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イオンモール土浦に獅子頭が勢ぞろい?地域の獅子舞文化を身近に学ぶ!

更新日:2021/9/24 いなむ
イオンモール土浦に獅子頭が勢ぞろい?地域の獅子舞文化を身近に学ぶ!

コロナ禍で祭りの実施が難しい昨今、「祭りが見たい!せめて展示だけでも..」と思っている方も少なくないだろう。茨城県のイオンモール土浦では、2021年9月10~15日の日程で、地域の祭りの魅力を伝える展示「Comeback(カムバック)土浦の祭り」が行われた。期間中、会場では獅子頭15体などの展示が行われ、買い物に訪れた地元客を中心に賑わった。

注目すべきはこの展示が「イオンモール」で行われたということ。獅子頭の展示といえば、博物館や美術館で行われることが多く、ショッピングモールで行われるということは珍しい。しかし、生活と密着した場で展示を行うことにより、今まで祭りに興味を持っていなかった人でも買い物がてら展示を見て興味を持ってくれる可能性もある。これからの祭りの展示や発信について考える良い機会になるかもしれないと思い、早速イオンモール土浦に向かった。

展示会場のイオンモール土浦へ!

「イオンモール土浦」はJR常磐線の土浦駅から徒歩30分ほどのところにある。もちろん車でのアクセスも可能だし、土浦駅西口からはバスも出ている。バスは毎日7:30~22:30まで20~30分おきに出ており、電車で来た場合はバスを使うとアクセスしやすい。今回の展示はこのイオンモール土浦の専門店が並ぶ1階にある、「花火ひろば」という場所で行われた。その様子を早速振り返ってみよう。

家電店前に獅子頭!?圧巻の獅子たち

「花火ひろば」に到着するとまず出迎えてくれたのが15頭の獅子頭!まさに圧巻の光景である。茨城県土浦市の各所から集められた獅子頭が一堂に会し、その裏側までじっくりと覗くことができる。しかも、獅子頭の背後には家電専門店のノジマがあるという絶妙な組み合わせ!普段はなかなか見ることのできない光景である。

獅子頭15体にはそれぞれ個性があり、地域ごとに全く異なるデザインをしていて同じものがない。いくつかの写真から、現地の雰囲気をお伝えしたい。

獅子頭が勢ぞろい!

獅子頭を後ろから覗くと持ち手の作りなどがそれぞれ異なっている

口を紅白の紐で縛る形の獅子頭もある

耳がピン!と立っているものもあれば寝ているものもある

耳やそれと接触する頭の劣化を防ぐ布当てのデザインにも注目!

獅子頭の展示の印象は?

私が今回、土浦の獅子頭を拝見して感じたことは、まず獅子頭がとても大きく作られているということ。日本全国を見ても、なかなか舞う獅子でこれほど大きな獅子頭を持つところは少ない。ただ、比較的薄く軽い素材で作られているため、大きさと軽さを両立している印象を持った。また、茨城県土浦市立田町の獅子頭は展示品の中では唯一白い獅子頭だが、これは全国的にみても珍しい。全体的に獅子頭を見ているだけで街全体が活気にあふれている姿が想像でき、そこを練り歩いたり観客に見せたりするような迫力ある造形の獅子頭が多いようにも感じられた。

獅子頭を展示したきっかけとは?

今回の展示に携わられたお祭り団体「鍾馗会(しょうきかい)」の初代頭である富島重夫さんに、電話でお話を伺う事ができた。イオンモール土浦の企画担当・色川晃代さんとの話し合いで、祭りがコロナ禍で2年間中止になっていることもあり、お祭り気分を味わいたいという思いで今回の展示企画が決まったそうだ。また、邪気払いの願いを込めた獅子頭を展示することで、今後またお祭りを開催できますようにという想いもあったという。それから、知り合いづてで様々な町に声がけを行い、獅子頭などの出展をお願いして、今回の開催に至ったようだ。

山車や法被も!お祭り気分を味わう

ここまで獅子頭の展示をメインに紹介させていただいたが、獅子頭の他にも様々なお祭りの展示品があった。その一部をぜひ紹介させていただきたい。豪華な意匠からは、とても華やかなお祭りの雰囲気と賑わいが伝わってきた。

花火ひろば中央のお神輿!背後にはお祭り紹介のスクリーンも

山車の上に置かれている人形たち

お祭りの時に着用する色とりどりの法被

日常的に祭りを知れる場づくり

今回の展示は2021年9月10日~15日と短い期間ではあったが、イオンモールを訪れるたくさんの買い物客が足を止めて、展示に見入ったりカメラ片手に写真を撮っている姿がとても印象的だった。このように、日常的に出入りするショッピングセンターで、獅子舞を始めお祭りの展示をしていくのは、ぜひ今後も広がってほしい動きだと感じた。コロナ禍で祭りの本番だけでなく練習機会も減っている今、次の世代にどう祭りの文化を伝承しようか考えている地域の方々も多い。そのような中、日常的に獅子頭などの展示だけでも見られる機会があると、祭りに関心のある人ない人含めて、魅力を知るきっかけに繋がっていくだろう。

▼茨城県土浦市の獅子舞の演舞例はこちら。

(引用:Youtube動画「平成21年土浦祇園祭 各町の獅子・山車」2009年)

この記事を書いた人
オマツリジャパン オフィシャルライター
獅子舞マニアです。ライターやカメラマンをしています。趣味は、獅子舞の鼻を撮影することです。その他クレイジーな祭りにも潜入します。

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