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振り返ったらダメ!?十三参りとは?何をするの?基礎知識をご紹介

2023/4/7
2024/3/8
振り返ったらダメ!?十三参りとは?何をするの?基礎知識をご紹介

子どもをお祝いする恒例行事で七五三や二分の一成人式が有名ですが、十三参りは馴染みが薄いかもしれません。十三参りとは、数え年で13歳になった子どもの成長を祝して、お寺や神社で祈祷をしてもらう京都発祥の文化とされています。

この記事では、十三参りとはどのような行事なのか詳しく解説します。

十三参りの由来について

十三参りの由来には諸説あります。13歳は元服の年齢で大人の仲間入りをする年齢であったため、厄年を迎える初めての年が13歳で厄払いの意味が込められていたため、虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)が13番目に生まれた菩薩だった… などのさまざまな説があります。


そのはじまりは、平安時代のはじめ。幼くして帝位についた清和天皇が数え年で十三歳になった折に、法輪寺で成人の儀式を行ったのがはじまりとされています。

十三参りはいつやるの?

十三参りの時期は、3月から5月頃が多いようです。厳密には4月13日ですが、新学期が始まる忙しい時期のため、春休みやゴールデンウィークを利用してお参りにいく方が多いようです。

また、十三参りの“十三”はどのタイミングを指すのでしょうか。一般的には小学6年生になる春ですが、早生まれの場合は中学1年生になる春となります。

 

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お寺や神社によっては、1年中十三参りを受け付けているところもあります。不安な方は、事前にお寺や神社に問い合わせて確認するのがよいでしょう。

十三参りの流れは?何をする?

一般的な流れは、「受付」「奉納」「祈祷」です。

まず、僧侶や神主の立ち合いが必要なため、お寺や神社で受付をします。
次に、漢字の奉納をします。「福」「知」「幸」などが一般的ですが、特に決まりはありません。


最後に、ご祈祷を受けます。神職や僧侶の指示に従いながら感謝と祈りを捧げましょう。

振り返るのはNG!その理由とは?

 

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ご祈祷後に「振り返ってはいけない」というしきたりがあります。なぜなら、振り返ると神様から授かった知恵・福徳を返してしまうと考えられているためです。

お参りのあとは振り返らず、お寺や神社の敷地から出るようにしましょう。

十三参りの服装を紹介

十三参りの正式な服装は一般的に和装ですが、洋装でも問題ありません。ここでは、お参りに行く上で適切な服装を紹介します。

 

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男の子の服装

正式な服装は、紋付羽織袴(もんつきはおりはかま)です。また、洋装の場合はスーツが一般的でしょう。近年は落ち着いたデザインの私服を着る方も増えています。

女の子の服装

正式な服装は、振袖または訪問着といった着物です。また、洋装の場合はスーツやワンピースが一般的でしょう。ですが、落ち着いたデザインの私服でも問題ありません。

ご両親の服装

特に決まりはありませんが、子どもの服装より格式の低いものを選びましょう。和装の場合は、フォーマルな着物や羽織袴が一般的です。洋装の場合は、スーツやワンピース、ジャケットが適しています。

また、子どもが主役なので、派手な服装は控えたほうがよさそうです。

十三参りはどこでするの?

京都発祥「十三参り」は、少し前までは関西で伝わる風習でしたが、最近では南東北地方や関東でも広まっています。
関西では京都の法輪寺、大阪の大平寺、奈良の弘仁寺など、南東北地方では福島の円蔵寺、宮城の宝性院が有名です。最近では、東京の浅草寺でも行われています。

無限の知恵と、慈悲を持つという虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)を本尊とする寺社にお参りにいくとよいとされていますが、虚空蔵菩薩に限定せず、身近な寺社にお参りをする方も増えています。

 

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まとめ

この記事では子どもの成長を祝う十三参りについて紹介しました。一生に一度しかない十三参りを家族で祝えば、きっとよい思い出になるでしょう。
お子さまの人生の節目として、今後の成長と健康をお祈りしてはいかがでしょうか。

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