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沖縄全島エイサーまつりをレポート!勇壮な太鼓と華麗な踊りに心は「チムドンドン」間違いなし

沖縄全島エイサーまつりをレポート!勇壮な太鼓と華麗な踊りに心は「チムドンドン」間違いなし

沖縄の言葉で胸の高鳴りを「チムドンドン」と言います。例えばエイサーを真近で見たとき、激しく打ち鳴らされる太鼓に、高らかに歌い上げられる沖縄民謡に、あなたもチムドンドンを体感できるでしょう。

今回は2018831日(金)~92日(日)にかけて行われた「沖縄全島エイサーまつり」の様子をレポート!コザの市街地で行われる「道じゅねー」、コザ運動公園陸上競技場での「沖縄市青年まつり」と合わせ、沖縄市の魅力もお届けします。

沖縄全島エイサーまつりとは?そもそもエイサーとは?

エイサーは1600年代初頭より沖縄に伝わる伝統芸能で、旧盆の時期に踊られます。沖縄県や奄美大島に伝わる風習ですが、最も盛んなのは沖縄全島エイサーまつりが行われる沖縄県中部です。

形は様々ありますが、主として踊られるのは「太鼓エイサー」と言われるもので、地方・地謡(じかた・じーうてー)による沖縄民謡やエイサー節に合わせて大太鼓、締太鼓が打ち鳴らされ、イキガモーイ(男手踊り)、イナグモーイ(女手踊り)が踊りを披露します。

太鼓のリズムも踊りもかなり複雑ですが、青年団の皆さんは一糸乱れぬエイサーを披露。三線や民謡の歌声も合わさって、沖縄独特の雰囲気をたっぷりと堪能できるはずです。

沖縄全島エイサーまつりは、米国占領下の1956年、沖縄市として合併する前のコザ市にて「コザ市・エイサーコンクール」として誕生しました。米国政府による「オフ・リミッツ(米軍関係者の民間地域への出入り禁止規則)」によって地元経済が大ダメージを受ける中、元気を取り戻すための大規模な催しとして開催されたのが初回の経緯です。

回を重ねるにつれ、各青年会は競争の中でエイサーに新たな要素を加え、現在のような「魅せるエイサー」が増えてきます。しかし、地域によって美的価値の異なるエイサーに優越の差をつけるには限界があり、第22回(1977年)より現在の沖縄全島エイサーまつりに形を変えて開催されるようになりました。

現在は旧盆明けの最初の週末に開催。期間中は約30万人もの人が訪れる、沖縄県でも最大のエイサーイベントとして人気を博しています。

沖縄全島エイサーまつり!道じゅねー、青年まつり、全島エイサーまつり、それぞれの見どころは?

エイサー自体は6月頃から行われますが、この沖縄全島エイサーまつりは言わば本番。初日には沖縄市の中心であるコザにおいて道路を使った「道じゅねー」が行われ、異国情緒溢れる大通りで勇壮なエイサーが行われます。2日目と3日目はコザ運動公園陸上競技場に場所を移し、大観衆の中でエイサーを披露。参加者みんなで踊るカチャーシーや打ち上げ花火と共に、沖縄の長い夏に終わりを告げる風物詩として親しまれています。

迫力満点!間近でエイサーを堪能できる「道じゅねー」

道じゅねーをご覧になられる際は、ぜひ遠慮せずに最前列を狙っていただきたいと思います。観客席すれすれまで使ってダイナミックにエイサーを披露するので、迫力は抜群です。

太鼓の「バン!」という打撃音とともに衝撃を感じ、イキガモーイ(男手踊り)の激しい踊りに合わせて汗が飛んでくるほど。振りおろされる締太鼓からはうちわで仰がれるような風が巻き起こります。

終盤には滝のような汗を流しながらエイサーを披露する青年会の皆さん、力強い表情から「チムドンドン」を感じられること間違いありません!

沖縄全島エイサーまつり開始直前

道じゅねー

沖縄全島エイサーまつり|道じゅねー

楽しみ方様々!沖縄市青年まつり・全島エイサーまつり

コザ運動公園陸上競技場で行われる中日の「沖縄市青年まつり」と本祭にあたる最終日の「全島エイサーまつり」は道じゅねーと違った楽しみ方ができます。

広大な敷地にはフード・ドリンクの屋台が所狭しと並び、同時開催の「オリオンビアフェスト」では屋外ライブも行われるなど、エイサーに合わせて様々な楽しみが用意されています。

それもあって二日目以降の観客は前列を確保してエイサーを楽しむ人、のんびり芝生席に腰掛けて遠巻きに眺める人、エイサーそっちのけでビールを楽しむ人など、楽しみ方も十人十色。

沖縄全島エイサーまつり_青年大会の会場

沖縄全島エイサーまつり_青年大会の会場

沖縄全島エイサーまつり_青年大会の会場

フードのバリエーションはともかく豊富。沖縄ならではのソーキそばステーキはもちろん、焼き鳥やお好み焼きなどの定番から、わたあめ、かき氷などのお子さんが喜ぶものまで何でもあります。

スタンドには有料の観客席も設けられており、購入すれば並びや場所取りで体力を消耗することもありません。中央部は屋根付きですので、直射日光や雨の心配もせず楽しめますね。

終盤には沖縄伝統の踊りである「カチャーシー」で会場は一つに!「幸せを持ち寄り、かき混ぜて分かち合おう」との願いを込め、演者も観客も一つになって踊りまくります。最後にはレーザーショー打上花火で締め!その一体感と壮大な演出は、参加者全員が「チムドンドン」を感じる瞬間です。

両日参加して気づいたこのお祭りの魅力

沖縄全島エイサーまつりにはたくさんの人が訪れますが、観客層とにかく多彩で、おじいもおばあも子供も外国人も、この地に関わる人々が心から楽しんでいる様子が見て取れます。

道じゅねーの際、4歳くらいの外国人の女の子は「コンニチハー!」「スゴーイ!」と知っている日本語で精一杯声援を送り、エイサー衣装に身を包んだ3歳くらいの男の子は青年会の踊りをほぼ完コピしていたのがとても印象的でした。地元の少年達も一生懸命スマホに動画を収め、足の悪いご年配の方もカートに乗りながら友人達とエイサーを楽しんでいました。

県外からの観光客も一日で沖縄らしさを満喫でき、観光資源としての価値も高いお祭りではありますが、この地に住まう多彩な人々が心から楽しんでいる雰囲気は、このお祭りだからこその魅力であるように筆者は感じ取りました。

沖縄全島エイサーまつりだけではない、沖縄市の魅力とは?

沖縄市は2007年に「エイサーのまち宣言」を行い、街の誇りであるエイサーを中心に据えたまちづくりを進めています。その一環として20183月にオープンした「エイサー会館」では一年中エイサーを体験することが可能。衣装の着付けはもちろん、映像に合わせて太鼓を叩いたり、VRでエイサーを仮想体験したりと、ここでしかできないことが盛りだくさんです。

エイサー会館

米軍の嘉手納基地に隣接しているだけあり、アメリカとミックスされた独自の文化もこの街ならではのもの。アメリカンフードのお店やタトゥースタジオ、服屋などに、米軍属の方と地元の方が混在し、夜にはクラブもオープンして異国情緒が溢れます。ここから発信されたアメリカ文化は沖縄全土に行き渡っていますが、日本初のショッピングセンターである「プラザハウスショッピングセンター」や沖縄初のタコス専門店「チャーリー多幸寿」など、オリジナルに最も近いものを楽しめるのもこの街の魅力です。

エイサーだけではなく、伝統、人、文化が入り混じる「チャンプルー」を感じられるのも沖縄市の大きな魅力。様々なものを受け入れるこの街の懐の深さに触れた瞬間、あなたの心もチムドンドンするかもしれませんね。

インフォメーション

名称 沖縄全島エイサーまつり
開催場所 沖縄県沖縄市
開催日 2018年8月31日(金)~2018年9月2日(日)
アクセス 那覇バスターミナルから琉球バス交通沖縄市行きほかで40分、園田下車、徒歩10分(コザ運動公園)
関連サイト http://www.zentoeisa.com/
https://www.mapple.net/spot/47001665/
written by
イケちゃん

イケちゃん

フジロックと阿波踊りが好きな2児の父親です

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