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御殿場市で秋に開催される「秩父宮記念公園もみじめぐり」
毎年暮れになると流行語大賞が発表されます。ラグビーのワールドカップが行われた2019年は、日本代表チームの活躍によって広まった「ワンチーム」が選ばれました。これをきっかけにラグビー人気が高まっています。明治時代に伝わったラグビーの振興に尽力されたのが、秩父宮雍仁親王です。東京都港区のラグビー専用球技場は、秩父宮ラグビー場と名づけられています。大正天皇の第2皇男子として誕生された秩父宮殿下は、日米の戦争中には静岡県の御殿場市で暮らされました。その跡地は、秩父宮記念公園として一般公開されています。園内には多種の草木が育ち、例年11月下旬から12月上旬には紅葉で彩られ、「秩父宮記念公園もみじめぐり」が開催されています。2021年には11月26日~28日の期間で行われました。
秩父宮記念公園に残る母屋や防空壕
秩父宮記念公園に、殿下は1941年~1952年の11年間暮らされました。公園の中央では茅葺屋根の母屋が記念館とともに公開されるばかりでなく、敷地内には戦時中に利用された防空壕も残っています。
紅葉に彩られる「もみじ園」の遊歩道や木道
母屋の南のエリアには「もみじ園」が設けられています。園内に整備された遊歩道の左右には、紅葉が隙間なく繋がります。
母屋の北のエリアに敷かれた木道は、紅葉のトンネルに変身します。
夜間にはライトアップが行われる「憩いの庭」の紅葉
母屋と入口の売店の間に広がる「憩いの庭」の周囲は紅葉で包まれ、「秩父宮記念公園もみじめぐり」の期間中には夜間のライトアップが行われます。
売店では期間限定のお土産が並べられるばかりでなく、食事処の「うぐいす亭」では期間限定メニューも登場します。
駐車場や最寄り駅から望む富士山
秩父宮記念公園は、JR御殿場線の御殿場駅から南東に2キロあまりです。広い駐車場も完備していますが、御殿場駅の乙女口からは無料の路線バスが運行されています。
静岡県御殿場市の秩父宮記念公園は、秩父宮殿下が1941年~1952年に暮らされた母屋を中心とする公園です。南エリアの「もみじ園」を中心に、例年11月下旬から12月上旬には紅葉で彩られ、「秩父宮記念公園もみじめぐり」が開催されています。