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神楽坂まち舞台・大江戸めぐり!神社で、お座敷で、ストリートで!タイムスリップして江戸の粋を体験!

神楽坂まち舞台・大江戸めぐり!神社で、お座敷で、ストリートで!タイムスリップして江戸の粋を体験!

「神楽坂で芸者さん遊び」って、どんなイメージでしょうか。

「敷居が高そう」「値段も高そう」「マナーも分からないし、遠い世界の話」…。そんなハードルを感じますよね。

でも、お座敷遊びを気軽に体験できるうえに、ストリートや神社などで、日本を代表する様々な伝統芸能を見て、聞いて、触れることができる、そんなフェスティバルがあるんです。それが「神楽坂まち舞台・大江戸めぐり」。

江戸の趣きが残る神楽坂の魅力を味わいつつ、普段着のままで、実は身近な伝統芸能にふれてみませんか。今回は2018年の11月に行われた当日の様子をレポートします!

1. 「神楽坂まち舞台・大江戸めぐり」とは?

このお祭りは、アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)とNPO法人粋なまちづくり倶楽部が、2016年から開始したイベントで、今年で6回目を迎えます。例年11月半ばの土日にかけて行われ、2018年は11月10日(土)が前夜祭、11月11日(日)が本祭でした。前夜祭では夜のお店や路地などでしっとりとした雰囲気の神楽坂を、本祭では寺社境内や歩行者天国の路上などで賑やかな神楽坂の魅力と合わせて、伝統芸能を楽しむことができます。

和楽器、大道芸、落語からお座敷遊びまで、若手・ベテランを含む第一線で活躍する方々など、他に類を見ないほど数多くのジャンルから伝統芸能のアーティストが集結。実は親しみやすく、懐の広い伝統芸への扉を開いてくれます。これを機に、ちょっと大人の世界を楽しんでみましょう。

2. 神楽坂のランドマーク!毘沙門天特設ステージ

神楽坂といえば毘沙門天善國寺。境内には特設ステージが登場し、講談や浪曲、義太夫などの語り芸を中心に披露されます。

まずは講談の神田鯉栄(かんだりえい)さんをご紹介しましょう。講談ってちょっと難しそう?いやいや、この名調子を聞いてみてください!流れるような七五調の語りに思わず引き込まれます。那須与一の有名な下りですが、鯉栄さんにかかれば、源義経もただの女好き。4分30秒あたり、玉虫御前の美女っぷりの描写に観客も大爆笑!15分があっという間に過ぎていきます。

他にも琵琶語り、浪曲、義太夫と、普段はあまり馴染みのないジャンルの芸能を短い時間で次々と見られるので、初心者でも安心。意外とロックな和楽器・語りに触れてみてください。

3. 「ますますご繁盛!」話芸も楽しい大道芸

日本の大道芸と言えば、太神楽(だいかぐら)!「おめでとうございます~!いつもより余計に回しております!」の海老一染之助・染太郎でお馴染みの、あれです(若い人たちは分からないかな??)。

街全体を舞台とするこのお祭りでも、もちろん楽しむことができます。

江戸時代から続く太神楽は、獅子舞による「舞」と傘の上で物を回す「曲」が行われる、おなじみの曲芸ですが、その口上を聞くのも楽しい。お茶碗を回して上向きになると「皆様の人生も上向きに!」。金属のリングを回して「金の輪が回ります。皆様の金回りが良くなりますように!」。五合升二つで1升。これを回して「四角い升が丸く回ります。皆様の一生がますます繁盛しますように!」と、どれもハッピーを願うものばかり。聞いているだけでご利益があるような、うきうきした気分になります。

日本の手品である「手妻(てづま)」は国の無形文化財に指定されています。こちらもやはり見ても聞いても楽しい。イリュージョンもVRもない江戸時代、手妻はどれだけ人々を驚かせたか、そんな想像も膨らみます。

4. まさにクール!和楽器がストリートで魅せる!

三味線はもちろん、雅楽、お琴、尺八、胡弓など、ちょっと高尚で構えてしまいそうな和楽器にも触れることができます。それも路上ライブで行われるので、ビール片手にふらっと立ち寄ることができ、とっても気楽。

わらべ歌など織り交ぜた可愛らしく暖かい演奏が魅力 若手女子 雅楽トリオ ゆらら

洋楽を演奏し、二人羽織奏法(!)で会場を沸かせ高と思えば、じょんがら節を超絶プレイで魅せる「見せる&笑える津軽三味線」セ三味ストリート(セシャミストリート)

東京藝術大学卒の若手女性デュオ 五二三(こいぶみ)。美しい琴と、伸びやかな尺八の音に、和楽器ってこんなに自由なんだと驚かされます。

そして圧巻が和太鼓の大多和正樹氏と津軽三味線の小山豊氏によるセッション。国内外問わず様々な芸術とコラボレーションを重ねる二人の演奏には、黒山の人だかり。外国人のお客さんも多く、体を揺らして音を感じていました。

この後、インド~アラビア~沖縄~ブルーグラスカントリーミュージック~こきりこ節という音楽の世界旅行に。気持ちよさそうに演奏する二人は、まるで空間を支配するよう。こんなに心地よい、オルターナティブな和楽器演奏は初めてです。

5. 江戸の粋!街角の流しとお座敷遊び

そして路上界隈に突然現れる「流し」演奏。

城端曳山祭<庵歌>は、江戸から富山県に伝わり300年以上歌い継がれたもの。ベテランの演奏と若手の唄。きりっとした姿が素敵です。

粋な<新内流し>は、裏路地を流して歩いた営業方法の一つ。路上で演奏していると、料亭から「新内さ~ん」と声がかかり、お座敷に上がって楽しませたといいます。

さらに有料プログラム「覗いてみようお座敷遊び」では、普段立ち入ることのできない芸者衆のお稽古場「見番」を会場に、歌や三味線、踊りを鑑賞し、「お座敷ゲーム」も体験できます。毎回大人気、事前予約は数週間前に埋まってしまうので、早めに要チェックです。

6. クライマックス!赤城神社 夕暮れライブ

11月の風が肌寒くなってきたころ、紅葉と夕日に美しく照らされる赤城神社ではライブが始まります。モダンで美しい神楽殿で披露される、江戸御神楽、吟詠、長唄三味線、邦楽囃子。フィナーレは出演者も観客も一体となって盛り上がります。

 

いかがでしたか?

時間を見てお目当てのパフォーマーに会いに行くもよし、歩きながら聞こえてきた音色に導かれるもよし、古くて新しい世界に、ちょっと足を踏み入れてみてください。そのクールさにハマること請け合いです!

神楽坂まち舞台大江戸巡り ウェブサイト https://kaguramachi.jp/

 

インフォメーション

名称 神楽坂まち舞台・大江戸めぐり
開催場所 東京都新宿区神楽坂
開催日 2018年11月10日(土)~2018年11月11日(日)
アクセス JR・東京メトロ(有楽町線・南北線)飯田橋駅
東京メトロ東西線 神楽坂駅
都営地下鉄大江戸線 牛込神楽坂駅
関連サイト https://kaguramachi.jp/

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