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<綾川PROJECT>本場で作る讃岐うどんと餺飥(はくたく)体験

2022/1/20
2024/2/29
<綾川PROJECT>本場で作る讃岐うどんと餺飥(はくたく)体験

香川県綾川町の観光促進プロジェクト「綾川の粋を味わう、週末ワンダーランド」。

事前予約にて無料で一般参加できるものとしては、「夜のいちご園」「うどん体験講座」「フォトロゲイニング」の3つのイベントがありますが、今回はそのうどん体験講座である「うどんと餺飥(はくたく)」の会場にお邪魔しました。

綾川PRPJECT「うどんと餺飥(はくたく)」の会場である綾川町立滝宮公民館に到着すると、すでにスタッフさんたちは準備万端整い、楽しそうにポーズにも応えてくれました。

そして、今回うどん作りを教えてくださるのは、地元の綾川町さぬきうどん研究会の皆さんです。

今回の「うどんと餺飥(はくたく)」は、讃岐うどん発祥の地・綾川町で、本場の「うどん打ち体験」と、平安時代に伝わったといううどんの原型「餺飥(はくたく)」を作り、当時に近い味付けで楽しんでもらおうというもの。
参加者も揃い、さっそく体験講座が始まりました。

うどん打ち体験

その昔、滝宮出身で空海の甥にあたる智泉大徳が、唐から帰国した空海より麺の打ち方を伝授されたのが讃岐うどんの始まりと言われ、綾川町が讃岐うどんの発祥の地とされています。

そんな綾川町でうどんをこよなく愛する研究会の皆さんですから、自然と教え方にも熱が入ります。この日は9名の参加者だったのですが、ほぼマンツーマンで親切に小麦粉をふるいにかけるところから教えていました。

うどん作りの流れをざっと説明すると、まず、生地の材料を混ぜ合わせたのち、コシが出るようしっかりと足で踏みます。1~2時間寝かせたあと、さらにコシが出るよう内側に練り込むようにこねる饅頭作りへと続き、そして、麺棒で延ばした後に生地を切ってうどん麺のできあがり。

この一連の流れを今回はすべて体験いただきますが、要所要所でしっかり手本を見せながら教えてくれました。

麺を切る頃には、参加者の皆さんの手つきもそれらしくなっていましたよ。

完成したうどんはそのまま売ってもいいくらいの完成度!

せっかくなので、できあがったうどんを試食してみましょう。

正直なところ味はそれほど期待していなくて、作る体験そのものが楽しければいいよね~ なんて思っていたのですが、意外にもと言ったら失礼ですが本当にうどん屋さんレベルに美味しい!
参加者の皆さんにも何人か感想をお聞きしたのですが、口々に美味しいと笑顔でおっしゃっていました。

餺飥(はくたく)作り

 うどん作りの工程の中で生地を寝かせるのに1~2時間必要とのことで、その待ち時間を利用して、平安時代に空海が唐から日本に持ち帰ったとされるうどんの原型である餺飥(はくたく)作りも体験いたたきました。

と言ってもうどんに比べると作り方は簡単で、先ほどと同じようにまずは小麦粉40gに塩2gと水20ccを入れてこねる事からはじめます。

うどん生地をこねた後なので、心なしか手つきも慣れた感がありますね。
生地をしっかりこねたら円盤状に押し広げます。

そして、沸騰したお湯で10分ほど茹でたら出来上がり!

なんだかご家庭でも手軽にできそうな感じでしょう?
もろみと梅干、こしあんでいただきましたが、思ったよりコシがあって、確かにうどんの元祖という食感でした。

という事で綾川PROJECTのひとつ「うどんと餺飥(はくたく)」の様子をレポートしました。

 

うどん県民と言っても、多くの人は圧倒的に食べる専門だと思います。でも、いろんなお店のうどんを食べるうちに、自分でも麺から作ってみたいと思ったことはありませんか?
綾川町さぬきうどん研究会の皆さんが優しく楽しく教えてくれる「うどんと餺飥(はくたく)」は、地域交流もできて人肌を感じる素敵なイベントでした。

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