2018年から茨城県つくばみらい市で開催されている平沼花火大会。行政主導ではない為、自分たちの意思決定で開催できる個人協賛の花火大会です。今年で第4回を迎え、規模も少しずつ大きくなり、今後が楽しみな花火大会の紹介をします。
開催の切っ掛け
平沼花火大会は守谷市の飲食店3店舗が中心となって企画している完全手作りの花火大会となります。地元に花火大会がないので何とか開催できないかと考えたのが切っ掛けだそうです。
一笑一盃 – 守谷/居酒屋 (実行委員長)
そして花火については企画段階から一緒に動いていた茨城県下妻市に花火工場を持つ日本橋丸玉屋さんに全面協力を依頼しています。花火の打ち上げ場所についてもかなり悩んだそうですが、灯台下暗しだった様で自宅の周辺であれば問題なく開催できる事が分かりました。ロケーションも素晴らしく一面が見渡せるいい場所です。
開催費用について
市役所などの行政主導で行われる花火大会ではないので、参加者全員に花火費用として協賛金をお願いしています。今年は9月26日に行われましたが、開催日をお伝えするのは一口5,000円からの協賛をしてくれた人のみになり、この花火大会に価値を感じている人だけに参加してもらいます。
また現在はコロナ禍なので、これまでの様に無料で観覧する人を無制限に呼んでしまっては三密を避ける事も難しく、違法駐車やゴミのポイ捨て、警備費が嵩んだりと余計な問題も抱えてしまいます。このシステムであれば場所を変える事なく、人を限定しての募集が可能で、時流に合わせた花火大会ができます。
仕方ないとは言え、ほとんどが無観客のシークレット花火ばかりの中で、きちんと観客を呼んで開催できている事に花火ファンとしても嬉しくなりました。
会場の様子
現地に到着後は竹野大明神で受付を行い、参加者としてリストバンドを貰います。コロナ対策として、マスク着用、アルコール消毒、ソーシャルディスタンスは厳守です。なお、会場に駐車場は用意していないのでご注意ください。
会場では、平沼花火大会のTシャツ、ハンドタオルの応援グッズ、酒類の提供はしていませんが主催者3店舗による飲食物の屋台が出店されていました。もつ煮やカレー、から揚げなど普段、飲食店を経営しているだけあってどれも美味しそうです。
また花火の待ち時間にはLIVEも行われていました。久し振りのお祭りで今年はなかなか着る機会のなかった浴衣姿での来場者も多く、みんな花火を待ち望んでいた事を実感しました。
花火打ち上げ
まず最初に主催者の挨拶がありました。ちょっと緊張していた様に伺えましたが、この花火大会をみんなに喜んで貰いたい一心で準備してきた事を伝えてくれました。
そしてカウントダウンと共に、まずは福島県の赤城煙火店による花火が打ち上がりました。赤城煙火店の社員の一人が過去に日本橋丸玉屋で働いていた経歴があり、その時の御縁が切っ掛けで赤城煙火店の花火も少しだけど見て貰いたいと言う日本橋丸玉屋による心遣いにより、協力者として実現しました。
その後は、日本橋丸玉屋によるミュージックスターマイン。音楽に合わせて最大4号玉(開花直径約120m)が打ち上がります。昨年よりもボリュームアップした花火に会場も盛り上がりました。やはり歓声がある花火は素晴らしいです!
今年の花火大会も大成功に終わりましたが、やはりコロナ禍だけあって注意する点も多かった様に思います。来年は何とか通常の生活に戻り、盛大にお祭りが開催できる様に願っています。個人協賛、そして企業スポンサーも是非お待ちしています!
平沼花火大会 ホームページ
https://okayka0107.wixsite.com/hiranumafire