例年4月上旬から5月上旬に開催される「東松山ぼたん園ぼたんパークフェスタ」
美しい女性の姿を「立てばシャクヤク、座ればぼたん、歩く姿は百合の花」と形容することがあります。3つの花の中でシャクヤクとぼたんは、いずれも透けるような彩りで柔らかな花弁が重なり合い、見分けるのは難しいかもしれません。ところが、シャクヤクは、地面からまっすぐ伸びた茎の先に花を咲かせるため、女性の立ち姿に見えます。一方ぼたんは、低木の幹に着けた新芽の上に花を咲かせる様子が座った姿に見えるようです。埼玉県のほぼ中央に位置する東松山市では、ぼたんを市の花としており、市の北部に東松山ぼたん園が設けられています。例年4月上旬から5月上旬には園内は様々な色彩のぼたんが花を咲かせ、「東松山ぼたん園ぼたんパークフェスタ」が開催されています。2021年は新型コロナウイルス感染防止のため、ステージイベントは中止となりましたが、4月10日~5月5日には、ぼたん苗の販売の他、軽トラ市、ぼたん育て方教室などが実施されました。
約150品種、約6500株のぼたんが植栽される東松山ぼたん園
東松山ぼたん園は、市の花のぼたんをPRするために1990年に開園されました。1998年には大幅な拡張が行われ、現在の敷地面積は約30,700平方メートルです。
東松山ぼたん園では、約150品種、約6500株のぼたんが植栽され、国内でも最大級の規模を誇っています。
ぼたん園に設置される展望台
ぼたん園の南端には展望台が設置されているので角度を変えて、ぼたんの花を楽しむことができます。北端には軽トラ市が姿を現し、地元で収穫された新鮮な野菜の販売が行われています。
東松山ぼたん園の敷地内には大型の遊具広場が設けられ、周囲の芝生にレジャーシートを敷いてお弁当を食べることができます。遊具広場の南の園路は、「東松山ぼたん園ぼたんパークフェスタ」の期間中には「園路でお絵描き」の会場となります。
東松山ぼたん園の名ぼたん12選
東松山ぼたん園では多品種のぼたんの花を観賞することができますが、その中から名ぼたんを12種ご紹介します。
東松山ぼたん園に公共交通機関を利用して訪れる場合には、東武東上線の東松山駅東口から市内循環バスの大谷コースに乗車して、「東松山ぼたん園南」停で下車するのが便利です。バス停からは道案内の看板に従って歩けば迷うことはないでしょう。
埼玉県東松山市はぼたんを市の花とし、市の北部には東松山ぼたん園が設けられています。園内には約150品種、約6500株のぼたんが植栽され、国内では最大級の規模です。例年4月上旬から5月上旬には色とりどりのぼたんの花で包まれ、「東松山ぼたん園ぼたんパークフェスタ」が開催されています。