目次
相模原納涼花火大会
一部縮小開催となっても「○○は絶対にしない」と断言。今年の花火にも期待
かつて宿場町、行楽地として栄えた相模原市「水郷田名」地区の復興を願い始まった花火だが、今では神奈川県屈指の打ち上げ数約1万発を誇る人気の花火大会に。クレーン車で吊り上げて打ち上げるナイアガラ花火や、スターマインなど大掛かりな演出が見どころだ。今年は時間の短縮など一部縮小されての開催となるが、実行委員長自ら「花火の質は絶対に下げない」とコメントしており、3年ぶり開催の今回の演出に期待。地域の愛と熱意を感じる花火大会は必見だ。
打ち上げ発数だけが魅力じゃない!地域の愛に思わずほっこり。その理由とは?
神奈川県でも指折りの打ち上げ発数を誇る相模原花火大会だが、ぜひ注目したいのは「メッセージ花火」企画だ。家族、友人への感謝、お祝いはもちろんだが、ついつい待ち構えてしまうのがプロポーズ。会場の歓声もひと際大きくなる。丁寧に打ち上げられる花火とメッセージを聴いていると、地域の人の顔や暮らしが想像され、急に親近感が湧いてくる。ほっこりとした気持ちで胸がいっぱいになると、その後に打ち上げられるスターマインが一層輝いて見えてしまう。この緩急ある演出が相模原納涼花火大会の愛すべきところだ。
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第46回 神奈川大和阿波おどり
街中が熱気に包まれる阿波踊り。その雰囲気の理由とは?
街中一帯が“踊り”と“熱気”で溢れかえる独特の雰囲気が阿波踊りの魅力。東京 高円寺で開催されるものが有名だが、関東で大規模に開催されるものは「関東三大阿波踊り」と呼ばれる。そのうちのひとつ、神奈川県大和市で開催される「神奈川大和阿波おどり」には例年50近い団体が参加。会場となるのは駅前を中心にした10か所の通りや商店街だ。駅前のメイン通りをも交通規制して開催するというのだから驚きである。しかしこの取り組みがあるからこそ、街中至る所でお囃子や掛け声が聞こえるという独特の一体感が醸し出される。普段の景色と様変わりし祭り一色に染まる街並みにも注目してみたい。※2022年は縮小開催。
あなたの好きな連はどこ?阿波踊りで注目したいポイント
阿波踊りといえば、“チャンカチャンカ”というお囃子にあわせて、手を上げ、前後に振る踊りをイメージが強いが、実は連と呼ばれる“チーム”ごとに特徴が様々だ。お囃子の“楽器”の編成の違いによって印象が大きく変わり、迫力の男踊り、しなやかな女踊り、衣装や提灯といった小道具の違い等など連によって個性は様々。同じ連であっても、隊列を組み移動しながら踊る“流し踊り”と、ステージ等で行う“組み踊り”とで魅せ方が変わってくる。お気に入りの演舞を探しながら観てみると、一層阿波踊りが面白くなる。
地元連だけでなく本場 徳島県の連も参加
今年は残念ながら例年よりも参加団体、会場が縮小されての開催となるが、地元の連に加えてゲスト連の参加が予定されている。本場徳島から「徳島県阿波踊り協会合同連」ほか、3団体の参加が予定されており、彼らのパフォーマンスにも注目だ。
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足柄金太郎まつり
昔話 金太郎のふるさとで開催 子どものための祭り
「金太郎伝説」が残る、金太郎のふるさと南足柄で開催され、子どもたちが金太郎のように健やかに成長することを願い始まった祭り。祭りのモチーフに金太郎が使われるものは全国各地にあるが、祭り名に金太郎を冠するものは隣接する小山町と南足柄市しか開催されていない。(オマツリジャパン調べ。)金太郎伝説が残る“夕日の滝”から汲まれた“聖水”を会場までリレーし会場に届ける「お水取り」行事に始まり、キャラクターショーなどのステージイベント、さらには花火が打ち上げられ、数多くのイベントが祭りを賑わす。
金太郎ねぶたと“どっこい神輿”に注目。その特徴とは?
金太郎まつりの象徴ともいえるイベント「金太郎パレード」。金太郎をモチーフに製作された“ねぶた”や、神輿などが町内をパレードし、夕刻の町一帯を祭りムードに染め上げる。金太郎ねぶたの立派に輝く様も目を引くが、注目したいのは神輿だ。実は地域によって担ぎ方が異なる神輿。神奈川県では通称「どっこい神輿」と呼ばれる担ぎが多くみられ、神輿の横につけられた金具でリズムを取りながら、甚句を唄いながら担ぐ様子は情緒があり、そして高揚する。※2022年は金太郎ねぶたの展示のみ開催。
第53回仙台七夕花火祭
街の中心が会場に!都市の中心で上がる花火の魅力とは?
日本三大七夕まつりのひとつ「仙台七夕まつり」の前夜祭として開催される「仙台七夕花火祭」。その打ち上げ会場は仙台駅から2キロほど、住宅街もある仙台市の中心部。全国的にも珍しい都市の中心部で打ち上げられる花火のため、ひとつひとつの花火は小振りな4号玉(開いたあとの直径120メートル前後)だが、街の景観と相まって迫力満点。都市部ならではの魅力がいっぱいだ!360度全方位から鑑賞することができる仙台の夏を代表する花火。
仙台市唯一の花火師はアジア代表?!
この花火大会の花火師は、仙台市唯一の花火会社「芳賀火工」が担当している。芳賀火工は全国の花火大会で数々の受賞歴があるほか、2000年シドニーオリンピックの閉会式の世界五大陸花火・アジア代表を努めた花火会社でもあるのだ。伊達政宗の時代から砲術師として伊達藩に仕え、現在も伝統花火から最新の花火までてがける国内外で信頼の厚い会社が手がける花火は見逃せない!
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第18回夏まつり仙台すずめ踊り
伊達家縁の舞。仙台伝統のすずめ踊りとは?
慶長八年(1603年)、仙台城の新築移転を祝う宴席で石工たちが披露した踊りが始まりと云われている。踊る姿が餌をついばむ雀のようで、伊達家の家紋が「竹に雀」だったため『すずめ踊り』と命名された。「夏まつり仙台すずめ踊り」は発祥400年を記念し2003年に始まった比較的新しい祭りだが、地域や会社ごとに祭連(まづら)と呼ばれる団体が例年60団体も参加するなど、仙台の祭りとして知名度を上げている注目の祭りなのだ!
祭の最後は全員参加で「総踊り」!
見どころは宮城野通り約200メートルをいっぱいに使った「大流し」。約60団体、2000人の踊り手が共通のお囃子にアレンジを加えながら、趣向を凝らした衣装と振り付けで踊りを披露してゆく。また特設会場ステージや、ステージに見立てた路上を使って披露される演舞ではより自由度が高くなるので、祭連ごとの特徴が際立つステージに! そして夜のフィナーレでは祭連と観客が一緒になって踊る「総踊り」で会場は大盛り上がり。個性豊かな団体、演舞の違いに注目しながら観て欲しい。
すいたフェスタ2022
吹田が一番熱くなる1日!すいたフェスタの魅力はここ!
2020年の第51回開催より「すいたフェスタ」と名前を変え、会場を万博記念公園へと移りリニューアル開催を予定していたものの2年連続中止。満を持して今年「すいたフェスタ2022」が開催される!公園内3つの会場を使った音楽やパフォーマンス、スカイランタンなど「吹田でいちばん熱い日を!」の合言葉どおりに会場を盛り上げる企画が目白押し。さらに、夏真っ盛りな会場を冷やしてくれるプレイベント「すいたスプラッシュパーティー at ららぽーとEXPOCITY 空の広場」は、高さ7メートルの消防水幕ホースを使った演出で盛り上がること必至。※定員なり次第締め切り 新しくなった「すいたフェスタ」の内容に要注目だ!
大学の街・吹田の若さみなぎる「好いたおどり」のルール。必ず○○を使うこと
例年祭りを賑わしてくれるのが市内在住または在学の大学生が企画・運営する「好いたおどり」。出演者も近隣の大学を中心とした学生が多く、踊りはもちろん、企画全体から若者のエネルギーが溢れている。踊りの振り付け・ジャンルは自由。ルールはたった1つ!「衣装などにイメージカラーの水色を使うこと」だ。祭り当日は、テーマに沿った賞が準備され、よさこい、チア、ベリーダンスなど、様々なジャンルのダンスチームが賞獲得を目指してしのぎを削る!夏の暑さに負けない若者の熱気で会場は大いに盛り上がりを見せる! ※2022年の開催内容は未定(2022年7月26日現在)
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第35回関門海峡花火大会
どっち側から見るのが好き?海を越えて、2つの県がつながる花火大会
日本で唯一、県と海を越えて2つの県が共同開催をする関門海峡花火大会。例年、門司側約75万人、下関側約45万人、合わせて約120万人が来場する全国トップクラスの集客数を誇る花火大会だ。両岸合わせて計約1万5000発が競い合うように打ち上げられ、下関側では音楽花火に水中花火、門司側では大玉花火が連発で打ち上げられるなど、会場ごとに演出が異なる。下関側か門司港の夜景をバックに花火を観るもよし、関門橋と花火をセットで観るもよし、どこから見るか毎年迷ってしまう。
海峡を挟んで打ち上げられるからできる特徴とは?
打ち上げ数1万5000発と大規模な花火大会であるが、花火の“大きさ”も特徴である。花火は大きくなるほど観客との間に一定の距離(保安距離)を保つ必要があり、全国の大きな花火大会では例えば河川敷の対岸から打ち上げて距離を保つというケースも珍しくない。関門海峡花火大会では、二つの会場にあるのは“海”!両岸の会場から十分な距離を保てるため大型の花火が打ち上げられるのだ。クライマックスには「大玉連発花火」や「1尺5寸花火」の花火が打ち上げられ、開花直径約450メートルの大輪の花が関門海峡の夜空に花を咲かせる。
夜景も花火も楽しめる?時間に余裕があるならここで観たい
その昔、宮本武蔵と佐々木小次郎が決闘した島として有名な「巌流島」。歴史好きのみならず、多くの観光客が訪問する島でもあるが、関門海峡のあいだにあるということから関門海峡花火大会の穴場のビュースポットとなっている。周囲約1.6㎞の小さな島だが海浜公園として整備されており、島内にある武蔵と小次郎の像の前は、花火とのコラボレーションが撮影できる絶好のフォトスポットだ!
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博多祇園山笠
タイムトライアル?!走る山笠が見どころの祭り
例年7月1日〜7月15日の約2週間をかけて11の行事が行われる博多祇園山笠。正式名称は「櫛田神社祇園例大祭」といい、その歴史は約800年近いとされる。この祭りのクライマックス「追い山」で繰り広げられる山笠のタイムトライアルだ。大きな山笠が勇ましく駆け抜ける様は圧倒。この山笠、かつては15〜16メートル程の高さのものを舁(か)いていた(「担ぐ」と同様の意味。)のだが、明治時代に電線ができたことにより展示用の「飾り山」と、舁くための「舁き山」に分かれるようになった。「飾り山」に施された装飾も博多祇園山笠の見どころにひとつとなっている。そのなかでも唯一、上川端通りの飾り山笠のみ今も「走る飾り山」として追い山に参加。当時の迫力を感じることができる!
手拭いとたすきの秘密とは?知るともっと祭りが面白くなる山笠豆知識
博多に生まれた男なら一度は参加したことがあるといっても過言ではない博多祇園山笠には、たくさんの決まり事がある。ユニークなものでは「祭り期間中はキュウリを食べてはいけない」や「女人断ち」などあるのだが、衣装についても制服のように決まりがある。頭に巻かれた“手拭い”や肩にかけられた“たすき”(通称ねじねじ)。よく見てみると色違いのものを付けているのだが、実はこれらによって祭りの役職や役割を示しているのだとか。また、腰から“縄”を提げているのも見られるが、これは山笠を舁くときに用いる縄で、命綱のような役割もあるのだとか。意味を知ることで、また違った面白さが味わえる。
ドライブイン花火熊本2022.夏
花火大会も新方式?プライベート空間でゆったり観よう
「ドライブイン花火熊本」は、未だ収束が見えない新型コロナウイルス感染症のイベント支援プロジェクトとして始まり今回で4回目の開催となる。通常の花火大会とは異なり、ソーシャルディスタンスを確保するため、車で入退場し車内で鑑賞ができるというドライブインスタイルの花火大会だ。会場に訪れた方だけが楽しめる演出となっており、レーザーと花火がシンクロする演出や、音楽・アナウンスをFMラジオで届けるなどの工夫がなされている。ソーシャルディスタンスを保てば車外でも鑑賞可能。車の横に折りたたみ椅子など設置すればゆったりと鑑賞ができるのが魅力的だ。すでにチケットは完売、会場に行けなくても放送で楽しめる。
花火と音楽とレーザーと。音と光の融合で異次元体験
「日本最高峰のファンタジックショー」と銘打った演出に注目だ。ワイド600メートルとパノラマ感ある花火、2台のレーザーと花火、音楽がシンクロする演出など、先端の技術を駆使したダイナミックなショーが楽しめる。今回は、会場の関係で使用出来る駐車スペースが大幅に少なくなってしまった代わりに新しい観覧エリアが設置され、レーザーや特殊効果が入るのだそう。回を追うごとにパワーアップしていく、今までに味わったことのないような異次元の花火ショーが楽しみで仕方がない。
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