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クリスマスツリーはいつ飾る?しまい忘れると不吉?オーナメントに込められた意味とは

2021/12/14
2021/12/14
クリスマスツリーはいつ飾る?しまい忘れると不吉?オーナメントに込められた意味とは

いよいよ目前に迫ってきたクリスマス。すでに家の中にクリスマスツリーやオーナメント、外にはクリスマスリースやイルミネーションを飾り付けて準備しているよ、という方も多いかもしれませんね。

ところで、さまざまな種類があるクリスマスの飾りには、どのような決まりや由来があるのでしょうか。また、気になる飾り付けや片付けのタイミングや、ちょっとユニークなクリスマス飾りもご紹介します。

クリスマスツリーや飾りはいつ出す?いつ片付ける?

3月3日の桃の節句のとき、ひな人形をいつまでも出しっ放しでいると「お嫁に行くのが遅くなる」なんて言い伝えをよく聞きますが、ツリーもしまい忘れると不吉だったり、縁起が悪かったりするのでしょうか?

飾り付けるタイミング

キリスト教では、11月30日に一番近い日曜日から12月24日までを「待降節(アドベント)」といい、この期間にクリスマスの準備をします。「アドベントカレンダー」という、クリスマスまでカウントダウンをしながら1日1つずつ開けていく特別なカレンダーでその名をご存じの方もいるかもしれません。
ですので、クリスマスツリーや飾りを出す正式なタイミングは、待降節の始めの日といえるでしょう。街中にクリスマスムードが漂い出すのもその頃からですね。

また、日本発のクリスマスツリーは、1886年12月7日にスーパーマーケットの明治屋が飾ったといわれています。そのため12月7日は「クリスマスツリーの日」とされており、この日にクリスマスツリーを出すのもよいでしょう。

飾りを片付けるタイミング

キリスト教では、12月25日から1月5日までの「降誕節」にクリスマスを祝います。そして、イエス・キリストの誕生を知った三人の賢者が祝福に参上したといわれる「公現祭」の1月6日に、クリスマスツリーや飾りを片付けます。
そのため、クリスマスツリーを見ながら新年を迎えるのが、キリスト教文化の年末年始の過ごし方といえるでしょう。しかし日本の場合は、クリスマスが終わるとお正月の準備に入り、しめ縄飾りや門松を飾るためにすぐに片付ける家庭が多いようです。

お正月は、歳神さまという神様(一般的にはご先祖さま)をお迎えする大切な日で、しめ縄飾りや門松は歳神さまが家を間違わないための目印といわれています。また、しめ縄の内側は清らかな場所であり、歳神様をお迎えするのにふさわしい場所を表しているため、神様が安心して降りてきてくれるといわれているそうです。

飾るタイミングは一般的に12月28日がよく、29日は「苦立て(くたて)」といい、31日ぎりぎりは「一夜飾り」といわれ、避けたほうがよいとされています。門松やしめ縄飾りを飾る方は、12月26日にはクリスマスツリーや飾りを片付け、大掃除で家中をピカピカにして、28日に飾るというのがベストな流れのようです。

クリスマスツリーに飾るオーナメントの意味は?

見るのも楽しいクリスマスツリーのオーナメントですが、実は一つ一つに意味が込められているのだそうです。ここでは、その一部をご紹介します。

クリスマスツリーの先端にある「トップスター」。これは、イエス・キリストが誕生したことを知らせるために西の空に現れた「ベツレヘムの星」を表しているのだそうです。

ベル

キリスト教にとって、ベルは喜びの象徴とされます。イエス・キリストの生誕時は、高らかにベルを鳴らして皆に知らせたといわれています。

クリスマスボール・りんご

金や銀、赤などのボール形のオーナメントはりんごを表現しています。りんごは、アダムとイブが食べた知恵の木の実であり、「生きる喜び」や「豊かな実り」などの願いが込められているのだとか。

靴下

サンタクロースのモデルといわれる「聖ニコラス」が、貧しい子どもたちを助けるために窓からお金を投げ入れたところ、その金貨が暖炉に吊るされていた靴下に入りました。この逸話から、靴下がツリーにも飾られるようになったのだそうです。

クリスマスリース

リースの丸い形は、終わりのない永遠を表し、「神の永遠の愛と命」を象徴しています。

ちょっとユニークなクリスマスの飾り

ネット上には一般的なイメージにとらわれないクリスマスツリーや飾りが溢れています。特に和の素材で作られていたり和のアイテムをクリスマス仕様にしたものにオリジナリティと個性が光っています。

和の空間の装飾にぴったり!水引のクリスマスリース

日本の伝統工芸「水引」は、今やさまざまなハンドクラフトの素材として使われています。クリスマスリースも例外ではありません。和室によく合うため、クリスマスに和食ディナーを楽しみたい方にはぴったりですね。

伝統工芸品の「だるま」もサンタクロースバージョンに!

縁起物として人気のだるまにも、クリスマス仕様が登場!福島県郡山市の彦治民芸は、切手の絵柄にもなっている木彫りの「三春駒」や三春張り子でできた「腰高虎」などの有名郷土玩具の工房です。クリスマスシーズンには笑顔がかわいらしいサンタだるまが作られています。

まとめ

この記事では、クリスマスツリーやオーナメントを飾る・片付けるタイミングや、オーナメントに込められた意味、そしてちょっとユニークなクリスマス飾りをご紹介しました。
クリスマスは楽しいイベントであると同時に、キリスト誕生を祝う大切な祭事です。今年のクリスマスは飾りや準備に込められた意味に想いを馳せながら、楽しんでみてはいかがでしょう。

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