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神明の花火で有名な市川三郷町をレポート!初開催の2018年「大晦日花火」と「玩具花火店はなびかん」の魅力をご紹介。

神明の花火で有名な市川三郷町をレポート!初開催の2018年「大晦日花火」と「玩具花火店はなびかん」の魅力をご紹介。

花火師が選ぶNo.1花火大会に選ばれた山梨県市川三郷町の神明の花火。江戸時代の三大花火大会にも数えられていた花火大会を復活させ、地元の花火業者である齊木煙火本店マルゴーの芸術花火が見られると評判の花火大会です。

ここ数年で8月7日の固定日開催にも関わらず、県内外から多くの人が集まる様になりました。しかし、有料チケットは早々に完売となり以前の様な市民が気軽に見に行ける花火大会ではなくなってしまっているのが現状です。

主催者である神明の花火倶楽部でもこの状況を考慮し、神明の花火30回記念を祝う目的も兼ねて、混雑していない会場や自宅のベランダからゆっくり眺めて貰おうと言う目的で開催されたそうです。初めての試みではありますが、今後も続くイベントになればと考えている様です。

観覧場所は夏と同じ場所になり、運営の人達が音響設備やかがり火の準備、甘酒の無料配布を行っていました。まだ明るい時間とは言え、真冬なので冷えた身体にはありがたいです。

一通り散策を終えたので、今回の取材目的の一つでもある玩具花火店「市川花火の里 はなびかん」に立ち寄ってきました。花火会場から道路を挟んですぐの場所にあります。

店主の立川さんは長年、神明の花火倶楽部に携わり、神明の花火とも関わりが深い人物です。二代目店主として国内でも数少ない玩具花火専門店を経営しています。最近では全国各地から多くの花火好きが集まるお店に変わってきている様です。

店内に入ると300種類以上の花火が並んでいます。特に高品質な国産の花火が充実しており、スーパーやコンビニでは滅多に扱っていない商品ばかりです。しかもバラ売りなので自分がほしい数だけ購入することができ、花火に詳しくなくても特徴やおすすめなど予算に合わせて色々とアドバイスをくれます。

他にも和紙の産地を生かした国産線香花火「市川神明牡丹」など、ここ数年の営業努力によりメディアにも取り上げられ御活躍されている様です。国産の線香花火は価格も高いですが、火花も大きく、ポトッと落ちにくいので最後まで楽しめるのが特徴です。一度、機会があればやってみてください。贈り物にも最適です!

取材協力 立川 靖 様、照美 様

市川花火の里「はなびかん」
山梨県西八代郡市川三郷町高田534
TEL. 055-272-8100 FAX. 055-272-8102

打ち上げ開始時間も迫ってきたので観覧会場に戻ると第1回目とあって地元の人は少ないのですが、県外からの花火好きはいっぱい集まっていました。神明の花火を愛し過ぎて公式で販売しているポロシャツを着た人物も…w

17:30から20分間の打ち上げ。当然ながら夏の様な予算はないので大晦日の開催に合わせて内容は除夜の鐘と同じく108発の打ち上げになります。向かって左側は齊木煙火本店、右側はマルゴーと交互に打ち上げます。

最大5号玉とは言えハイクオリティーな花火の数々で最初は3号玉の小さい花火から次第に大きな花火になっていきます。見る人が見れば分かる両煙火店の代表的な花火玉も綺麗に打ち上がりました。

ラストは錦冠菊のスターマインでフィナーレ。一年間の節目に短時間ながらも神明の花火を感じる事ができました。来年の8月7日が待ち遠しいです!

今回のまとめ

正直な話、神明の花火は既にキャパオーバーになっています。テレビなどのメディアで紹介されると見に行きたくなるのは人の性ではありますが、やはり地元の人あっての花火大会である事を再認識しました。

秋田県の大曲、新潟県の長岡など花火で有名な街は夏以外にも花火大会を開催し、そちらにも足を運んで貰おうと試行錯誤している状態です。

もしかしたら市川三郷町も神明の花火とは別に開催日を設ける段階になってきたのかもしれません。花火の街としてもっと街全体が活性化するといいなと以前から考えていたので、今回の企画はその第一歩になった気がします。

written by
蛭田 眞志

蛭田 眞志

花火専門カメラマンです。
日本の良質な花火文化の記録・拡散を理念にメディアなどでも活動中。
個人のWEBサイトでは「花火の心得」を運営してます!

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