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秘境にて舞う、宮崎県の冬神楽をご紹介。神楽の習わし、楽しみかた、2018年冬に注目の神楽の日程も。

秘境にて舞う、宮崎県の冬神楽をご紹介。神楽の習わし、楽しみかた、2018年冬に注目の神楽の日程も。

こんにちは。神楽大好き、どんぐり圭子です。よろしく~
今回は、九州山地のド真ん中、宮崎県の冬神楽を紹介するね。

南国宮崎といえども、12月が近づくと冷え込みが厳しくなるの。特に宮崎県の北部と西部の山間部で行われる冬神楽は、夜通し舞って、次の日の昼近くまで続くからね。一番冷える時が一番眠くなる時。そんな時の演目が一番面白いんだから、寝ちゃだめよ。かく言う私は、いつも睡魔に勝てなくて見逃すものだから、毎年通うことになるんだわー。

宮崎の神楽は、男が舞う

冬神楽の醍醐味はね、上気した頬と滴り落ちる汗とは対照的な真っ白い息を吐きながら、男が(ここは、男性ではなく「男」でなくっちゃ)体力の限界に挑む姿かな。若くないとできない心臓破りの舞い、そして、無駄な動きのないしっとりとしたベテランの舞い。そのどれもが、太鼓を打つ人の前に置かれたお茶に氷が張ることもあるくらい寒い中、屋外で行われるのよ。(一部室内のところも有りますが…)

宮崎の神楽は、男性が舞うことになってるの。6世紀に仏教が日本に入って来て神仏混合する過程で、修行僧や修験者が忌み嫌った「穢れ」が女性と結びいたのよね、失礼な話だわ。今でもそれが慣習となっているの。もっとも、「岩戸開き」という演目で天照大神(あまてらすおおみかみ)役になれば、女性も舞処に入れるの。

一般の見物客だって、縄で囲まれた舞いを行う結界された神聖な場所(地域によって神殿とか神庭などと呼ばれている)には入っちゃダメなのよ。

踊っている天照大神

立っているだけでいいのに踊っている天照大神。誰だあ~この人(金毘羅宮)

舞い処にある祭壇も見てね

今でも神社で正式にお参りするとき榊(さかき)を捧げるでしょ。神楽の日は、祭場をその榊で囲むの。その中に、どこの神楽でもヤマとかシバと呼ばれる外注連(そとじめ)があるから、一際高く飾られた柱を見てね。神様が天から降りてこられる時の目印なのよ。地域によって飾り方が違うから面白いよ。でも写真は、すでに終わった春神楽のものです。悪しからず…

潮嶽神楽潮嶽神楽

新田神楽新田神楽

奈古神社奈古神社神楽

初めは神事、そのあとは神様との宴会

神楽を舞っている人はね、舞いを神様に見せてるの。年に一度神様をお招きして、感謝をしながら村人と一緒に楽しむというのが神楽の基本だからね。でも、最初に神降ろしをするときは、厳格な儀式だから、2~3番の番付(演目)までは騒いだり飲食したらいけないの。そのあとは、飲み食いしながらワイワイ言って神楽を楽しむのよ。

神楽を見物する人は、舞いだけじゃなくその地域の人がどのように神様をおもてなしして、一緒に楽しんでいるかも見てね。ただし、舞いは神様に向かって行われているので、舞手は最初と最後は正座して神様にお辞儀するのよ。見物客にはお尻を向けることになるけど、気を悪くしないでね。
見物に行くときは、だいたい地元の焼酎2~3本もしくは3千~5千円くらいのご祝儀をもっていくのが習わしよ。だって、村のみんなで作った地元料理がふるまわれることが多いから。

並ぶ焼酎~古城神楽並ぶ焼酎~古城神楽

2018年冬、宮崎で行われる夜神楽をご紹介

さて、2018年の宮崎県の主な冬神楽を九州山地の北から順に紹介するね。★印が翌日まで続く夜神楽です。

高千穂町‐あまりにも有名になった高千穂神楽‐

ここに載せたのは、地元の神楽奉納がある地区名。神楽は、公民館や個人の住宅など、同じ地区内数カ所で行われています。
11月~12月
★押方(おしかた)地区
★岩戸(いわと)地区
★上野(かみの)地区
★下野(しもの)地区
★向山(むこうやま)地区
★三田井(みたい)地区
★河内(かわち)地区
★田原(たばる)地区
「高千穂神楽」は、観光客向けに毎晩行われる4つの演目だけを舞う神楽のこと。各地域に伝わる神楽は、ただの「夜神楽」と呼ばれ、それぞれ面や演目が異なっています。
詳しくはここを見て。
http://takachiho-kanko.info/data/news/image/pdf_1538620008_10.pdf

椎葉村‐平家の落ち武者が住んだ美しい秘境‐

11月
★栂尾(つがお)神楽
合戦原(かせばる)神楽
★小崎・川の口(こざき・かわのくち)神楽
★追手納(おてのう)神楽
12月
大河内(おおかわち)神楽
★嶽之枝尾(たけのえだお)神楽
★不土野(ふどの)神楽
★古枝尾(ふるえだお)神楽
★上椎葉(かみしいば)神楽
★尾前(おまえ)神楽
★大藪(おおやぶ)神楽
水越(みずごし)神楽
矢立(やたて)神楽
★利根川(とねがわ)神楽
★向山日当(むかいやまひあて)神楽
★夜狩内(よかりうち)神楽

詳しくは、ここを見て。
https://www.shiibakanko.jp/archives/post-9251

西米良村‐南北朝で逃れてきた菊池氏との絆を保つ誇り高き秘境‐

12月
「西米良神楽」が奉納される神社
★児原(こばる)稲荷神社
★狭上(さえ)稲荷神社
★米良(めら)神社
★村所(むらしょ)八幡神社

詳しくはここを見て。
http://www.vill.nishimera.lg.jp/village/a-00-villagelife/10002147

疲れたらここで一服~西米良村小川作小屋

西都市銀鏡‐儀式は五日間、妥協を許さない本格的伝統神楽‐

12月
★銀鏡(しろみ)神楽
宮崎で重要無形民俗文化財になった神楽第1号です。神様にイノシシの頭が供えられます。
銀鏡という素敵な名前は、日本神話にあやかっています。ニニギノミコトと結ばれた美女コノハナサクヤヒメの姉、イワナガヒメが自分を映した鏡を投げ飛ばし、この地に鏡が落ちたのです。ブスだったからって…?いやいや、そんなにはっきり言っちゃダメでしょ。

詳しくは、ここを見て。
http://www.saito-kanko.jp/sightseeing/shiromi-kagura

日之影町‐森林セラピーするならここ‐

11月~12月
深角(ふかすみ)神楽
岩戸(いわと)神楽
岩井川(いわいがわ)神楽
日之影町の各集落で上記3つの神楽のどれかが奉納されます。時間は短め。
詳しくは、ここを見て。
http://www.hinokage-kanko.jp/publics/index/12/

高原町‐天孫降臨はここか!?高千穂峰を抱く町‐

12月
★秡川(はらいがわ)神楽
★狭野(さの)神楽
ここでは、旧薩摩藩時代の名残から、「神楽」ではなく「神舞(かんめ)」と言われ、観光資源としてではなく平安時代から続く伝統行事として大切に伝承されています。

詳しくはここを見て。
http://www.takaharu-tourism.jp/takaharu/kanme/

丸に十文字、薩摩の紋章が見えます~狭野神楽丸に十文字、薩摩の紋章が見えます~狭野神楽

手の動きに修験の影響~狭野神楽手の動きに修験の影響~狭野神楽

山道の運転は気をつけて

見物に行くときの交通手段は、車以外には考えられないな~。電車?ありません。バス?昼間数時間に1本って感じかな。自家用車かレンタカーで行くことになると思うけど、山道だから気を付けてね。道が細いところがあって、くねくねしているよ。それにイノシシやシカなどが出てくるから、地元動物優先で道を譲ってあげてね。

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