きな気持ちを取り戻していく様子を目の当たりにしました。
「祭りには人を笑顔にする力がある」——
祭りの持つ力に感銘を受けた私は、各地の祭りの開催をお手伝いする中で、多くの祭りが継続の危機にあることを知ります。
表面上はたくさんの人で賑わっているお祭りも、数百年の揺るぎない伝統を持つお祭りも、人手不足や資金不足などの課題を抱えながら、主催者の身を切るような努力で継続されているのです。
創業10年目の2024年。人口減少はさらに深刻になり、2050年までに全国4割超の自治体が消滅の可能性があるとも言われています。これまでと同じように主催者の努力、地域の力だけで祭りを続けていくことは、ますます困難になっています。
オマツリジャパンでは、これまでの活動で築いた全国5000祭の主催者さまとのネットワーク、お祭りを応援したいと考えている多くの民間企業の皆さま、そして国をはじめとする行政の支援など、地域外を含めて力を合わせ、お祭りの継続を支援するために次のようなサービスを提供しています。
- お祭りの持つ観光資源としての価値を、他の地域文化とかけ合わせることなどで磨き上げ、観光客の増加・観光消費額向上によって地域経済を拡大するお手伝いをします。
- 観光・文化行政の専門家が、お祭りの保存・継承や観光施策の第一歩を踏み出すために
役立つ国補助金等の申請に係る企画・文書作成のお手伝いをします。 - お祭りが持っている広告・プロモーションの場としての価値を現代的視点で磨き上げ、
新たな協賛金の獲得方法を企画することで、祭りの経済的課題の解決とクライアント企業の発展を実現する橋渡しをします。 - お祭りや地域の伝統芸能に、現代的なエンターテインメントの視点で光を当て直し、活躍・披露の場を増やすことで、芸能の持つ文化的価値から経済的価値を生み出し、伝統芸能の活性化と継承を支援します。
伝統を守りたい、あるいは地域の人々の楽しみを守りたい、主催者の皆さまが自分たちの祭りを継続していきたいと思う理由は様々だと思います。私たちオマツリジャパンは「祭りを続けたい」とお考えの皆さまの支援を通じ、祭りとその源泉となる多様な地域文化が、持続可能なかたちへとアップデートされ、地域内外の人に愛されて継続されていくことを願っています。
そして、老若男女誰もが参加できる「祭り」の継続を通して、人と人のつながりや地域コミュニティを強固にし、地域の安心・安全や社会的孤立など社会課題の改善、誰もが笑顔で幸せに暮らせる社会の実現に貢献してまいります。
代表取締役 加藤優子
プロフィール
1987年生まれ。練馬区出身。武蔵野美術⼤学油絵科卒業後、(株)ピックルスコーポレーションに⼊社。 商品開発とデザインを担当。震災直後の⻘森ねぶた祭に⾏った際、地元の⼈が⼼の底から楽しんでいる様⼦を⾒て、お祭りの持つ⼒に気付く。同時に多くのお祭りが課題を抱えていることを知り、 2014年に全国のお祭りを多面的にサポートする団体「オマツリジャパン」を創業。2児の母。
受賞歴
品川ビジネス創造コンテスト優秀賞・シリコンバレーツアー賞
女性起業チャレンジ制度グランプリ
なかのビジネスプランコンテスト最優秀賞
KIRINアクセラレータープログラム
TOKYOアクセラレータープログラム
JR東日本スタートアッププログラム
日経クロストレンド「未来の市場を作る100社」選出
Forbes JAPAN「伝統をアップグレードする新ビジネス『カルチャープレナー』」30選
メディア出演実績
テレビ東京「ガイアの夜明け」
BSフジ×NHK WORLD「Trailblazers〜次なる日本の革新者たち〜」
NHK「視点・論点」
朝日新聞「フロントランナー」
毎日新聞「ひと」
講演実績
(公社) 日本青年会議所 関東地区協議会
高岡商工会議所青年部
日本生命・ゼロワンブースター
(公財)海外日系人協会
毎日21世紀フォーラム
講演テーマ
祭りを軸にした観光・まちづくり、起業・ベンチャー経営
(ex.)「地域への愛着心と祭りについて」
「地域を盛り上げる起業家によるセミナー」
「祭りの楽しみ方について講演」
「人口減少から見た地域の祭りの役割」