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円覚寺とは?御朱印に本尊が記される元寇の犠牲者を弔う鎌倉の禅寺

2021/9/10
2021/9/13
円覚寺とは?御朱印に本尊が記される元寇の犠牲者を弔う鎌倉の禅寺

数種類の御朱印を頂くことができる円覚寺

全国各地の神社や寺院では参詣の記念に御朱印を頂くことができます。朱印帳に訪れた神社や寺院の御朱印が並ぶと、貴重な思い出となり写真とは趣の異なる味わいが滲み出てくるものでしょう。神奈川県鎌倉市の臨済宗円覚寺派の大本山、円覚寺では数種類の御朱印を頂くことができます。紙面にご本尊の「宝冠釈迦如来」の文字が記されたものの他に、「南無地蔵尊」、「弁財天・宇賀神」と書かれたものもあります。

中央に「宝冠釈迦如来」の文字が記された円覚寺の御朱印

中央に「南無地蔵尊」の文字が記された円覚寺の御朱印

中央に「弁財天・宇賀神」の文字が記された円覚寺の御朱印

総門に接するように設けられる御朱印所

円覚寺では総門に接するように御朱印所が設けられています。窓口では御朱印の他に、オリジナルの御朱印帳、御朱印袋、種類豊富なお守りや、お札などが準備されています。

円覚寺の総門

総門に隣接する御朱印所

御朱印所の窓口

御朱印所に準備される御朱印帳

御朱印所に準備される御朱印袋

御朱印所に準備されるお守り

御朱印所に準備されるお守り

御朱印所に準備されるお札

御朱印所に準備される栞

元寇による犠牲者弔うため1282年に北条時宗が創建した円覚寺

円覚寺は鎌倉幕府第8代執権の北条時宗が、1282年に元寇による犠牲者を敵味方の区別なく平等に弔うために創建しました。JR横須賀線の北鎌倉駅から線路沿いに繋がる馬道が寺院に導いてくれます。

JR横須賀線北鎌倉駅と円覚寺を繋ぐ馬道

馬道から総門に向かう石階段

山門、仏殿、方丈が一直線に並ぶ禅寺

寺院の玄関の役割を担う総門を潜ると、山門、仏殿、方丈が一直線に並んでいます。山門は、空、無相、無願の三解脱を象徴すると言われており、楼上には十一面観音、十六羅漢像などが安置されています。仏殿は関東大震災後に1573年に書かれた仏殿指図に基づいて再建されたものです。方丈では各種の法要や、坐禅会、説教会などが行われ、建物に接する和庭園には静かで落ち着いた雰囲気が漂います。方丈から境内をさらに奥に進むと舎利殿が建立されています。源実朝が宋の能仁寺から請来したと伝わる佛牙舎利という釈迦の歯が祀られています。入母屋造り、杮葺きのバランスのとれた伽藍は、神奈川県で唯一の国宝建造物です。

円覚寺の境内マップ

山門

仏殿

方丈

方丈に接する和庭園

舎利殿

神奈川県鎌倉市の円覚寺では中央に「宝冠釈迦如来」、「南無地蔵尊」、「弁財天・宇賀神」などの文字が記された御朱印を頂くことができます。鎌倉幕府第8代執権の北条時宗が元寇による犠牲者を弔うために創建した臨済宗円覚寺派の大本山の境内には、山門、仏殿、法堂、方丈などの伽藍が一直線に並んでいます。

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