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いよいよ明日から 「見る踊りではなく参加する踊り」郡上おどり、3年振りに開催へ 運営委員会事務局にインタビュー

いよいよ明日から 「見る踊りではなく参加する踊り」郡上おどり、3年振りに開催へ 運営委員会事務局にインタビュー

画像提供:郡上八幡観光協会

岐阜県の夏の風物詩「郡上おどり」が3年振りに帰ってきます。

郡上おどりは、400年ほどの歴史があり、日本三大盆踊りの一つと数えられています。国の重要無形民俗文化財に指定されており、開催期間は7月9日から9月3日までの17夜。2022年は郡上おどり保存会が100周年を迎える節目の年でもあります。開催を直前に控えた郡上おどり運営委員会事務局にインタビューを行いました。

郡上おどりってどんなお祭り?-起源と1番の特徴-

400年続くと言われる郡上おどり、その起源を探りました。また郡上おどりは「参加する踊り」の祭であるとも言われます。「参加する踊り」たるゆえんについても伺いました。

ーー郡上おどりの起源について教えてください。

元々念仏踊りのようなものが娯楽性を持った形で全国的に流行し、郡上でもそれが発展してきました。一説によると、郡上藩藩主の遠藤慶隆が領民の融和を図るために推奨したそうです。踊りが江戸時代くらいから奨励、確立されてきたため、400年ほど続いています。

ーー郡上おどりの1番の特徴を教えてください。

郡上おどりは見る踊りではなく、参加する踊りと言われています。誰でも老若男女、国籍問わず、輪に入って一緒に踊れます。踊り自体も難しいものではありません。

ーー普段踊り慣れていない人でも大丈夫ですか?

初めは見様見真似で踊ることになりますが、同じ踊りが何回も続くため、踊りながら覚えられます。初心者の方でもとりあえず輪の中に入れば楽しめます。曲は10種類あるので、色々な踊りを体験できます。アップテンポなものやシンプルなものまで変化があることが特徴です。

提供:郡上八幡観光協会提供:郡上八幡観光協会

 

郡上おどり3年振り開催の経緯と反響

今年3年振りに開催される郡上おどり。中止となってしまった期間のコロナ禍での活動や今年開催を決定するまでの経緯、開催の詳細と感染症対策について伺いました。

ーー郡上おどりが3年振りに開催されることになった経緯について教えてください。

郡上おどりは、ここ2年間新型コロナ感染症の影響で開催を見合わせていました。昨年と一昨年は、郡上おどり保存会が踊っている様子をYouTubeなどを使ってライブ配信を行っていましたが、多くのファンから街の中で郡上おどりを踊りたいという声が寄せられていました。地元の方からも夏の風物詩である郡上おどりがないということは、街の活気としても寂しいし、経済的にも影響があるので開催を望む声が多く寄せられました。リアル開催を検討してきて、開催が決まったという経緯です。

ーー郡上おどりの開催を望む声が多かったと思いますが、開催が決まった時の反響を教えてください。

開催して嬉しいという声はたくさん寄せられています。

ーー縮小開催ということですが、具体的にどのような部分が縮小開催になるのか教えてください。

例年は、7月から9月の期間で全31夜に渡って行いますが、今年は17夜に縮小して開催します。またお盆に開催される徹夜踊りも例年より開催時間を縮小し、午後8時から翌午前1時の間で行います。

ー毎年31夜行われるということで、計どれくらいのお客さんが来場されますか?

年によって変動しますが、例年は、合計約30万人ほどが来場してくださいます。

ーーどのような感染症対策を行っていますか?

受付を設けて、検温、消毒、新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOAなど)を登録してもらいます。受付完了できたらパスを渡して入場できるようにします。踊るときはマスク着用していただき、かけ声も控えるように呼びかけます。参加者に安心安全に楽しんでいただくため入場制限を設ける予定でありますので、ご承知いただきたいとおもいます。

提供:郡上八幡観光協会提供:郡上八幡観光協会

開催にあたる意気込み

ーー郡上おどりを楽しみにされている方へメッセージをお願いします

まずは、コロナ対策をしっかり講じてい感染対策を感染対策を事前に確認をしていただいた上でお越しいただきたいです。多くのお客さんにお越しいただいた場合は入場制限を設けることもあるのでご承知いただきたい。3年振りの開催ということで、コロナ対策を施しながら郡上おどりを楽しんでいただきたいと思います。

郡上おどりニュース記事はこちらから

郡上おどりに関する公式情報はこちら(郡上八幡観光協会)

この記事を書いた人
オマツリジャパン オフィシャルライター
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