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【円如寺・萩まつり】房総半島で名水が潤す久留里城下に秋を告げる萩の花

更新日:2020/9/24 obaq
【円如寺・萩まつり】房総半島で名水が潤す久留里城下に秋を告げる萩の花

初秋に秋の訪れを告げる萩の花

年々厳しさを増す夏の酷暑が和らぎ、秋の訪れを目で感じさせてくれるのが萩の花でしょう。秋の七草の一つに数えられ、季節の移り変わりを実感させてくれます。しだれた枝に控えめに咲く花に派手さはありませんが、涼しくなった風に揺れる姿には和の情緒が漲ります。

夏の暑さが和らぐ初秋に季節の移り変わりを知らせる秋の七草の一つの萩の花

夏の暑さが和らぐ初秋に季節の移り変わりを知らせる秋の七草の一つの萩の花

2002年から例年9月下旬に開催される「円如寺・萩まつり」

初秋になると全国各地で「萩まつり」が開催されます。千葉県君津市では円如寺で、2002年から例年9月下旬に「萩まつり」が行われています。ところが2020年は、新型コロナウイルス感染拡大防止のためイベントやバザーは中止となりましたが、寺院の境内や周囲を萩の花が包み、秋の訪れを感じさせてくれます。9月22日にはほぼ見頃となっており、9月末までは初秋の彩りを楽しむことができるでしょう。

集落から円如寺に向かう坂道の左右に咲く萩の花

集落から円如寺に向かう坂道の左右に咲く萩の花

萩の花越しに堂々とした姿を見せる仁王門

円如寺は1395年に、君津市の久留里に真言宗の寺院として開創されました。現在では薬師如来、十一面観音、七福神をはじめ数々の仏神を祀り、様々な行事が行われています。「花の寺」としても知られ、桜、花菖蒲、大賀ハス、アジサイ、萩、彼岸花などが四季折々の彩りで染めます。

円如寺の本堂

円如寺の仁王門

円如寺の境内に向かう坂道の西側には、萩の畑となっており、何層にも重なる萩の花越しに仁王門が堂々とした姿を見せています。坂道から仁王門に繋がる小道では彼岸花が異なる彩りで出迎えてくれます。

萩の花越しに堂々とした姿を見せる仁王門

萩の花越しに堂々とした姿を見せる仁王門

仁王門の南側で何層にも重なる萩の花

仁王門の南側で何層にも重なる萩の花

仁王門に向かう小道で出迎える彼岸花

境内から見る仁王門

萩の花で埋め尽くされる境内

裏表ともに萩の花で包まれる仁王門を潜り、境内に入ると前後左右で萩の花が可憐な花を咲かせています。

境内を埋め尽くす萩の花

境内を埋め尽くす萩の花

境内を埋め尽くす萩の花

本堂や薬師堂、鐘楼をはじめ、上総の七福神も、すっかり秋色の化粧をまといます。

秋色の化粧をまとう本堂

秋色の化粧をまとう薬師堂

秋色の化粧をまとう本堂と薬師堂を繋ぐ渡り廊下

秋色の化粧をまとう鐘楼

秋色の化粧をまとう鐘楼

秋色の化粧をまとう上総の七福神

境内の東側には、萩の花と彼岸花が並んで咲くエリアもあります。

境内の東側で並んで咲く萩の花と彼岸花

境内の東側の彼岸花

萩の花越しに見る円如寺の姿は見事ですが、逆に仁王門から萩の花越しに見える久留里の集落も見逃せないものでしょう。萩の畑の西の端には夏の花の王様ヒマワリが咲き、季節の移り変わりを実感することができます。

仁王門から萩の花越し眺める久留里の集落

萩の畑の西の端に咲くヒマワリ

久留里の名水が地域の人々の生活を支える城下町

室町時代に円如寺が建立された君津市の久留里は、久留里城を中心に発展しました。城下町には清澄、三石山系の地層で濾過された地下水が湧き出る井戸を随所に見ることができます。久留里の名水は今でも地域の人々の生活を支えています。

久留里に点在する久留里の名水の井戸

JR久留里駅近くに建つ観光交流センター

観光交流センターの水汲み広場

久留里は、房総半島のほぼ中央に位置します。鉄道の幹線は通ってはいませんが、木更津からJR久留里線で約45分です。JR久留里線の車両の両側にはのどかな田園の光景が広がります。円如寺の萩ばかりではなく、道中にも季節感が漲ります。

JR久留里線の久留里駅のホーム

JR久留里線の車内

JR久留里線の久留里駅の駅舎

夏の暑さが和らぎ、待ち遠しい秋の訪れを感じさせてくれるのが、秋の七草の萩の花でしょう。房総半島のほぼ中央に位置する名水の町、君津市の久留里に室町時代に建立された円如寺では、例年9月下旬に「萩まつり」が開催されています。一面の萩の花越しに見る仁王門の姿が圧巻であるばかりでなく、寺院の境内を萩の花が埋め尽くします。

obaq
この記事を書いた人
オマツリジャパン オフィシャルライター
2010年より旅行系のフリーライターとして各種メディアで記事の執筆を行っております。「おまつり」には各々の地域の歴史や伝統、文化が凝縮しています。関東地方で開催されている「おまつり」を中心に、その魅力を紹介して参ります。

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