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フジロック2018で地獄の暴風雨!テントが次々に倒壊する現場では…体験レポート!

2018/7/29
2018/7/29
フジロック2018で地獄の暴風雨!テントが次々に倒壊する現場では…体験レポート!

今年2018年のフジロックと言えば最終日のボブ・ディランや圧巻のパフォーマンスを見せたケンドリック・ラマーに並び、台風の影響による暴風雨でテント組が悲惨な思いをしたことで話題となりました。

フジロックと言えば日本最大の音楽のお祭り。お祭り好きが集まるオマツリジャパンの社員である池ちゃんも実は毎年参加しており、なんとその暴風雨テント泊を現地で味わってしまい…。命からがら生き延びた池ちゃんから渾身のレポートが届きました!

雨が恒例のフジロックですが、ここまでの悪天候は2日目が中止となった第1回以来という声も多いようです。貴重な体験と教訓を得たことですので、当時の様子をレポートします!

7/28(土)18:00

開催直前まで台風12号の直撃が心配されましたが、ルートが西に逸れたことでここまでは穏やかな天候が続いていました。

しかし28日(土)の夕方、ホワイトステージにユニコーンが登場する直前、苗場の空から雨がポツポツとまぁ、フジロックに雨はつきものなので、よくあることだと思っていました。この時は

快晴のグリーンステージ。写真は初日のモンゴル800

7/28(土)19:00

フジロックのメインステージであるグリーンステージに世界的なDJスクリレックス」が登場!強くなった雨の中、ド派手な演出で巨大な会場は一面ダンスホールに!最後にはYOSHIKIがゲスト出演し、Xの名曲「ENDLESS RAIN」を披露。よりによって

7/28(土)21:00

この日のメインアクトであるラッパーの「ケンドリック・ラマー」が出演!いま世界で最も熱いアーティストである彼のパフォーマンスに、大雨の中2万人が熱狂!筆者はこの時「ケンドリックには雨がよく似合うなぁ」なんて思ってました。本当にごめんなさい。

開演前。グリーンステージを人が埋め尽くす。

7/28(土)23:00

この日のメインステージでのライブが全て終わり、キャンプサイトに続々と戻るフジロッカー。この辺りから風がかなり強く吹き始め、会場装飾の大きな旗などは撤去されはじめます。

7/29(日)0:00

フジロック会場近辺は風速56mの強風に見舞われ、さらに1時間あたり10mmの猛烈な雨が!この辺りから留守のテントが倒壊し始めますペグ打ちが甘かったものから次々にひっくり返り、持ち主の荷物が雨ざらしに

ちなみに私、この辺りで身の危険を感じ、同行者に「相談所で情報集めてきます!」と豪語し、ひとりでシャワーを浴びてました。最悪そのものですが、マジで気が動転してたんです。パニック映画で真っ先に餌食になるタイプですよね。

7/29(日)1:00

雨風ともに収まらず、テントに激しく打ち付ける雨と風の恐ろしさで全く眠れません。ゴォー!!と激しく風が吹くたびに周囲のテントからは「キャー!!」「ぐわぁー!!」の悲鳴が響き、まさに阿鼻叫喚。

当時のテント内の様子

7/29(日)4:00

依然テントは大暴走。4時間続く極度のストレスから「神さまごめんなさい」とか思い始めました。寝なくちゃ。明日のメインアクトはボブ・ディラン。風に吹かれて。いや、強すぎだから。

7/29(日)5:00

寒さと恐怖心からか、なんとお腹が痛くなってしまいました。外は依然として暴風雨ですが、今すぐトイレに行く必要があります。往復徒歩10分でズブ濡れ。行き帰りに周りを見渡すと倒壊したテントが次々に目に入ります。大惨事です。

7/29(日)7:00

一睡もできないまま朝を迎えました。周りのテントからも「寝れた?」「無理でしょ」などの声が聞こえますが、無事に朝を迎えることのできた安堵感がそれに勝ります。

その後も時折強い雨風見舞われながらも天候は徐々に回復。7/29(日)の夜には星空が広がり、柔らか風の中でボブ・ディランのステージが行われるという、なんともフジロックらしい奇跡のような展開に収まったのでした。

星空の下行われたボブディランのステージ。

なんとかテント倒壊を免れた筆者にとっても、この体験は自然の恐ろしさを知る上でとても良い教訓になりました。暗闇の中での暴風雨はトラウマそのものです。

今回の台風12号の影響で、数々のお祭りやイベントが中止となり、残念な思いをした方も多いと思いますが、参加者の安全を第一に考えた主催者の判断をぜひ尊重していただければと思います。

まだまだ続くレジャーにアウトドア、そしてお祭りのシーズンですが、悪天候の際は決して無理をせず、勇気をもって中止や延期などの判断をしてくださいね。

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