「ねえマスター、あのさ~。
いや、無理だと思うよ。無理だろうけど一応聞くよ。
エリザベスのやつがね。3月で帰国しちゃうんだけど、『帰る前に、日本のひな祭りと花見が見たかった~』なんて言うんだよ。え、デート? い、いや、別にそこは勘違いしないでほしいんだけどね。
まだ2月だけど、無理を承知で聞くよ。
ひな祭りも花見も一挙に楽しむ方法なんてあるわけないよね?」
「え? あるの?」
どうも。奇祭ハンターのMacです。
というわけで、今回はお祭りマスター直伝、
デートにおすすめ時間がないYouのための「ひな祭りも花見も一挙に楽しむエクストリームひな花祭りコース」をご紹介。
※色々あってエリザベスは行けなくなったので
一人でレポートしてきました(お察しください)。
まずは「ひな祭り」から。
ここでは開成町の「瀬戸屋敷ひな祭り」(毎年2月中旬~3月初旬開催)を紹介します。
新宿から小田急線で開成駅下車。シャトルバスで会場へ。
会場は築300年の古民家「瀬戸屋敷」。江戸の情緒を感じさせますね。
地元の蔵から発見された300年前の「享保雛」ほか、婦人会手づくりによる「つるし雛」7000個以上を展示。
奥の土蔵では高さ2.4mの「大つるし雛」も展示。
すぐ隣には「古民家カフェ」も併設。
こちらではリサイクル着物や足利茶などが販売されていました。
え? ひな祭りはもう堪能したから、花見はどうしたって?
フフ。ここからが真骨頂。
この開成町の隣り町、松田町では「まつだ桜まつり」(2月中旬~3月中旬)が絶賛開催中なのであります。
(なるほど。マスターのやつ、考えたね)
この町にある松田山では、約360本の早咲きの河津桜と菜の花が、
一足早く春色に染まるのであります。
各駅停車で小田急線「新松田駅」へ。さらに歩いて「松田駅」へ。
どうやら、この松田駅から北上したところにある小高い丘、松田山(西平畑公園)に桜が咲き乱れているようです。
駅から丘の上まで向かう送迎バスも出ていますが……。
ぶらり旅を楽しむには、そう。「徒歩」の1択ですね。
実際、歩いて15~20分ほどです。
ほこらをぬけて、しばらく歩くともう山のふもとでした。
桜と菜の花のコラボ。
桜とすべり台のコラボ。
桜と夜景のコラボ。
うーむ。これはカメラ必携ですよね。
※偶然、写して写っていませんが……、桜まつりの時期はカップルもうじゃうじゃ多いので、心臓の弱い方の一人探訪はくれぐれも自己責任でお願いします。
寂しく傷ついた俺の心を癒してくれるのは、いつも「お前」。
そう、ご当地ラーメンですね。
今回は小田原系しょう油ラーメンで知られる「AQUA」さんを訪問。
あっさりとした中にもコクのあるしょう油系のスープに中太縮れ麺がガッツリ絡む逸品です。
チャーシューは厚め。
お土産には「足利牛カレー」もおすすめですよ!
「私もエクストリームひな花祭りしたくなった!」
「足利牛カレーが美味しそうだな。」
「一枚目の写真のひな人形の顔が怖いよ。」
という方はオマツリジャパンまで。