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京都「東本願寺前 花灯路」オープンしたての市民緑地で4月29日までライトアップ開催中!

更新日:2023/4/5 佐々木 美佳
京都「東本願寺前 花灯路」オープンしたての市民緑地で4月29日までライトアップ開催中!

京都駅前すぐの東本願寺前で「花灯路」開催

2023年3月24日、花灯路が復活!
花灯路は長年、東山と嵐山で行われていましたが、コロナ禍で中止となっていました。今回の新しい会場は京都駅から徒歩圏内にある東本願寺前。気軽に立ち寄れるのが魅力です。花灯路の会場となる市民緑地のオープニングイベントのレポートや、期間中に東本願寺などで行われるイベントの紹介をお届けします。

東本願寺前市民緑地オープニングイベント

花灯路の初日には東本願寺前にできた京都市初の市民緑地「お東さん広場」のオープニングイベントが行われました。

園児たちの合唱、小学生による楽器演奏、中学生と高校生と吹奏楽による演奏が華々しく披露されました。

小学生についてはコロナ禍で管楽器の練習が出来ず、デジタル楽器や打楽器に変更し、週一回1時間の練習時間で精一杯だったそうです。そんな一生懸命に演奏する姿が心に響きました。

音楽以外にはダブルダッチという縄跳びを使ったダンスが披露されました。

お東さん広場でダブルダッチ体験。将来、プロダンサーになるかも?!

ジャンプや回転技などの大技が決まると、あちこちから歓声があがります。プロダンサーによる生の迫力は凄かったです。

また東本願寺では、親鸞聖人の誕生と、浄土真宗を開いた慶びを讃える「慶讃法要(きょうさんほうよう)」も同時に開催されています。

おひがしさん門前フェスタ「ENえん」

お東さん広場。写真右端の木の向こうが車道。

東本願寺の前は歩道、自転車専用通路、観光バスが停まるスペースに広場と車道まで、本当に広いスペースができました。

京の名産品展

おひがしさん門前フェスタ「ENえん」というイベントが行われており、日中は京都らしいお茶や漬物などのお土産物が販売されています。

親鸞聖人が得度の際に使用した剃刀展示

東本願寺の中には、親鸞聖人が得度の際に使った剃刀(かみそり)が展示されています。

また境内は東本願寺公式キャラクターが大きなバルーンになった遊具「こどものひろば」や休憩場所「憩いのひろば」が用意され、家族みんなでゆったりできる空間になっていました。普段は静かなお寺さんですが、いつもと違う楽しい雰囲気が楽しめます。

渉成園のライトアップ

2023年3月25日(土)~4月29日(土)まで、東本願寺の飛地境内地(とびちけいだいち)の庭園「渉成園(しょうせいえん)」でライトアップが開催されています。また4月9日(日)~14日(金)は、ライトダウンしてのイベント「月夜書屋」が実施される予定です。

渉成園では、ライトアップのオープニングイベントとしてダウン症の書家の金澤翔子さんによる揮毫が行われました。文字は「慶縁(きょうえん)」。東本願寺で行われる「慶讃法要」からの一文字と、ご縁の縁です。

金澤さんは本当はダンサーになりたかったそうで、大好きなマイケルジャクソンのスリラーも踊ってくれました。

現在は一人暮らしをしており、すでに8年にもなるそうです。生きる力を見せてくれたイベントでした。

以上、花灯路のレポートでした。

東本願寺では花灯路の期間中、日替わりでたくさんのイベントが予定されています。また日中はガイドツアーや、スタンプラリー、親鸞聖人のイラスト展示など、東本願寺の境内で楽しむこともできます。雨が降ってもゆったりと過ごせるのも魅力です。
夜間だけでなく、ぜひお寺にお参りしてみてください。

「東本願寺前 花灯路」や同時期に行われる渉成園でのイベントについて、詳しくはおひがしさん門前 未来プロジェクトのホームページなどでご確認ください。

この記事を書いた人
オマツリジャパン オフィシャルライター
毎日「京都散歩の旅」なカメラマン。
奈良・吉野アンバサダー。観光経済新聞、楽天トラベル等を執筆。聖地と舞が好き。民俗芸能や瀬織津姫研究中。
instagram @kyoto.photographer
https://earth-traveler.com/

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