横浜市18区で最も新しい都筑区
東京都には23の特別区が設置されていますが、神奈川県横浜市には18の区で構成されています。その中で最も新しい区は、横浜市の北部の丘陵地帯に広がる都筑区です。区内を走る鉄道は横浜市営地下鉄のみです。3号線ブルーラインの仲町台駅は、港北ニュータウンタウンセンター第2地区の東端に位置します。仲町台駅から南西約1.5キロの東方地区に東方天満宮が社殿を構えています。神社の境内には約250本の梅が植樹され、例年2月下旬には早春の彩りで包まれます。梅の見頃時期には「東方天満宮観梅会」が開催されるのですが、2021年は新型コロナウイルス感染防止のため中止となってしまいました。
「みどりと花の名所25選」に数えられる東方天満宮
東方天満宮の創建は不詳ですが、戦国時代から江戸時代に時代が移り変わる慶長年間に、東方地区に社殿が建造された記録が残されています。菅原道真をご祭神として祀っており、境内の四方を菅丞相が愛した梅が取り囲んでいます。東西南北に広がる梅林は梅の花で覆われ、都筑区内の「みどりと花の名所25選」に数えられています。
「東方天満宮観梅会」が開催されると、広々とした境内では梅酒や甘酒が振舞われる他、野点、おでんや焼きそばの模擬店、地元都筑野菜の露店が並びますが、2021年は中止となったため境内からパノラマ状に広がる季節の彩りを落ち着いた雰囲気で楽しむことができます。
紅梅と白梅がバランスよく装飾する境内南西エリアの手水舎や狛犬
東方天満宮の境内の南西には手水舎や狛犬が設置され、紅梅と白梅がバランスよく溶け合っています。
左右から梅の花が彩る石階段
境内と神社の正門となる鳥居を結ぶ石階段の左右も梅の花が覆っています。
神社の鳥居の西数十メートルのところに市営バスの「天満宮」停が設置され、横浜市営地下鉄の仲町台駅や、センター南にアクセスすることができます。
横浜市都筑区に社殿を構える東方天満宮の境内は四方を梅林が取り囲み、例年2月下旬には早春の彩りで包まれます。手水舎や狛犬が設置される境内の南西のエリアは、紅梅と白梅が絶妙のバランスで溶け合います。