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阿波おどりの総踊りが中止?2018年版、徳島阿波おどりの日程や見所をまとめました!

更新日:2019/8/9 じゅり
阿波おどりの総踊りが中止?2018年版、徳島阿波おどりの日程や見所をまとめました!

毎年8月12日から15日まで開催される徳島市の「阿波おどり」。そのフィナーレをかざる「総踊り」は有名連の共演を贅沢に楽しむことができ、最高潮の盛り上がりを見せます。

さだまさし原作、松島菜々子主演の映画「眉山」でもクライマックスシーンとして取り上げられ話題となりました。

その「総踊り」についてこんな報道がされていたのをご存知ですか?

阿波踊りフィナーレ「総踊り」、徳島市が今夏中止の方針(朝日新聞デジタル)

今年のフィナーレは一体どうなってしまうのでしょうか?阿波踊りのルーツから飛び入り参加の方法まであわせてご紹介します!

日本三大盆踊りの一つ、徳島の阿波おどり

出典:阿波おどり実行委員会事務局ホームページ

秋田の「西馬音内(にしもない)の盆踊り」、岐阜の「郡上(ぐじょう)踊り」と並ぶ日本三大盆踊りの一つが徳島の「阿波踊り」です。起源については諸説ありますが、盆踊りをベースに様々な地方の踊りが取り入れられて発展したと言われており、400年以上の歴史を誇ります。

江戸時代には踊りが高じて一揆につながるおそれから徳島藩から何度も禁止令が出されたそうです。それだけ庶民を一致団結させるパワーを持っていたのですね。禁止されても踊りはひそかに受け継がれ、徳島の伝統芸能として根付いてきました。

「にわか連」で当日飛び入り参加も可能、踊らにゃそんそん!

阿波おどりは「」と呼ばれるチームごとに姿勢や足運びなど踊りのスタイルが異なっており、その違いを楽しむのが醍醐味。また、鳴り物のお囃子や勇壮な男踊りに艶やかな女踊りなど見所は多岐に渡り、間口は広いけれどそれ以上に奥行が底知れず深い…ということに気が付かされます。

奥深さにはまってしまったらもう踊るしかない!そんな方の為に準備されているのが当日飛び入り参加できる「にわか連」です。事前の申し込みは不要、服装も自由で、阿波おどりを知らなくても有名連の踊り子さんに教えてもらうことができるのです。8月12日から15日の開催期間中、18時30分と20時30分の2回実施されるので、参加したい方はこの時間に徳島市役所市民広場(徳島市幸町2丁目)か、元町おどり広場(徳島市元町2丁目)のどちらかに集合しましょう

さらにオリジナルハッピまで貸し出してもらえます。同じハッピを着ることで、一気に連帯感も高まりますね。ハッピの料金は、借りる時に3000円お支払いし、返す時に2500円が返金されるシステムとなっています(500円はクリーニング代だそうです)。

熟練の踊りを楽しむためのスポット

出典:徳島市ホームページ

見どころとしては、まず初めに8月11日にアスティとくしまにて行われる前夜祭。こちらは、各連の踊り子たちが合同で披露する豪華絢爛なステージになっており、11時、15時、19時からの1日3回開催されます。

街中でフランクに踊りを楽しむことができるのが、両国橋南おどり広場などをはじめとしたおどり広場おどりロード。特に演舞場と演舞場を結ぶおどりロードでは、踊り子さんの即興のパフォーマンスを見ることができるかもしれません!

踊りの全体を見渡しながら迫力満点で鑑賞できるのが有料演舞場です。こちらは「市役所前演舞場」「藍場浜演舞場」「紺屋長演舞場」「南内町演舞場」の全4箇所。

有料演舞場での踊りは12日~15日の期間中、18時~20時と20時半~22時半(一部・二部入替)の二部構成となっています。

アスティとくしま、有料演舞場のチケットはインターネットなどで事前に購入することができます。詳細は阿波おどり実行委員会のホームページをご参照ください。

総踊り中止でも、各演舞場では有名連の踊りが見られる予定

出典:徳島市ホームページ

冒頭でお伝えしたニュースは、この4つの演舞場のうち「南内町演舞場」にてクライマックスを締めくくる「総踊り」が中止になるというものです。

阿波おどりチケットセンターホームページにも

南内町演舞場において、昨年度まで行われていた振興協会16連揃っての総踊りの実施はありませんが、今年度は全ての有料演舞場において、午後10時以降に有名連が踊り込んでのフィナーレを行う予定です。

と記載されているので、総踊りは行われないものの、フィナーレは各演舞場ごとに有名連が踊り込む予定のようです。

例年、南内町演舞場に人気が偏ることから、他の会場にも観客を分散させることによって収益を上げることを目的としていることが背景にあると言われています。

「総踊り」は中止になってしまいましたが、当初懸念されていた阿波踊り自体が中止になるという最悪のケースは免れました。変わる事態の中でも、ハレの日に向けて研鑽を続ける踊り子さんたちの変わらない熱い思いを間近で体感したいですね!

※2018年7月に発生した豪雨による被害に遭われた地域の皆様に心よりお見舞い申し上げます。

この記事を書いた人
オマツリジャパン オフィシャルライター

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