Now Loading...
マツレポ

東京高円寺「秋の阿波おどり」!やっぱり踊りはやめられない!舞台で見る阿波おどりの魅力!

東京高円寺「秋の阿波おどり」!やっぱり踊りはやめられない!舞台で見る阿波おどりの魅力!

阿波おどりの本場はもちろん徳島。その魅力は全国に広がり、関東を中心に多くの地域で楽しまれています。特に8月末に行われる東京都杉並区高円寺阿波おどりは、毎年100万人を集める一大イベント。

その阿波おどりですが、商店街など路上で見る「流しおどり」のほか、客席で見る「舞台おどり」もあるんです。夏のお祭りの激しさとは異なる、美しい構成や凝った演出をじっくり客室から楽しむことができます。

その魅力を味わっていただこうと2017年から始まった「秋の高円寺阿波おどり」。高円寺の踊り手の一人でもある私がマニアックな目線でレポートします。

今回は2018年11月10日第2部と11月24日第1部をレポート。

高円寺秋の阿波踊り
出展:http://www.koenji-awaodori.com/stage/stage03.html

会場はこちら。JR高円寺駅北口の座・高円寺。こちらは阿波おどり専用練習ホールもある、東の踊る阿呆の聖地の一つです。

高円寺秋の阿波踊り

阿波おどりの団体のことを「連」と言い、踊り手や「鳴り物」と呼ばれる楽器を弾き演者たちはそれぞれ「連」に所属し、年がら年中練習&出演をしています。踊り手は、浴衣を着た女性だけの「女踊り」と、法被を着た「男踊り」に分かれます。女踊りは女性のみ、男踊りは連によっては男性も女性も踊ります。連にはそろいの衣装と、踊り方、演奏方法に個性がたっぷり。その違いが分かってくると祭りの楽しさも倍増!さあ、ご紹介します。

ひさご連

高円寺秋の阿波踊り

まずは「ひさご連」。ひさごとはひょうたんの意味。連の目印となる「高張」と言われる提灯の上に、ひょうたんが付いていますね。とにかく笑顔たっぷりで、和気あいあいとした雰囲気。私はここの元気な男踊りの女性陣が大好きで、いつも見ていてニコニコしてしまいます。

弁慶連

次は「弁慶連」。白と黒を基調としたシックな衣装が特徴。掛け声で「ひょうたんばかりが浮きものか、私の心も浮いてきた♪」と聞こえますね。こういった歌のバリエーションもいくつか知ると面白いです。

男女そろいの衣装が取ってもシック。女性の男踊りがいますが、黒いパッチ(股引)で粋な印象。各連、衣装にも目指す姿が表されています。

江戸歌舞伎連

高円寺秋の阿波踊り

次に「江戸歌舞伎連」。ぱっと見、女法被が弁慶連さんと衣装が似ていますが、こちらは名前の通り歌舞伎の所作を取り入れているのが特徴。

高円寺秋の阿波踊り

そしてなんと言っても、ユーモラスな「凧踊り」。まさに名人芸!これは毎回拍手喝采です。

ひょっとこ連

高円寺秋の阿波踊り

そして、連員150人を抱える高円寺でも最大の規模を誇る「ひょっとこ連」。徳島の有名連「うずき連」の姉妹連でもあります。

ひょっとこ連の特徴は、うずき連から受け継いだ女踊りの集団美。「360度どこから見ても美しい踊りを目指す」と言っていますが、それ本当!どこから見てもため息が出ます。

対して男踊りはとってもユーモラス。茶目っ気たっぷりの笑顔で観客にアピール。とっても親しみがわきます。

高円寺秋の阿波踊り

子供も上手。全員上手!

高円寺秋の阿波踊り

高張提灯を持つ連長。高さも重さもある高張は持っているだけでも大変。普通こんなに高張もって踊れないですから!阿波おどり愛を感じ、ますます好きな連になりました。

しのぶ連

続いて「しのぶ連」。阿波おどりは基本「タンタ、タンタ、タンタ、タンタ」の2拍子なのですが、こちらのように打楽器を強調した1拍子もあります。大きな鉦(カネ)と、リズムを取る大太鼓の膝が下がる様子に注目!このピンクの衣装をお祭りで見つけたら一緒に膝を下げてリズムに乗ってみてください。一緒に乗ってくれますよ!

粋輩(スイレン)

そして同じく鳴り物に特徴があり、独特の世界観を持つ「粋輩(スイレン)」。通常「連」と書きますが、こちらは「輩」。どこか西洋っぽい、ロックのテイストも感じられる響きで、元・現バンドマンや吹奏楽部出身者が多いというのもうなずけます。

和樂連

次に緑と赤の衣装が特徴的な鮮やかな和樂連。女踊りは和やかに、男踊りは激しく暴れます。

阿波おどりのスタンダードは「よしこの」という曲ですが、それ以外に各連趣向を凝らしたオリジナル曲を取り入れています。これは今年取り入れられた新曲!

東洲斎

そして阿波おどりでは珍しい琴も登場した「東洲斎」。名前の由来は浮世絵師「東洲斎写楽」。阿波徳島藩お抱えの能役者だったともいわれるところから来ています。結成10年でこのクオリティと勢い!いつも刺激を受けます。

天狗連

高円寺秋の阿波踊り

11月10日第3部の大トリは天狗連。レモンイエローの上品な衣装に身を包んだ優雅な女踊りに目がくらくらします。

ここの女踊りはもう別嬪さんぞろい。連員が多いのに、出てくる人出てくる人、全員美しい。そしてもちろん踊りが完璧。夏の暑さでもずっと涼しい顔で、汗一つかかない。もう女優です。

高円寺秋の阿波踊り

それに対して、豪快男踊りが脇を固めます。いい男いい女ぞろいで惚れ惚れします。

東京新のんき連

高円寺秋の阿波踊り

11月24日第1部の大トリは東京新のんき連。徳島のんき連の東京支部として誕生した連ですが、足腰の限界に挑むおどりなのに、いつも満面の笑顔で!私はこの連の大ファンなのです。何が「限界」なのかと言うと・・・

見て!女おどりは、普通に踊っているだけでもある意味拷問のような痛さで、祭りのたびにまめができたり、その豆がつぶれて血が出たり、爪が剥がれたりするのですが(エグくてごめんなさい!)、さらにここの女踊りは跳ねる!カカカカという軽快な音に合わせて、楽しそうに跳ねる!

男おどりも超キツイ!背丈が違うはずの踊り手さんが、高さをぴったり合わせ、さらにコサックダンスのような姿勢で踊りだす!男おどりは腰を低く低くするのが美学なのですが、この動きはどうやって鍛えたらああなるのか。しかも笑顔!

私は東京新のんきの踊りを見ていると、いつも涙が出るのです。

トリを飾った連が客席までお見送り

さあ、舞台も終わり、トリを飾った連が客席までお見送りしてくれます。

11月10日第3部は天狗連。

高円寺秋の阿波踊り

ああ、美しい。

高円寺秋の阿波踊り

もう、美しい。

11月24日第1部は東京新のんき連。

高円寺秋の阿波踊り

最後まで笑顔!

高円寺秋の阿波踊り

大好きな連が近くで見られて幸せ!

あ~、楽しかった!

阿波オタク炸裂でスミマセン!でもオタクになればなるほど楽しい阿波おどり。ぜひ、今度の夏は、徳島、高円寺、そしてお近くの阿波おどり会場へ。

演舞場で会いましょう!

NPO法人 東京高円寺阿波おどり振興協会ホームページ

あわせて読みたい