佐賀県基山町の「大興善寺」
佐賀県の最北東部にある基山町(きやまちょう)。近隣には鳥栖市や久留米市があり、また福岡市まで30分強で行ける立地から、近年ベッドタウンとして発展してきている町です。この基山町で、毎年4月から5月にかけて行われているお祭りがあります。「大興善寺つつじまつり」です!
つつじが迎え入れてくれる参道
お祭りが行われる大興善寺は、717年(養老元年)に行基が開いた天台宗の歴史あるお寺です。「つつじ寺」と言う別名を持ち、毎年つつじが咲く時期には、多くの参拝客で賑わいます。
この大興善寺の参道へとやってくると、お祭りに合わせて屋台が出ていました!
大興善寺まで約100m続く参道には屋台が点在し、境内に近づくにつれてつつじも見られるようになってきました。これは期待です!
参道の突き当たりに現れるのがこちら!大興善寺への入口の階段です!階段を彩るように、両脇に沿って咲くつつじが見事ですね!
127段ある階段を飾るつつじ。階段を登るのはなかなかハードですが、つつじに後押しされているような気がします。
階段を登り切りました!振り返ると美しいつつじと里の風景が広がります!
50000本のつつじが彩る
階段を登り終え山門をくぐると、青もみじが包んでくれる美しい境内が現れます。
シンボル的な、1624年(元和10年)に立てられた茅葺屋根の本堂。その右奥へと進むと、大興善寺つつじまつりの会場は目前です!
大興善寺の裏山にあたる契山。お祭りの会場は、その斜面に沿って広がる契園(ちぎりえん)です。こちらにはなんと50000本ものつつじが咲いているんだとか!契園内は散策路が広がっており、様々な顔を持つつつじが楽しめます!
標高の高いところに契園が広がっているのがわかるでしょうか?山々とつつじの競演が美しいです!
つつじの壁が出現!
契園を奥へと進んで行くと出現するのがこちら「一目一万本」です!まるでつつじの壁が出現したかのような、まさに一目つつじに囲まれた空間になります!
山の斜面に、ぎっしりと咲き誇りつつじの数々。
赤、ピンク、白とグラデーションを持って咲くつつじが美しい!
満開のつつじがこれだけ一遍に見られるのは圧巻ですね!
契園の下の方では、日本庭園のようになっている場所もありました。こちらにはつつじだけでなく、アジサイも登場。これからのシーズン、見ごろを迎えるので楽しみですね!
猿回しやうどん屋の出店も!
契園内を散策していると、どこからともなく威勢の良い口上が聞こえてきました。その声のする方へ行ってみると、着飾ったお猿さんが!お祭り期間中は、定期的に猿回しの公演があるとのことなので、ぜひチェックしてみてください!
またお祭り期間中限定で、うどん屋さんの出店もあります!九州で人気のうどんチェーン店「ウエスト」さんの店舗が出ていました!
こちらで提供されているのが、特別メニューの「大興善寺うどん」!山菜が入っていておいしそうですね!
アクセス
つつじ寺の別名にふさわしい、色とりどりの満開のつつじが楽しめる大興善寺つつじまつり。4月から5月の風物詩となっていますので、この時期にはぜひご注目ください!
■大興善寺へのアクセス
・お車の場合、福岡空港から九州自動車道経由で約30分。佐賀空港から約70分。
※参拝者用駐車場あり