4月8日は「花まつり」。花まつりとは、お釈迦様の誕生日を祝う行事で、もともとの呼び名は「灌仏会(かんぶつえ)」といいます。日本各地、数多くの寺院で花まつりが行われています。
そして、花まつりにちなんだ御朱印を頒布しているお寺もたくさんあります。今回はその中から5つのお寺と御朱印を厳選してご紹介します。
目次
カラフルな花びらが舞ってお釈迦様をお祝い
東京都にある日蓮宗の寺院「一乗寺」は、谷中の「かどいち」の呼び名で親しまれているお寺です。こちらの御朱印は「御聖日~お釈迦様のお誕生日~」と題して、中心には優しい表情のお釈迦様が描かれています。
右手は天、左手は地を指差すポーズは、お釈迦様が生まれてすぐ7歩歩き「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)」と言ったとされる時のもの。爽やかな春の青空のような「花まつり」の文字と、カラフルな花びらのコントラストが素敵な御朱印です。
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ポーズを決める「シャカもん」がユニーク!
京都府にある浄土真宗大谷派の「大泉寺」は、法話マンガ「シャカもん」が人気の寺院です。御朱印にもその主人公であるシャカもんが、ユニークなデザインとともに多く登場します。
花まつりの御朱印では、右手が天、左手が地を指さすポーズが、まるでダンスフロアでポーズを決めるかのようなシーンになぞらえられています。「唯我独尊」の文字とDJスタイルのお地蔵様とも相まって、唯一無二の個性と楽しさに溢れた御朱印ですね。
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春らんまん!「四月八日は しあわせの日」
静岡県にある曹洞宗の寺院「林入寺」は、境内にある梅の花と葉を煎じて地域の人々に飲ませ、流行り病から救ったという民話「林幽寺の薬梅」で知られるお寺です。
こちらでいただける御朱印は、可愛らしいタッチで描かれた白象とお釈迦様を、たくさんの花々がぐるりと囲んでいるという春らしいデザインで、心が和みます。「四月八日は しあわせの日」という心温まる言葉も印象的で、見ているだけで幸せになれそうです。
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ほのぼのしたタッチが可愛らしい御朱印
北海道にある浄土真宗の寺院「大願寺」は、豊かな自然に囲まれたお寺で、ご本尊のすぐそばまで近づいて拝観することができます。
花まつりの法語印(御朱印)は、白い象に乗ったお釈迦様と花びらの可愛いハンコと、「縁を生きる」というお言葉を当日その場で直書きしていただけるのが魅力です。他にも4月限定で、文鳥といちご大福がちょこんと並んだ絵柄がカワイイ御朱印もあり、どちらをいただくか迷ってしまいそうですね。
春の法語印に新しい絵柄を追加しました🌸
4月限定の花まつり法語印といちご大福文鳥の法語印です❣️🔸法語印受付日🔸
4/3(日) ・4/26(火) 13:30〜15:00若院がハンコを押した書き置きに、当日その場で住職が筆字を書きます♪
詳しくはホームページをご覧ください👇https://t.co/MVuPWxGU6P pic.twitter.com/98d2kNQLLd
— 成就山大願寺 (@daiganji_onegai) March 27, 2022
美しく繊細な切り絵で花まつりを表現
宮城県登米市の「柳津虚空蔵尊」は、四季の自然が楽しめて、美しい花手水やくつろげるカフェも併設している癒しの寺院です。
こちらでいただける花まつりの御朱印は繊細な切り絵の見開き御朱印。片面では花御堂(はなみどう)とお釈迦様を背中に乗せた象のシルエットが丁寧に切り抜かれ、もう片面では「天上天下唯我独尊」の書き入れの周りをぐるりと花々の切り絵が華麗に縁取っています。限定200体のみ頒布の貴重な御朱印です。
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まとめ
お釈迦様の誕生日を祝う「花まつり」の御朱印を5つご紹介しました。どれもお祝いや喜びの気持ちがこもった春らしいデザインで、気持ちが明るくなる御朱印ばかりですね。
普段はあまりお寺にはご縁がないという方も、4月8日は境内に花御堂をしつらえてお釈迦様の像に甘茶をかけてお祝いしているお寺もけっこうありますので、参拝して御朱印もいただいてみてはいかがでしょうか?