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一生に一度は行ってみたい!千葉県内のおススメ激渋レトロ旅館5選

2022/6/14
2022/6/15
一生に一度は行ってみたい!千葉県内のおススメ激渋レトロ旅館5選

\6月15日は千葉県民の日!/

ということで、今回は千葉に遊びに来たらぜひ宿泊してほしいレトロ旅館を、千葉県のディープな情報を掘り下げている情報サイト「Deepランド」管理人の明里さんにご紹介していただきます。記事の最後には、オマツリジャパンがおススメする千葉県のお祭りもご紹介しますよ。

千葉県の老舗旅館、行ってみませんか?

歴史ある老舗旅館、皆さんはどのようなイメージを持たれているでしょうか?「古い、怖そう、値段が高そう…」色々と負のイメージがあるかもしれません。

確かに、時代を積み重ねてきた分、一筋縄ではいかないのが老舗旅館の魅力だと思います。古いけれど大切に守られてきた美しさに思いを馳せてみてはいかがでしょうか。また、千葉県の老舗旅館は比較的安価な旅館が多く、気軽に宿泊できるのも嬉しいポイントです。

県内で国登録有形文化財に登録されている旅館は2軒。勝浦の「松の家」と大多喜の「大屋旅館」です。

その他、文化財に登録されている旅館以外にも、まだあまり知られていない老舗旅館がたくさんあります! 皆さんもぜひお気に入りの旅館を探してみてください。

1.松の家(勝浦市)

JR勝浦駅から徒歩10分ほど。日本三大朝市として知られる「勝浦朝市」のすぐ近くにある老舗旅館です。おススメポイントは「文化財の本館」と「新鮮な海鮮料理」!

旅館の建物は昭和初期に建造され、2003年に国登録有形文化財に登録されています。正面中央の玄関には立派な唐破風、青色の色ガラスがはめ込まれており、和モダンな雰囲気に引き込まれますね。

玄関先にはレトロな電話ボックスが健在! 松の家の電話番号は47番でした。昔は電話が設置されている店舗も少なく、旅館がいかに古くから栄えているか、歴史を感じますね。また、館内には老舗旅館ならではの貴重な展示が多数。合わせて楽しめます。

宿泊した部屋は本館2階! 窓からは勝浦の商店街が見渡せます。エアコン、冷蔵庫などが揃っており、不自由なく落ち着けるお部屋でした。

夕食は『地魚の刺身舟盛り』。勝浦漁港で獲れた新鮮なお刺身、あわび、魚の煮付けなど、二人前以上のボリュームがあり、大満足です。文化財の旅館でこんなにも美味しいご飯をたらふく頂けて、これ以上の幸せはない…と感じる夜でした。

しかも、舟盛りの二食付きで1万2千円ほど。文化財の建物とお食事のボリュームを考えたらお安いのではないでしょうか。簡単にインターネットで予約ができます。

かつて、いくつもの旅館が立ち並んでいた勝浦。その中で唯一残っている老舗旅館が松の家です。勝浦朝市と合わせて、勝浦の歴史を感じてみてはいかがでしょうか。

2.大屋旅館(大多喜町)

城下町大多喜を代表する老舗旅館。夷隅神社の鳥居隣に佇む木造二階建ての旅館建築の貫禄に目を奪われます。

大屋旅館のおススメポイントは「和洋折衷の雰囲気」と「地産地消のお料理」!

創業は江戸時代後期、建物は明治18年頃に改築されたものといわれており、国の登録有形文化財です。入り口の扉を開けると、目の前には吸い込まれるような広い帳場に圧倒されます。

明治24年には、房総の旅に出た正岡子規が大屋旅館に宿泊したそうです。約130年前、この帳場に正岡子規も腰を掛けていたのでしょうか。想像が膨らみます。

また、漫画家のつげ義春の作品の舞台としても知られ、今でもファンが絶えないのだとか。私もその一人でした。

和洋折衷を一番感じるのは浴室部分。後から増築した部分で、水色と白色で統一された可愛らしい空間が広がっています。

旅館の本館は純和風建築であるため、この洋風の浴室部分が一層際立ちます。タイル、水・湯の陶製ハンドル、照明、ひとつひとつが可愛いので目が離せません。

さらに、離れにある御手洗いが洋風仕上げ。浴室部分と同じ雰囲気のタイル張りです。

明治末期から普及した「厠下駄」も。厠下駄が現役で使用されている旅館は県内ではここでしか見たことがありません…男性の皆さんはぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか。

夕食は、地元の食材を使ったお食事。

大多喜の大きな筍、ゼンマイ、ピーナッツなど…季節によって変わるお食事も楽しみですね。

料金は1泊2食付き、10,800円。旅館周辺の商店街には文化財の建築が並んでおり、散策におススメです。

3.大新旅館(銚子市)

創業360年以上、千葉県内で最も古い旅館をご存知でしょうか? それは銚子の「大新旅館」です。

銚子駅から徒歩10分の利根川河口に位置し、現在の建物は戦後、昭和20年築の本館と別館、新館によって構成されています。

おススメポイントは「著名人に愛されてきた歴史」と「昭和レトロすぎる館内」!

伊藤博文・後藤新平・島崎藤村など…多くの旅人や文人・要人に愛されてきたというのが大新旅館の魅力。

「利根川が大海に流れ込むところを一目見たい」との願望で島崎藤村や竹久夢二なども大新旅館に宿泊!高松宮殿下、三笠宮殿下など皇族の方々にもご利用いただいているそうで、歴史が詰まった旅館に気軽に宿泊できるなんて夢のようです。

館内は昭和20年代のまま時が止まっています。数寄屋風の贅を凝らした本館、赤い絨毯が伸びる廊下、アクリル板の扉など随所にレトロが詰まっています。

大浴場は日帰り入浴も可能です。

併設しているサロン「大新にゅうさろん」は映画の撮影などにも使用されてきました。

銚子の海の幸を堪能できる夕食も合わせておススメです。

4.幸田旅館(館山市)

館山駅から徒歩3分。明治40年創業の老舗旅館が商店街の一角にあります。

おススメポイントは「洗練された古さ」と「2食付き6千円の安さ」!

外観は一見すると新しいビジネスホテルのようですが、増築しており、古き良き木造旅館の一部が現在も残っています。

玄関を進むと自然光がたっぷり入る中庭が印象的です。中庭を囲むガラス戸は今は製造していない貴重なガラス。隅々まで掃除されており、古さを感じさせません。

案内してくださった女将さんの「汚いと古いは違う。でも今は綺麗なものを好む人が多いから、こういう古い旅館が好まれない」という言葉が今でも忘れられません。古いけれど美しい。この木造旅館の美しさを多くの人に体験していただきたいです。

そして、幸田旅館に残る粋な客室は、かつて館山の花街が賑わっていた証です。牡丹の間には牡丹、桜の間には桜の木を贅沢に使用。客室ひとつひとつに職人さんの凝った造りが施されています。

しかも、幸田旅館の凄いところは、2食付き6千円。普段はビジネス利用の方が多いようですが、歴史やレトロ旅館が気になる方にとっても喜ばしい旅館であること間違いなし! 船の形をしたタイル張りの男性の浴室も必見です。

5.江澤館(鴨川市)

画家ゆかりの宿「江澤館」は、外房線「太海駅」から無料送迎車がお出迎え。名勝仁右衛門島の目の前、海の上にせせりだすように建つ大正2年創業の老舗旅館です。

おススメポイントは「部屋から見える絶景」と「画家のための宿」!

まず、まるで竜宮城のような華やかな外観に目を奪われます。本館の建物は、戦前の絵葉書と比べても全く同じ姿で現在も残っていて驚きます。木造4階建てで旅館として現役の旅館は県内には他にありません。文化財に匹敵する貴重な建築物です。

そして、渡り廊下を渡って昭和50年頃に建造された新館へ。客室からは外房の雄大な海を一望!海を眺めながら、伊勢海老やアワビ、新鮮な地魚を堪能する時間は至福のひとときでした。

また、元々は画家のためのアトリエとして創業したそうで、多くの画家に愛されてきました。安井曽太郎の代表作「外房風景」は本館4階から写生し、現在も画室が大切に保存されています。

潮騒の音に耳を澄ませて、天然の鴨川温泉で日常の疲れを癒してみてはいかがでしょうか。

これからの時期に行きたい千葉県の祭りは「幕張ビーチ花火フェスタ」

「幕張ビーチ花火フェスタ」は、千葉県の海浜幕張で毎年8月に行われている花火大会。国内最大級の23,000発の花火が自慢の、海浜幕張の夏の風物詩です。2年間の開催中止を経て、2022年は千葉市民限定で、20,000人を招待しての開催が決定しました。

 

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2022年は千葉市民限定での開催となりましたが、コロナが落ち着いたら、ぜひ夏の思い出を作りに行きたいですね。

花火大会への応募方法はこちらのページをご確認ください。

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