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原宿穏田神社 -美と縁結びの初詣-

2021/2/4
2021/2/4
原宿穏田神社 -美と縁結びの初詣-

2020年12月31日に紅白歌合戦が行われているNHKホールを見に行き、その足で年を越し、2021年1月1日、近くで開催されていた原宿穏田神社の初詣に参加してきました。新型コロナ禍、紅白歌合戦も無観客開催、年越しイベント中止、初詣の分散参拝の推奨と言った、初めてのことだらけの状況でしたが、そのような中行った、原宿穏田神社の初詣についてレポートしたいと思います。

原宿穏田神社の由緒について

原宿の住宅街にひっそりと鎮座している穏田神社。ファッション・アパレル・美容関係を中心に多くの店舗や企業が立ち並び、流行の発信地として世界中から多くの人々が集まる地域、この地で生活している人々を守っておりますが、どのような由緒があるのでしょうか。

穏田神社のご由緒によると、

「創建は定かではありませんが、穏田と呼ばれたこの地の産土神として古くより信仰されてきました。天正18年(1590)に徳川家康が関東の領主になると、翌年、家康に従っていた伊賀衆がこの穏田の地を賜りました。これは伊賀衆が本能寺の変の際に京都にいて命を狙われた家康を東国へと導いた『伊賀越え』などの武功によるものです。」

「昭和20年(1945)5月25日の東京大空襲の際には、神輿庫を除いてすべてが消失しました。しかし、氏子崇敬者の敬神の真心と献身的なご尽力により、小松公爵邸にあった邸内社や灯籠が払い下げられるなどして当社の施設は再建されました。」

と記されており、歴史的な神社であることに加え、戦火からの復興なども果たしてきた神社であることが伺えます。

初詣の御祭神について

文字通り初詣は、年が明けてから初めて神社やお寺に、一年の感謝を捧げたり、新年の無事と平安を祈願したりするために詣でる(参拝する)行事のことですが、現在のようなカタチに落ち着くまでには色々と歴史があったようです。

参考:初詣の由来について https://vasara-h.co.jp/tips/detail.html?id=231

2021原宿穏田神社 初詣の様子

原宿穏田神社は美と縁結びの神社ということで御祭神をチェックしてみましょう。「淤母陀琉神」(オモダルのかみ)と「阿夜訶志古泥神」(アヤカシコネのかみ)が御祭神。オモダルは「整った容貌」の意味、アヤカシコネは「畏れ多い女性」の意味とされ、男女の人体の完成、整った容貌への畏怖を表すため、美容や技芸上達、夫婦円満、万物創造の神として信仰されております。

また「櫛御食野神」(クシミケヌのかみ:別名を須佐之男命(スサノオ))もお祀りされており、出雲地方を荒らす八岐大蛇(ヤマタノオロチ)を退治し、大蛇に人身御供されるはずだった櫛名田比売(クシナダヒメ)と結婚したことから、縁結びの神として知られ、その強い力から疫病除けの神としても信仰されているそうです。

充実の初詣グッズと巫女さん

参拝を終えると巫女さんが、今年の干支の入ったお皿を無料で配付しておりました。
新型コロナ対策にマスクを着用し、深夜ですが美しい笑顔を忘れない姿勢が素晴らしいです。

こちらの巫女さん達は有料グッズの担当。沢山の御利益があるグッズを売っていくのは中々大変そうです。
いくつか気になった御利益グッズがあったので、見てみましょう。

新型コロナ対策と言えば「疫病退散切札」とのことで、これを家の玄関に飾っておけば、外出しようとするときも感染症対策をちゃんとしようと意識付けにもなります。

穏田神社の主力商品とも言える「美守」。

今年1番の初詣に参加して

東京では新型コロナの感染拡大が止まらず、年越しイベント等の中止や初詣を分散するよう促されていました。
山手線に乗り渋谷まで向かう電車で外の景色を眺めていると、電気も殆どついていない正にブラック東京という異世界が広がっていました。渋谷に到着してからは他のエリアよりは明るく、少し日常感はありましたが、年越しカウントダウンは中止で、念のため待機している警察官と百官店の装飾変更をする工事業者の方以外は殆どおらず、サイレント・トーキョー状態でした。

新型コロナ対策で実家に帰省することも難しく、またこのように都内が感染症対策で寂しい状況の中でも、地域に密着し、原宿穏田神社が初詣を開催してくれたお蔭で、東京で初の1月1日の年越し初詣を行うことが出来たことは、転禍為福といった状況で良かったと思います。更にこの後は、終電で神田明神の初詣にも参加出来ましたが、こちらのレポートは別の機会でお伝えします。2021年、皆様良い年になるようお祈り申し上げます。

参拝後は甘酒を頂戴しました。

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