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「いせさきまつり」市民が息を合わせる夏祭り|観光経済新聞

2022/2/21
2022/5/17
「いせさきまつり」市民が息を合わせる夏祭り|観光経済新聞

2019年からスタートした、観光経済新聞のオマツリジャパンコラム記事連載!2022年も「お祭り」をフックに、旅に出たくなる記事の連載をして参ります!奇祭好き、ケンカ祭り好き、お神輿好き…等、様々なライターさんに記事を執筆いただく予定ですので、ぜひご覧ください♪(オマツリジャパン編集部)

市民が息を合わせる夏祭り

日差しの厳しい夏には猛暑日が続くこともあるが、太陽のエネルギーをはね返すような熱い夏祭りが全国各地で開催される。群馬県伊勢崎市では毎年8月上旬の土日の2日間、市街地の中心を走る本町通りをメイン会場として「いせさきまつり」が行われている。イベントの内容は、みこしのパレードやコンクール、ステージイベント、大綱引き、民踊流し、大抽選会などバラエティーが極めて豊富だ。

みこしのパレードでは、市内の各町の人々が力を合わせ、個性的なデザインで組み上げた神輿(みこし)が市内を練り歩く。コンクールでは神輿振りの力強さが競われ、審査会場では担ぎ手は呼吸をピタッと合わせ、最高の熱演を披露する。100人を超える市民が参加し、担ぎ手が次々と変わる「百人みこし」も熱気あふれるイベントだ。行列が本町通りに整列すると、はしごを使った曲芸が披露され、神輿の担ぎ手も訪れた人々も、ハラハラしながらも目はくぎづけとなる。

本町通りに接する「おまつり広場」には特設のステージが設けられ、郷土芸能の演舞や子ども向けのショー、ご当地アイドルグループのライブコンサートなどが行われる。恒例の伊勢崎オリジナルダンス「ダンピアいせさき」への参加者は千人を超える年もある。市街地には、あらゆる種類のグルメが味わえる露店が軒を連ね、空くじなしの大抽選会も行われ、さまざまな楽しみに満ちあふれる。まつりのスケジュールをしっかりと確認して、魅力的なイベントを見落とすことのないように気をつけたいものだ。

まつりのクライマックスは2日目の夜、フィナーレのまつり囃子(はやし)の競演だ。各町の山車が本町2丁目の交差点周辺に集結し、提灯の光が周囲を明るく照らし出す中、大音響でお囃子を響かせる。太鼓や鉦(かね)のエネルギッシュな音色で、おまつりムードは最高潮となるのだ。「いせさきまつり」の2日間は、市内はおまつりムードで満ちあふれ、市民が息を合わせて雰囲気を盛り上げている。

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