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渓谷が神秘的にライトアップ!「赤目渓谷 幽玄の竹あかり」は1月末まで

更新日:2023/1/6 やた 香歩里
渓谷が神秘的にライトアップ!「赤目渓谷 幽玄の竹あかり」は1月末まで

三重県の景勝地の1つ「赤目四十八滝(あかめしじゅうはちたき)」では、秋冬にライトアップイベント「赤目渓谷 幽玄の竹あかり」が開催されています。

ひんやりと澄んだ空気の中、渓谷に2000本あまりの竹あかりが輝き、その眺めはまさに「幽玄」。こちらのイベント、2023年1月29日(日)までと残り期間はわずか。とても美しく貴重な景観なので、ぜひご覧になってみてください。

渓谷美と伝説の地「赤目四十八滝」

赤目四十八滝は、三重県名張市にある美しい渓谷です。修験者の修行の地であったといわれ、役小角(えんのおづぬ)伝説も残る、山岳信仰の聖地でもあります。

赤目四十八滝

「赤目」という地名にはこんな伝説があります。飛鳥時代の呪術者である役小角(修験道の開祖)がここで修行をしていたところ、牛に乗った不動明王が現れたというのです。その牛の目が赤かったことが、「赤目」の由来となったのだとか。

渓谷には伝説を記した看板と、赤い目の牛の像があります。

赤目四十八滝

伝説もさることながら、飛鳥時代にさかのぼるというその歴史にも驚きますね。

ここにはその名のとおり、大小たくさんの滝があります。滝の形状は、大きく落水するものから、岩肌を滑るように落ちるものまでさまざま。渓谷内は整備され、比較的歩きやすいハイキングコースになっています。

赤目四十八滝

そんな渓谷美と伝説の地を竹あかりで照らすイベントが、今回ご紹介する「幽玄の竹あかり」です。

約2000本の竹あかりが渓谷を照らす

赤目滝バス停から先にいくつかのライトアップスポットがありますが、メインとなるのは、日本サンショウウオセンターのある「滝入口」から「不動滝」までの約230mの区間で、こちらは有料エリアとなっています。
230mというと短いようですが、その間にもいくつかの滝があり、アップダウンもあって変化に富んでいます。

赤目四十八滝左下の「滝入口」が出発点。右に向かって「不動滝」までがライトアップエリア。

ライトアップエリア内では、約2000本の竹あかりが夜の渓谷を金色に彩ります。

赤目四十八滝

竹にはさまざまな模様が彫り込まれていて、1つ1つがとても繊細。

赤目四十八滝

赤目四十八滝

手すりにも、ところどころに竹あかりが施されています。

赤目四十八滝

川の中の岩の上にも。竹あかりが水面に反射して、より複雑な輝きに。

赤目四十八滝

この日は前日に降った雪がところどころ残っていたので、雪に光が散って、さらに幻想的だったように思います。

赤目四十八滝

灯りと自然がつくりだす神秘の空間

真っ暗な森の中をぼんやりと照らす灯り、そして金色に光る竹あかりがつくりだす眺めは、まるで異世界に迷い込んだよう。

赤目四十八滝

川の上に竹あかりを吊るしている箇所もあり、光が浮いているように見えます。

橋の上にもたくさんの竹あかり。

赤目四十八滝

青く浮かび上がる滝も、見惚れるほど神秘的です。

赤目四十八滝

竹あかりに加え、渓流の流れる音や、夜の山の冷気が合わさって、「幽玄」な雰囲気を耳でも肌でも感じられるように思います。

赤目四十八滝

赤目四十八滝

ライトアップエリアの終点は、不動滝の横のこの橋。

赤目四十八滝

橋の上にも竹あかりが。青く照らされた不動滝とのコントラストが見事です。

日中からの渓谷散歩がおすすめ

ライトアップは美しいですが、もしこれまでに赤目四十八滝を見たことがない、あるいはとても久しぶりだったら、明るいうちから来て散策するのがおすすめです。

明るいうちと日が暮れてからではまったく雰囲気が変わるので、その違いを楽しめます。

赤目四十八滝

赤目四十八滝

加えて、夜になり足もとが暗くなる前に経路を把握しておくと、安心して歩けます。

ライトアップのみの入場料は600円。日中に渓谷内に入る場合にも渓谷入山料500円が必要ですが、100円追加することで、ライトアップ時間帯に再度入山することができます(子どもはそれぞれ半額)。
夜だけ入山しても、昼夜両方に入山しても同額です。

なお、昼間から入山した場合、いったん16:30までに渓谷を出なければなりません。そして17時以降に再入場します。

筆者は15:30頃到着しましたが、不動滝よりさらに先(滝入口から約800m)の千手滝まで行って戻ってくると、無理なく16:30までに入口まで戻って来られると聞き、少しだけ渓谷散歩を楽しみました。

赤目四十八滝

無料のコース、無料のスポットも

無料で見られるスポットもあります。

滝入口の手前には、竹灯りを飾った短い脇道があります。

赤目四十八滝

入口と出口には看板があります。出口側から入ることもできなくはありませんが、道は狭くて途中ですれ違うのが難しいので、逆走はしない方が安全です。

公園にはこんなフォトスポットも。

赤目四十八滝

赤目自然歴史博物館の前にもたくさんの竹あかりが並んでいました。

赤目四十八滝

赤目四十八滝

こちらは全体で1つの作品になっていますね。よく見るとサンショウウオも!

赤目四十八滝

また、近鉄赤目口駅の前にも竹あかりのディスプレイがありました。

赤目四十八滝

赤目四十八滝

竹あかりに照らされた渓谷内の幽玄な景観に加え、1つ1つの竹あかりが繊細で美しく、とても見ごたえがありました。
所要1時間程度で全体を見られると思いますが、慌てず安全に楽しむためにも、時間には余裕をみておくことをおすすめします。

アクセス&注意事項

「赤目渓谷 幽玄の竹あかり」の開催概要は以下のとおりです。

開催期間:2022年10月22日(土)~2023年1月29日(日)
※1月は金土日祝日のみ開催。
点灯時間:17:00~19:30
入場料:大人600円、子ども300円
アクセス:
【車の場合】名阪国道 針ICから約22km、または上野ICから約25km
【車以外】近鉄赤目口駅から路線バスにて約10分
※11・12月は臨時シャトルバスの運行がありましたが、1月は運行予定がありません。
行きは15:12赤目口駅発の路線バスがありますが、帰りは15:45赤目滝発が最終なので、タクシーを利用することになります。タクシーも、天候や地域の状況などにより呼んでもすぐには来てもらえないことがあるので、あらかじめ予約しておく方が無難です。

赤目四十八滝は山間部にあり、平野部より気温も低いです。平地では雪がなくても、渓谷には残っているということもあります。雪や雨が降ったり、雪が残っていたりすると大変滑りやすいので、登山靴までではなくとも、できればトレッキングシューズや、靴底のしっかりした運動靴が安心です。

「赤目渓谷 幽玄の竹あかり」公式サイト

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この記事を書いた人
オマツリジャパン オフィシャルライター
花火や花見、季節のイベントなどが大好物。車の運転ができない分、飛行機・鉄道・バス・自転車そして自分の脚を駆使して全国を飛び回る、自称「鈍足の旅人」。

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