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山口県最大級の【馬関まつり】歴史と見どころまとめ!(2019年8/24日・25日開催)

更新日:2019/8/23
山口県最大級の【馬関まつり】歴史と見どころまとめ!(2019年8/24日・25日開催)

令和初の馬関まつりが2019年8月24日(土)、25日(日)に開催!よさこい大会に和太鼓、目玉の平家踊り・平家踊総踊り大会など、様々な楽しみ方ができる山口県最大級のお祭りです!

2019年も下関の市街地一帯を舞台に開催!子供から大人までみんなで楽しめるお祭りの魅力を解説します!(2019.08.20 編集部)

 

「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響あり」から始まる「平家物語」。鎌倉時代に書かれたといわれ、平家の栄枯盛衰の様子が描かれています。

お祭りには様々な歴史や成り立ちがありますが、「平家物語」の題材にもなった平家一門を供養するために踊られたという「平家踊り」を今に伝えるお祭りが、山口県にあります。

今回は、源氏と平家の最後の戦いである「壇ノ浦合戦」の舞台となった山口県下関市から、2018年8月25日、26日に開催される「馬関まつり」を紹介します。

馬関まつり開催告知ポスター

馬関まつりの開催概要! 2018年スケジュール・場所・成り立ち

開催日:2018年8月25日(土)、26日(日)
場所:下関駅前〜唐戸市場周辺

会場マップはこちら

 

下関は昔、「馬関」と呼ばれていた

下関市は、明治22年の市制施行当初、「赤間関市(あかまがせきし)」という名称でスタートしました。その後、明治35年に下関市に名前を変えています。

実は、市制が施行される以前から、この地方には呼び名はいくつかあり、「赤間関」「下関」「馬関」「関」などと呼ばれていました。いずれも“関”という字が付いており、この地方が海陸交通の拠点であったことを物語っています。

「馬関」というのは、下関の昔の呼称だったんですね。

 

馬関まつりの歴史

高度経済成長期が終焉を迎えた昭和の後期。戦後初の実質成長率マイナスを記録した昭和49年、下関青年会議所が街の活性化の為に「歌と踊りとみんなの夜市」を下関市体育館周辺で開催しました。

これが後に「馬関まつり」が誕生するきっかけになります。

回を重ねるごとに祭りは盛り上がりを見せてゆき、昭和52年に行われた第4回「歌と踊りとみんなの夜市」は、「市制88周年記念祝賀市民祭」として開催され、会場も現在と同じように、唐戸を中心に下関駅〜唐戸を結んで行われました。

翌年には、「市民総参加」「市民のふれあい」をコンセプトに開催されることとなり、市民公募により「馬関まつり」と命名され、ついに第1回馬関まつりが開催されました。
ここから新たな市民祭りとして、「馬関まつり」の歴史が始まりました。

現在では、40万人を超える人出で賑わう、山口県下最大のまつりへと成長しています。

見所その1 平家踊り・平家踊総踊り大会

馬関まつりの中枢を担うイベント、平家踊りについてご説明します。

1185年、権勢を誇った平家一門は、源氏に追われ、下関の壇之浦で短い栄華の夢を閉じます。
平家踊りは、この戦いで敗れた平家一者の供養の踊りに源を発したと言い伝えられています。これに加えて、港町という地域性から全国各地の踊りが融合されつつ、現在のスタイルになったといわれています。
軽快なリズムを刻む二上がりの三味線と、高低二種類の勇壮な太鼓と空樽(からだる)からなる囃子方(はやしがた)をバックに、七七調を基本とした口説き節の音頭がリードします。また、踊りは「糸繰り式」と言われ、手を胸より上で、交互に糸を繰るような動きを基本として踊る点が特徴です。

この平家踊りは、国内各地をはじめ、フランス、中国、ロシア、韓国、アメリカ、オーストラリアなど海外公演にも数多く出演し、注目を集めています。
馬関まつりのクライマックスでもある「平家踊総踊り」では、約4千人の踊り手が会場を埋め尽くし、見るだけでも太鼓のリズムの迫力を実感することができます。飛び入り参加も可能ですので、踊りたくなった方はぜひ参加してみてはいかがでしょうか?

開催日時:8月26日(日)19:00〜20:00

見所その2 朝鮮通信使行列再現

朝鮮通信使行列再現」は、馬関まつりのイベントの中でも特に盛り上がりを見せます。

民族衣装で着飾った大勢の人々が小気味よくドラや鐘を打ち鳴らしながら、伝統芸能の「農楽」や華やかな舞踊を披露。子供たちによる可愛らしい「こども通信使」も楽しめます。

朝鮮通信使とは、朝鮮王朝が日本に派遣した外交使節団で、両国間の外交課題の解消や将軍の代替わりを祝賀することが主な目的でした。「通信」とは「信義を通じる」という意味です。

当時の日本は、朝鮮王朝とのみ対等で正式な外交関係を結んでおり、朝鮮国王と徳川将軍は通信使によって国書を交換し、両国の友好関係を深めました。朝鮮通信使は室町時代から江戸時代にかけて17回来日しており、特に両国関係が安定した江戸時代には12回も来日しています。

また、日本の民衆は通信使がもたらす異文化にあこがれ、各地で活発な文化交流が行われたといいます。

現在の韓国・ソウルを出発し、海路で日本を目指した朝鮮通信使の一行が日本本土へ最初に寄港した場所が下関だったことから、2002年のサッカーW杯を機にこの馬関まつりで朝鮮通信使の行列を再現することとなりました。以来、民間における文化交流の機会として発展を続け、国際関係を築く上でも重要な役割を果たしています。

 


出展:馬関まつり公式サイト

馬関まつりでは、この朝鮮通信使の行列を忠実に再現し、観客を400年前の世界へ誘います。

開催日時:8月25日(土)15:15〜18:30

見所その3 下関から唐戸まで、いたるところでイベントづくし

そのほかにも、期間中は各所で様々なイベントが行われています。その一部を紹介します。


出展:馬関まつり公式サイト

唐戸ふれあい広場

漁港節演踊、和太鼓競演 など

愛の広場

バザーコーナー、障がい体験コーナー など

カモンンワーフ

よさこい大会、花火 など

JCパーク

書道パフォーマンス など

シーモールエキマチ広場

フラダンス、ヒップホップダンス、バンドステージ など

豊前田フード・ドリンク広場

地元ミュージシャンによる野外ライブ

イベントの開催会場をGoogleMapで見る

さすが山口県最大の祭りと言われるだけあって、町中のいたるところでイベントが開催されています。

平成最後の夏の思い出作りに、馬関まつりに是非お越しください!


出展:馬関まつり公式サイト

(参考)

馬関まつり公式サイト

山口県の旅行・観光情報おいでませ山口へ

下関楽しい旅のコンシェルジュたのしも!

下関平家踊保存会HP

 

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祭り開催情報

名称 しものせき第46回馬関まつり
開催場所 山口県下関市豊前田町
オーヴィジョン海峡ゆめ広場
開催日 2023年8月19日(土)、2023年8月20日(日)
12:00~21:30、日曜は~21:00
主催者 馬関まつり推進協議会
アクセス JR山陽本線下関駅から徒歩7分(海峡ゆめ広場)
関連サイト https://bakanmatsuri.com/
https://www.mapple.net/spot/35000897/
https://bakanmatsuri.com/greeting/
匠
この記事を書いた人
オマツリジャパン オフィシャルライター

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