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2019年、平成最後の福男選びの様子は?西宮神社から現地レポート!

2019/1/10
2020/6/5
2019年、平成最後の福男選びの様子は?西宮神社から現地レポート!

平成最後の福男選びとなった西宮神社の開門神事が話題です。2019年は初めて筆者も初めて現地に赴き、前日のスタート位置決めの抽選から参加!残念ながらくじは外れて最後尾からの出走でしたが、福男を目指す人々の熱気に触れる貴重な体験ができました!

2019年の福男選びの結果は…

各メディアでも報じられていますが、まずは結果から!今年の一番福は広島県福山市の消防士「山本優希さん(22)」、二番福は兵庫県西宮市のお笑い芸人「伊丹祐貴さん(30)」、三番福は兵庫県加古川市の「玉暉活也さん(23)」でした!

見事な走りを見せ、西宮神社の本殿にて「福男!福男!」のコールを浴びるお三方の姿はテレビなどでご覧になった方も多いのではないでしょうか?

夜明け前の午前6時、「かいもーん」の掛け声で朱色の表大門が開くと、待ち構えていた男女が一斉に飛び出した。カーブのある約230メートルの石畳を全力疾走して拝殿へ。拝殿に飛び込んだ順に3人が神職に抱きかかえられ、一~三番福が決まると、周囲から「福男、福男」の声が沸き起こった。

神戸新聞:平成最後の福男選び 「一番福」は福山の消防士(2019/01/10)

山本さんは西日本豪雨の際、土砂崩れの現場で行方不明者を捜した。「当たり前と思っていた日常がどれだけ大切かわかった」と言う。今回、同僚に誘われて初参加し、スタート位置を決める抽選で最前列を引き当てた。「転びそうになったが、がむしゃらに走った。うれしい」と話した。

「二番福」は兵庫県西宮市のよしもとクリエイティブ・エージェンシー所属のお笑い芸人、伊丹祐貴(ゆうき)さん(30)。高校時代に陸上の1600メートルリレーで全国大会に出場。「M―1グランプリ」で昨年優勝した「霜降り明星」の粗品さんとは親友で「福男をとる」と宣言してきた。「笑いと福を届けられる芸人になりたい」と喜んだ。

「三番福」は同県加古川市の元信金職員、玉暉(たまき)活也さん(23)だった。現在、就職活動中で「昨年はついていなかったので、福を自分の手でつかみたかった」と話した。

朝日新聞:参拝一番乗りめざし境内ダッシュ、西宮神社で福男選び(2019/01/10)

現地は平成最後の福男を一目見ようという人々でごった返し、6時の開門10分前に到着した筆者はかなり遠くからしか目にすることができないほどの大盛況でした。

レースに参加できなくても楽しめる!当日の西宮神社の様子は…

テレビで報じられるのは福男選びの様子がほとんどですが、当日の西宮神社は夜明け前にも関わらず多くの人が訪れていました。

ほとんどが地元の方で、お子さん連れの親子も多数。開門神事当日に訪れた5000人には参拝証も配られ、早朝であることを忘れそうなほどの熱気です。境内ではたくさんの露店が朝からオープンしていました。

実際にこのお祭りに足を運ぶと、2018年の福男である佐藤玄主さんの言葉の通り、とても地元に根付いたお祭りであると実感することができるはずです。

2018年の福男、佐藤玄主さんインタビュー

佐藤さん自身も2019年の福男チャレンジャーたちに差し入れとコース攻略アドバイスのメモを配ったり、福男法被の試着などで盛り上げます!

西宮神社は前日の夜から福男を目指す人々の長蛇の列が…

ところでこの開門神事の福男選び、誰でも自由に参加できるわけではなく、前日の夜にスタート位置を決める抽選が行われます。

22時までに集まった1,500名は渡された参加者心得書に記入を行い、0時から行われる抽選で前方のAブロックの108名、その後ろのBブロックの150名が決定し、神事の説明を受けたりしながら開門を待ちます。

若い男性がメインですが、時折女性やおじさんの姿も。氷点下にもなる1月の夜にも関わらず、こんなにも多くの人が抽選に訪れます。

福男選びだけではない!地元で愛される「十日えびす」は賑やかで楽しい!

福男選びは西宮神社の「十日えびす」の神事の一貫です。このお祭りは「えべっさん」の相性でも親しまれ、特に関西圏では初詣と合わせて年始最大の行事として多くの人々に愛されています。

十日えびす 西宮神社

十日えびす 西宮神社

十日えびす 西宮神社

西宮神社はその代表的な神社の一つ。例年100万人以上が参拝に訪れ、商売繁盛を願います。数え切れないほどの露店が軒を連ね、地元の老若男女が屋台グルメに舌鼓をうったり、射的や輪投げに興じたり。2018年の福男である佐藤玄主さんが語った「ここ一帯に住む人にとって、心の原風景」という言葉を表す人々の姿が、そこには広がっていました。

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