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御朱印とは何?もらう、集める方法やマナーを丸ごと解説!

御朱印とは何?もらう、集める方法やマナーを丸ごと解説!

近年、神社やお寺に足を運んで御朱印を集めることが、メジャーな趣味として定着してきました。

かつて10代後半~30代前半の女性の間で流行が始まった際には、「御朱印ガール」という言葉が生まれるほどの大ブームとなりましたが、現在は年代・性別にかかわらず多くの人が日常的に御朱印集めを楽しむようになってきています。

「御朱印をもらいに行ったら自然豊かな寺社の空気に癒された」
「友達についていったら自分もハマってしまった」
「集めた御朱印を見返して思い出に浸るのが楽しい」
など、御朱印集めを始める理由は十人十色。

御朱印を授与する神社仏閣の数も増え、中には趣向を凝らした限定御朱印を授与するケースもあり、御朱印を集める人は年々増える傾向にあるようです。

そんな御朱印集めですが、どこで何と言えばもらえるのか、始めてはみたけれど細かなマナーが分からないなど、様々な疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、御朱印を集めるときに必要なことを丸ごとご紹介します!これから御朱印集めを趣味にしようと考えている方はもちろん、御朱印について改めて知りたいという方もぜひ参考にしてみてください。

1.御朱印とは何?発祥と歴史は?

神社やお寺でいただける御朱印は「参拝した証」として受け取るもので、いわば「神様とのご縁の記録」になります。

御朱印は、その寺社の印章が朱色で押され、寺社の名前やご祭神・ご本尊の名前、参拝日が墨で書かれているものが一般的です。
加えて最近では、色彩豊かなイラストやはんこが添えられていたり、その寺社のオリジナルキャラクターが登場したりと、個性あふれる御朱印も続々と増えています。

そんな御朱印の歴史は古く、一説には起源は奈良・平安時代にまでさかのぼるといわれています。当初は誰でも受け取れるというものではなく、写経を奉納した者へ、寺社が受け取った証として渡す書き付けであったとされています。

現代と同じように、必ずしも納経を必要とせず、参拝して御朱印代を納めればいただけるようになったのは、江戸時代中期以降といわれています。

当時は太平の世だったこともあり、特に伊勢神宮や西国三十三所などを中心に信仰を目的とした旅行が流行しました。その時に帳面を持参して寺社に参拝した証を記帳していただく、現代の御朱印集めの原点ともいえる行動が広く浸透していったようです。

お伊勢参りに来た旅人で賑わう宮川の渡しの様子

記帳する項目も、参拝者が分かりやすいように、寺社の朱印と参拝年月日や寺社名などの墨書きの組合せが定番になっていき、その記入様式が現代の御朱印に繋がっているといわれています。

2.御朱印集めに欠かせない御朱印帳

御朱印を集めに寺社を巡るときは、御朱印をいただき保存するための「御朱印帳」を欠かさず持参しましょう。


御朱印帳とは、その名の通り御朱印を書き入れてもらう、あるいは書き置きの御朱印(紙で授与される御朱印、御朱印符)を貼るための帳面で、御朱印帳以外のノートなどには記帳していただけない場合もあるため、御朱印集めには必須のアイテムです。

アコーディオンのような「蛇腹作り」や、普通の本のような「和綴じ式」が一般的で、神社仏閣のオリジナルものや、文具店やネットで市販されているポップなタイプなど、数多くのデザインがあります。
そのため、御朱印集めをしている方の中には、御朱印帳もコレクションしているという方もいるようです。

新品の御朱印帳は、表紙にすでに「御朱印帳」と書かれているものや、白いラベルが貼ってあるもの、何も貼っておらずラベルが付属しているものといったパターンがあります。

白いラベルが貼ってあるタイプ。ラベルの位置は表紙の左上が一般的です

ラベルが白いのは、各自で「表題」を自由に書き込めるようにしてあるからです。日蓮宗では御首題帳、四国八十八ケ所霊場巡りでは納経帳などと呼び名が異なるため、用途に合わせた表題を書きますが、一般的な御朱印集めに使う場合は「御朱印帳」と書き込めばよいでしょう。

人気がある御朱印帳の場合、他の人とカブってしまう可能性もあるため、寺社で受け取る際に取り違えないよう表紙の裏に名前や住所を書いたり、オリジナルのカバーをかけたりする方もいます。

なお、一般的な蛇腹式の御朱印帳の場合は両面が白紙になっていて、基本的には表裏の両面に御朱印を記帳、貼付できます。ただ、墨の裏写りが気になる方は、片面のみを使用している場合もあるようです。

3.御朱印をいただける場所・時間と御朱印代

ここからは、御朱印をいただける場所や時間など、基本的な事柄について解説していきます。

御朱印をいただける場所

神社の場合は、「授与所」や「社務所」でいただくのが一般的です。ほとんどはお守りや絵馬といった授与品を頒布している場所の近くにあります。
一方、お寺では、本堂の近くにある「納経所」や「寺務所」などでいただくことができます。

多くのお寺や神社で御朱印を授与していますが、すべての神社仏閣でいただけるわけではないため注意しましょう。

例えば、誰も常駐していない寺社や、浄土真宗の寺院などでは、御朱印は授与していないことが多いようです。
特に、京都の東本願寺、西本願寺や東京の築地本願寺といった浄土真宗のお寺では「足を運んだけれど受け取れなかった」といったケースが見受けられます。

実際に寺社へ足を運ぶ前に、御朱印の有無と授与場所をチェックするよう心がけましょう。

御朱印をいただける時間

御朱印の受付時間は寺社によって異なりますが、9時~16時や10時~17時としているところが多いようです。小さな寺社では12時~13時のお昼時は受付を休止していたり、夕方も早めに閉まることがあるため、なるべく避けた方が無難です。

また、受付時間が季節によって変動したり、毎週決まった曜日がお休みだったり、混雑時には並んで待っていても拝受できない場合もあるため、事前に受付曜日・時間と混雑状況もチェックしてから行くのがベストです。

毎週決まった曜日に、御朱印の授与がお休みの寺社もあります

御朱印集めが流行する一方で、受付時間外なのに無理を言って粘ったり、夜間にインターホンを鳴らしてお願いしたりといった迷惑行為も増えてきており、頭を抱える神職の方も多いそうです。

決して自分本位にならず、あくまでも「神様とのご縁の記録」という御朱印本来の意味を思い起こしましょう。そして、次にご縁がある機会を楽しみにするようにして、迷惑行為は絶対にやめましょう。

時間内であっても、日々のおつとめや祭祀、御祈祷など他の大切な業務の合間を縫って御朱印を授与してくださる場合が多々あります。

そのような事情を理解したうえで、何よりも神様や仏様に参拝してきたわけですから、大らかで清らかな心持ちで御朱印を拝受するようにしたいものですね。

御朱印代はいくら?

御朱印代は、神社の場合はよく「初穂料(はつほりょう)」と書かれています。これは昔、その年初めて収穫した稲穂=初穂を感謝のしるしとして神様にお供えしていたことから、現代では「神様にお供えするお金」という意味で使われています。

一方、お寺では「納経料(のうきょうりょう)」などと書かれています。これは元来、御朱印が写経を納めて拝受するものだったことの名残です(今でも、写経をすることで御朱印を授与する寺院もあります)。

いずれにしろ、御朱印の頒布場所で初穂料や納経料という言葉とともに金額が書いてあれば、それが御朱印代として納める金額になります。

一般的には300円が多いので、もし額の表示がない場合はほとんどが300円であると考えておけば大丈夫です。もし分からない場合は「いかほどお納めすればよろしいでしょうか?」とたずねてみましょう。

300円に次いで多いのは500円で、浅草神社など御朱印の人気が高い寺社でよく見られます。また、近年では御朱印帳2ページ分の大きい御朱印や、趣向を凝らしたオリジナルデザインの御朱印が増えたことで、600円~1000円といった高価な御朱印も見られるようになりました。

こうした御朱印を頒布している寺社では、御朱印の種類も豊富な場合が多いため、たいていは「御朱印〇番 〇〇円」といった形で提示されています。

最後に、数こそ多くはないものの、「金額はお気持ちで」と書いてあるケースがあります。一見混乱してしまいそうですが、その場合は一般的な相場である300~500円ほどを納めれば問題ありません。

4.御朱印の前に参拝を!神社と寺院の参拝方法

御朱印をいただく前に、絶対に忘れてはいけないのが「先に参拝すること」です。御朱印は参拝した証であるため、あくまでも参拝した後に拝受するのが基本中の基本です。

御朱印集めをスタンプラリーと同じように考え、御朱印を集めることのみに没頭することは、神様を冒涜するような行為になってしまいます。必ず崇敬の念をもって参拝に臨みましょう。
参拝方法は、神社とお寺で異なるため、それぞれの方法をご紹介します。

【神社の参拝方法】

1. 最初の鳥居の前で一礼する
鳥居が複数ある場合もあります。初めの鳥居をくぐる前に一礼しましょう。

2. 参道の中央は避けて歩く
参道の中央は神様の通り道と考えられています。歩く時は左右どちらかに寄って歩きましょう

3. 手水舎(ちょうずや、てみずしゃ)で身を清める
右手で柄杓を持って水を汲み、左手にかけて洗い、次に左手で柄杓を持って右手に水をかけて洗います。
続いて、柄杓を再度右手に持ち替え、左手を水受けにして口をすすぎます。
最後に、左手を洗ってから柄杓を立てるよう持ち、残った水で柄杓の握った部分を清めてから、柄杓を元の位置に戻します。

昨今では新型コロナウイルス感染防止の観点から、水を止めていたり、水をはって花を浮かべ花手水(はなちょうず)にしていたりと、手水舎としては使えなくしている神社もあります。

その場合は、持参したウェットティッシュやペットボトルの水で清めてもよいですし、無理にお清めをする必要はありません。

4. 拝殿で参拝する
身を清めたら拝殿に行って参拝します。
まずはお賽銭を入れ、鈴を鳴らします。そして二礼二拍手一礼で参拝します。
なお、細かい作法がある神社も多く、例えば出雲大社系統の神社は四拍手が基本です。神社ごとの作法を確認し、それにならってお参りしてください。

【寺院の参拝方法】

1. 山門前で合掌して一礼する
神社と違ってお寺には鳥居がありません。
その代わりに神様の通る門として山門が設けられているため、必ず合掌してから一礼しましょう。
山門を通る時は、男性は左足から、女性は右足から入るのが正しいマナーとされています。その際は敷居を踏まないように注意しましょう。

2. 手水舎で身を清める
手水舎の作法は神社と同じです。

3. 拝殿で参拝する
神社同様に身を清めてから参拝します。
お賽銭を入れて合掌したまま一礼します(お寺では拍手はしません)
お焼香がある場合は、右手の親指・人差指・中指の三本でお香をつまみ、左手を軽く添え額の前に掲げます。その後静かに香炉にお香を落とします。
宗派によって回数が異なるため、分からなければ一回でも問題ありません。最後に一礼します。

お焼香ではなくお線香がある場合、近くにあるロウソクなどで火をつけます。この時、息を吹きかけて火を消すのではなく、手であおいでそっと消すのがマナーです。

4.帰る時、山門でも一礼を忘れずに
最後に山門から出る時も合掌して一礼します。

5.授与所に行く前の準備とマナー

ここからは、御朱印をいただきに授与所へ行く前までに、準備しておいたほうがいいことと大切なマナーについてご紹介します。

マナーについては、各神社やお寺によって違った考えがあるため、それぞれの違いを柔軟に受け入れることも、御朱印集めを楽しむために重要なポイントといえるでしょう。

一方で、無自覚にマナー違反をしている場合も考えられるため、御朱印集めの前にはここで紹介する内容をぜひ参考にしてください。

必ず本人が拝受する

まず、御朱印はその寺社を参拝した本人がいただくことが大前提です。神社仏閣の中には、住んでいる場所から遠くてアクセスが難しい所もあるでしょう。しかし、どのような場合においても、人に頼んで御朱印を手に入れようとすることはマナー違反になります。

例えば「その人に会ったことはないけれど、会ったという証明だけは持っている」と言い換えると、その状況には違和感があることに気がつくでしょう。

御朱印はお土産でも、コレクションのためのアイテムでもありません。人気のある御朱印を授与している寺社では「御朱印は一人あたり一つまででお願いします」といった注意書きも見られます。

新型コロナウイルスの影響もあって、最近では御朱印の郵送対応も可能なケースが増えているため、柔軟な対応が可能な寺社であれば問題はありません。しかしそうでない場合は、必ず本人が現地に足を運びきちんと参拝したうえで受け取りましょう。

記念スタンプや御城印を一緒にしない

御朱印を集めるにあたっては、御朱印のみを記帳する専用の御朱印帳を1冊用意しましょう。御朱印は先ほども触れたように、神様とのご縁があった証です。そのため、記念スタンプやコレクションのように考えてはいけません。

確かに観光地の近くにある神社仏閣では、御朱印とは別に記念スタンプを用意している所もあります。そういった場合はスタンプ用の台紙も一緒に用意していることもあるので、御朱印帳ではなくそちらに押すようにしましょう。

また、浄土真宗の築地本願寺などでは、御朱印は頒布していないけれど記念スタンプが用意されている場合もあります。しかし、横着して同じ御朱印帳にスタンプを押すことはマナー違反です。

御朱印は参拝の証であり神聖なものですので、御朱印と記念スタンプが混在している御朱印帳では、記帳を断られたり、注意される寺社もあります

記念スタンプを押すために、専用のスタンプ帳や別のノートを用意して持参しておくのがベストです。また、御朱印を拝受するときに一緒にいただける「はさみ紙」をそのまま数枚はさんでおき、記念スタンプがあった場合はそちらに押して持ち帰り、別のノートに貼り付けている方もいるようです。

また最近、御朱印によく似た「御城印」というものが、全国のお城で用意され人気になっています。こちらも観光スタンプと同様にお土産や記念品として販売されているものですので、御朱印帳に一緒に貼るのはNGです。専用の「御城印帳」というものも出回っていますので、それらを活用して御朱印とは分けて保管しましょう。

左下が御城印。あくまで記念品ですので御朱印と一緒に貼らないようにしましょう

なお、神社と寺院の御朱印をどちらも1冊の御朱印帳に記帳していただくことは問題ありません。日本では「神仏習合」といって、日本古来の神様と仏教の仏様を一体のものとして、明治時代以前までは長らく信仰してきた歴史があるからです。

小銭を用意しておく

これも授与所や納経所に行く前にしておきたい準備とマナーです。

御朱印代を納めて拝受する御朱印には、「買い物をしている」イメージを持つ方も多いのではないでしょうか。
しかし、参拝でお賽銭を入れる時におつりを意識する方は恐らくいないでしょう。
それと同じように、御朱印をいただく時もなるべくおつりが出ないように小銭を用意しておくのがマナーです。

また、高額紙幣を特に朝に出してしまうと、おつりの用意がなくて寺社も自分もお互いに困ってしまうことが考えられます。

もし高額紙幣しか持っていない場合は、コンビニや自動販売機などであらかじめ崩しておくか、御朱印用の小銭入れを常に用意しておくとよいでしょう。

6.授与所での受付から受け取りまでの作法とマナー

いよいよ授与所の前にやってきました。もし誰も順番待ちをしていないようであれば、受付で「御朱印をいただけますか?」と声をかけて御朱印を記帳していただくことになります。
もし並んでいる方がいたら、最後尾に並んで待ちます。ここで最後の準備とマナーがあります。

あらかじめ御朱印を記帳するページを開いておく

御朱印をいただく時は、あらかじめ御朱印を書いてほしいページを開いて渡しましょう
また、御朱印帳のカバーにスナップボタンがついている場合、御朱印を書きにくい、もしくは印章を押しにくいため、書き損じの原因になることもあります。カバーは必ず外してから渡しましょう。

ある程度御朱印が集まってくると、ページを開くのが面倒に感じることもあるかもしれません。ですが、閉じたまま渡すと書き手の方もどこに書いてよいか分からず困ってしまいますし、上下を逆に記帳してしまうことも稀にあるようです。

混雑している時は特に、受付に手間取っていると周囲の人たちや寺社の御朱印の書き手の方にも迷惑をかけてしまい焦ってしまいますが、そのような時に備え、しおりなどを用意して挟んでおくとスマートに準備できます。

書き方のリクエストはしない

無事に御朱印帳を開いて渡し、御朱印代を納めて記帳をお願いする段階まできました。このときにもう一つ気を付けたいマナーがあります。

たとえ同じ寺社であっても、書く人によって印象の異なる御朱印ができあがります。そのため、あらかじめ調べてきたとしても、その御朱印と全く同じものを受け取れるとは限りません。

万が一自分のイメージした御朱印ではなくとも、ネットや本に掲載されている写真を提示して「こんな風に書いてもらっていいですか?」といった要求をするのは絶対にNGです。

繰り返しになりますが、御朱印は商品ではありません。あくまでも参拝した証明であるため、一つひとつの御朱印に違いがあることは至極当然のことです。

御朱印との出会いは一期一会であるため、もしイメージと違う御朱印であったとしても、自分だけのオリジナル御朱印とご縁があったとポジティブにとらえることが、御朱印集めを楽しむコツの一つでしょう。

御朱印を受け取るまで静かに待つ

テレビやネットニュースなどで参拝者のおしゃべりに関するマナー違反がたびたび取り上げられています。

人気の高い御朱印は受付時に番号の書かれた整理券を渡され、書き上がって番号が呼ばれるまで長時間待つこともしばしばです。その間、大きな声でおしゃべりをしていると、周囲はとても迷惑します。

また、目の前で御朱印が書き上がるのを待っている場合でも、大きな声でおしゃべりすると書き手の方の集中力を欠き、書き損じの原因にもなってしまいます。

御朱印の書き手の方は達筆で、その見事な筆さばきに思わず感動の声を上げたり、写真を撮りたくなったりすることもあると思います。

しかし、これらの行為もマナー違反になりますので、御朱印が授与されるまでの間は静かに待ち、写真撮影も控えましょう

もし、どうしても写真や動画を撮影したい場合は必ず一声かけ、何か聞きたいことがあっても、書き終わるまでは静かに待つのが礼儀です。

そして、御朱印が書き上がったら御朱印帳を両手で受け取り、「どうもありがとうございます」と感謝の気持ちを伝えることも忘れないようにしましょう。

7.御朱印帳を忘れた時の対処法

わざわざ足を運んだのに御朱印帳を忘れてしまった、御朱印帳を現地で用意しようと思っていたのに売り切れていた…ということはよくあります。そういった時には、授与所で御朱印帳を持っていないことを伝えることで、紙に書かれた「書き置き」の御朱印を受け取れます。

昨今のコロナ禍においては、感染防止の観点から御朱印帳の受け渡しを避け、元から書き置きの御朱印のみを頒布しているケースも多く見受けられるようになりました。

書き置きの御朱印を受け取った後は、手持ちの御朱印帳に糊で貼るのが一般的です。貼り付けた面が波打ってしまわないように、薄づきでもしっかり綺麗に貼れるスティックタイプの糊を活用すると、次のページや裏面にも影響が出ないためおすすめです。

また最近は、糊を使わず市販のクリアホルダーに保管したり、薄い透明フィルムをめくって台紙との間に挟むだけでよい「御朱印ホルダー」「御朱印アルバム」などもあり、書き置きの御朱印の新しい保管方法として人気になっています。

8.御朱印帳の保管場所

御朱印帳の保管場所は、なるべく神棚や仏壇の近くが望ましいでしょう。これらは直射日光が当たらず風通しのよい、家の中において最も環境が良い場所に設置されていることが多いためです。また、神様や仏様に近く、お供え物や他の授与品が保管されていたりするので御朱印帳を保管する場所としては最適といえます。

神棚や仏壇を置いていない家庭の場合は、本棚・クローゼット・押し入れなどのうち、綺麗に整頓され、なおかつ高い所に保管するのがおすすめです。

一方で、玄関のように人通りが多い場所や、キッチン・洗面所・トイレといった水回り、結露する窓際は、御朱印の劣化を招く要因が多く保管に向きませんので避けるようにしましょう。

9.御朱印集めを気持ちよく、ずっと楽しむためのポイント2つ

ここまで御朱印をもらう、集めるうえでの基礎知識と作法やマナーについて実際の流れにそってご紹介してきました。

最後に、御朱印集めを誰もが気持ちよく、ずっと長く楽しんでいけるようにするためのポイントについて触れたいと思います。

御朱印は転売も購入もNG

御朱印の転売が依然として問題になっています。残念なことに御朱印集めをする人の中には、一人で何枚ももらって転売したり、オークションに出品して高値で取引する人がいます。

実際に、転売者と他の御朱印集めをしている人が境内でトラブルになったり、信仰にかかわる御朱印が気安く収集されたことから、寺社が御朱印の頒布そのものを取りやめてしまうケースがあります。そのようなことが続いていくと、いつか御朱印集めはおろか御朱印そのものが消滅の危機をむかえてしまうかもしれません。

御朱印集めのマナー以前に、転売するのはもちろん、それを買うことも転売者を利することになり、どちらも神様や仏様を冒涜するような行為です。転売をしない、させない、購入しないことで、御朱印集めにかかわるすべての人が、今後もずっと長くこの魅力的な趣味を楽しめるようにしていきましょう。

その神社仏閣の歴史を知る

歴史を知ると聞くと、大変なことをしなければならないのではと不安に思う方もいるかもしれません。
しかし、無理して事細かく調べる必要はなく、公式サイトなどでその神社仏閣の由緒や、祀られている神様や仏様について調べておくだけで十分です。

神様や仏様について知ることで、実際にご挨拶に赴きたいという気持ちも強くなりますし、境内にあるお社や、そこに施された彫刻、説明書きなども興味深く見ることができて、御朱印集めが何倍も楽しく、長く楽しみたい趣味になっていくことでしょう。

寺社の由緒を知ると、建築の細部に込められた意味などが分かって楽しさが倍増します!

最近ではわかりやすくイラストや漫画で神話や仏教を解説してくれる本も多く出版されていますし、やさしく解説してくれるYouTubeチャンネルなどもあります。さらに詳しく歴史を知りたいという方はぜひチェックしてみてください。

10.まとめ

今回は御朱印集めの方法や、御朱印をいただく時の作法やマナーについて紹介しました。

実際に神社仏閣に足を運ぶ人が増えることで、現地が活性化したり、神様や仏様、日本の歴史などにも興味を持つ人が増えています。
正しいマナーに気を配ることができれば、御朱印集めをする人どうしもお互いに気持ちよく、寺社との関係もより良くなって、御朱印集めがさらに楽しいものになるはずです。

御朱印は参拝した証だということを踏まえて、神様や仏様とのご縁を感じながら、魅力的な御朱印集めの世界をめいっぱい楽しんでいきましょう。

オマツリジャパン編集部
この記事を書いた人
オマツリジャパン オフィシャルライター
オマツリジャパン編集部からは全国のおすすめのお祭りの情報を発信していきます

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