千葉市花見川区の落合遺跡で発見された大賀ハス
現代の日本人は桜や梅などの花見を楽しんでいますが、古代人には蓮を鑑賞する習慣があったのではないかと伝えられます。千葉市花見川区の落合遺跡からハスの種子が掘り出されたことがあります。これを植えてみるとピンク色の大きな花を咲かせ、「大賀ハス」と名づけられました。かつての落合遺跡には東京大学旧緑地植物実験所が設けられましたが、例年7月中旬から下旬の時期に「大賀ハス観蓮会」が開催されます。2020年は新型コロナウイルスの感染拡大防止のためイベントは中止となりましたが、7月11日(土)から26日(日)までハス園の一般公開が行われました。
千葉県の天然記念物に指定される「検見川の大賀ハス」
落合遺跡は縄文時代の集落ではないかと推定されています。1981年には丸木舟や櫂に混じってハスの種子が出土しました。ハスの種子を植えると、古代からの長い眠りを覚まし元気に花を咲かせたのです。当時ここでハスの研究を行っていた大賀一郎博士に因んだ命名がなされました。今では「検見川の大賀ハス」として千葉県の天然記念物に指定されています。緑地植物実験所に沿って走る道は、大賀ハス通りと呼ばれています。「大賀ハスのふるさとの会」という組織も活動を行っています。
緑地植物実験所は通常一般公開されていませんが、「大賀ハス観蓮会」の開催日にはハス園に入ることができます。ハスは早朝に花を開き昼過ぎには閉じてしまうので、午前中に訪れる必要があります。
数メートル四方の花壇に100前後の品種が栽培される観蓮会場
観蓮会場には数メートル四方の花壇が100前後、5つのエリアに分かれて栽培されています。
順路に従って会場を歩けば、豊富な品種のハスを漏れなく鑑賞することができます。
全ての花壇に品種を紹介するボードが立っているので、一つ一つの花の名前を確認しながら観察をしていくことができます。
「大賀ハス観蓮会」で見られるハス12選
「大賀ハス観蓮会」では、運がよければ100種近くのハスの花に出会うことができますが、品種ごとに開花の時期が少し異なります。期間中の後半に開花するハスを中心に、12の品種をご紹介します。
「大賀ハス観蓮会」は千葉市花見川区の東京大学旧緑地植物実験所のハス園で、例年7月中旬から下旬の時期に開催されています。園内は縄文時代には落合遺跡のエリアと推定され、跡地から出土したハスの種子が元気に育ち、大きな花を咲かせました。研究者の名前に因んで命名された「大賀ハス」を中心に、100種類前後のハスの花を観賞することができます。