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全国各地のある「日本の真ん中」の一つに青森も含まれる意外な理由は? ヒント:坂上田村麻呂

2023/8/23
2023/8/23
全国各地のある「日本の真ん中」の一つに青森も含まれる意外な理由は? ヒント:坂上田村麻呂

ストレート過ぎる質問ですが、「日本の真ん中」はどこだと思いますか?
なんとなく目測で長野県や岐阜県と答える人が多いかもしれません。
さて、その気になるその答えですが、

「ハッキリとしていない」

が答えとなります。

申し訳ございません。ただ、身もフタもないようですが、残念ながら現状ではこれが答えとなります。国もどこが中心とは一切明記しておりませんが、さまざまな地域が「日本の真ん中」に名乗りを上げています。その例をいくつか紹介しますと

・日本のへそ(兵庫県西脇市)→理由:西脇市には、東経135度・北緯35度の交差点があるから。
・日本列島のへそ(山梨県韮崎市)→理由:日本列島の最北端・稚内市と最南端の鹿児島県佐多岬の二点を円で囲んだ中心点と、日本の最東端・南鳥島と最西端の与那国島との中心の経緯が交差する中心地が韮崎市大草町にあることから。
・日本列島中心点(徳島県三好郡)→理由:東経134度0分0秒、北緯34度0分0秒の交点となる「ゼロポイント」にあるから。

ちなみに、各自治体で「我こそが日本の中心」と謳っている所が日本には約30箇所ございますが、定義がそもそも曖昧ですので、言った者勝ち感が否めません。なかには、日本地図を切り抜いて、棒を立ててバランスの取れた所を「日本の重心点」としている所もあります。

なお、そんな数ある自称?中心点ですが、その中で青森県上北郡東北町もエントリーしております。

「えっ? なんで青森が?」とお思いでしょうが、先にオチを言いますと、征夷大将軍として東征をした平安時代のお役人である「坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)」さんがそう考えて、「日本中心」と掘った石を置いたからによるものとのことです。

日本地図なんて存在しない時代に、こう考えてしまう田村麻呂さんって凄いですよね。ただ、これも学者や研究者の方々の間で激しい論争があり、今でも決着していないとのこと。個人的には、この石に掘られた文字を見たとき、フォントがあまりにも現代風だったので「?」という感じになってしまいましたが。
(気になる方は「壺の碑 青森」で画像検索してみてくださいね)

さてここまで「日本の真ん中」に関するお話をしてきましたが、愛知県の名古屋には、「にっぽんど真ん中」を名乗る祭りがあります。それが、8月下旬に開催される「にっぽんど真ん中祭り」です。(2o23年は市街地開催が8/25~8/27、オンライン×リアル開催が11/23~11/26)。

日本の真ん中を感じる祭りといえば「にっぽんど真ん中祭り」!

 

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この、愛知県名古屋市を中心に行われる踊りのイベント。通称「どまつり」ですが、1999年に学生を中心に開催され、毎年催されております。

成り立ちが若者中心ですので、その内容はかなり現代風となっております。衣装は伝統的な着物のイメージを残しつつ、独創的なものへと昇華させており、さらにそれを着て激しくエネルギッシュなダンスを披露します。

また、全員参加型をモットーにしておりますので、観客も一緒なって踊りが楽しめます。さらに、どまつり名物「総踊り」では、その人数により2010年にギネス世界記録に認められました。

とにかくパワフルなこのお祭り。ぜひ元気をもらいに参戦しましょう!

参考記事:
「【特集】日本の中心はどこ!?実は30個近くあって個性豊か!だったら全部行ってみよう!」(週末大冒険)
「かつて日本の真ん中は青森だった? 「日本中央の碑」にまつわる奇妙な伝説」(https://www.tv-tokyo.co.jp/plus/travel/entry/2020/021372.html)
「にっぽんど真ん中祭り」公式ページ

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