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焚き火にボーン!男衆が次々と投げ込まれる「神戸(ごうど)地区どんど焼き」レポート

焚き火にボーン!男衆が次々と投げ込まれる「神戸(ごうど)地区どんど焼き」レポート

火祭りジャパ~ン!

1月15日は小正月。各地で行われる小正月の定番行事といえば「どんど焼き」です。呼び方は各地でいろいろありますが、正月飾りなどを焚き上げることで厄や邪気を払うという伝統的な火祭りです。

さて、今回足を運んだのは神奈川県伊勢原市・神戸(ごうど)地区のどんど焼き。数あるどんど焼きからなぜこちらを選んだかと言うと、お焚き上げの炎の中に青年会の男衆が次々と投げ込まれると聞いたからです。これは普通の祭りじゃない!見ずにはいられない!!

小田急線の伊勢原駅から歩いて行く

降り立ったのは18時。練り歩きが始まるのは19時予定。スタート地点の神戸公民館までは、国道沿いを早歩きしてだいたい30分くらい。

(国道246沿いを西方面に進む)

(ちなみに路線バスもあるのでご安心を)

 

この時気温は4℃。ダウン着ていても寒い!

(日比田交差点を右に曲がれば神戸公民館)

 

ところが、ここまで結構な明るさだった国道が比々田交差点につくなり真っ暗に。しかも周りにはお祭りの気配ゼロ。本当に今日行われるんだろうか…と少々不安になりながらも、ニュースリリースを信じてドキドキしながら進みます。

(先が見えません)

(えええ…)

(人がいた!!)

峠の宿、という風情で現れたのは神戸公民館。中では、ハッピを着た男衆が低めの宅を囲んで日本酒などを酌み交わしています。出発時間の19時はとっくに過ぎていますが、聞けば神戸の上(かみ)地区でやっているどんどが長引いているそう。わらわら集まってくるご近所の方や報道のみなさんたちに紛れて、しばし待機。

 

入口に鎮座するのは「御仮屋」

入口には、門松やしめ縄などのお飾りで組み上げられた大きな御仮屋(おかりや)がすでに完成していました。見上げるほどでかい。これが後ほど焚き上げられます。

(家のような形を竹で組んでいる)

 

毎年この神戸どんどに参加している、自称“横浜出身お祭り好き“のマダムに聞けば、この御仮屋は数年前まで、向こう側の竹が見えないほどお飾りやダルマが集まってきていたんだとか。「お飾りを飾らない若いご家庭が増えているし、ちゃんとしたお飾りの露天商も減っちゃってるからね」とのこと。盛りに盛られた御仮屋も見てみたいものです。

 

いざ炎の現場へ

時は19時50分。お酒が回って気合が入ってきたのか公民館の宴が賑々しくなってきました。肩を組んで歌を歌う姿に見学者もいそいそと移動の準備に入ります。ぞろぞろ公民館から出てきた青年会のハッピ軍団が御仮屋にビシッと一礼をするやいなや、御仮屋をわっせと担ぎ練り歩きがついにスタート!

(かついだ瞬間から御仮屋の立体感はゼロに)

 

焼き場の鈴川土手までは約10分。甚句を口にしながら住宅街の道の左右にあえてガンガンぶつかる様式で豪快に進みます。そのたびに松飾りやダルマ、お札やお飾りが御仮屋からバサバサ落ちます。

(住民はそれらをくまなく拾いながら、土手に到着)

(すでに大々的に焚かれている炎に男衆が…)

(わーっと駆けこみ御仮屋を投げ込んだ!!)

消防団全面協力!投げ込みが始まる

ここからが怒涛。「男衆集まれ!」の声がするや、ひとり目の投げ込みが早速始まりました。ここからはコマ撮りでお伝えしましょう。

(長靴、見えますか?振り子からの…)

(投入!)

(あああーーー!!!)

(暴れる男をむんずとつかんで)

(一気に引きずり出す!!)

 

これが次から次へと繰り返されます。厄払いとはいえなんという荒業!ちなみに消防団は炎の近くに必ずいて、引きずり出した男衆の足に燃え盛る松などが絡みついてきた場合には

すぐさま消火してくれるので安心です。

 

向こう側にいる観客をご覧ください。おしなべて笑っちゃってます。そう、炎が激しければ激しいほど、人が投げ込まれ煙にまかれればまかれるほど、祭り好きのテンションはだだ上がりするものなのです。それが火祭りの醍醐味なのです。私も「うぉぉー!」と何度叫んだことでしょう(小学生に紛れて)。

(全員が終わり、勝どきをあげる男衆。ギャラリーは最高潮の盛り上がり)

 

焚き火はやっぱり熱かった

焼き場は、広い畑と鈴川に挟まれた場所。だいたいのみなさんは畑側の高台から見物していましたが、川側に回ったら焚き火の熱と煙が近くて熱い熱い。ついぞ接した記憶のない豪快な火の塊が楽しめました。

 

さて、投げ込みが終わると団子を焼く時間です。

(ホイルできれいに包まれている団子。これが平成のスタイルなんですね)

(広い土地があってこその祭りだなぁ…)

 

真っ暗な夜空の下、メラメラ燃える焚火に集う地元の人々。バチッとはじける火花に「あっちい!」と逃げ回る男の子や「もう食べていい?」を何度もくりかえす女の子にほのぼの。子供が参加できるお祭りは、地域のつながりが色濃く感じられてやっぱりいいものですね。

伝統的な文化が体験できる神戸地区のどんど焼き。火祭り好きの方はぜひ来てみてくださいね!

 

『神戸(ごうど)地区のどんど焼き』

日程:2019年1月14日(月)

場所:神戸公民館(伊勢原市神戸526付近)および鈴川土手

最寄駅:小田急小田原線/伊勢原駅または鶴巻温泉駅

主催:神戸自治会

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