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「初大師だるま市」小江戸の新年はだるまから|観光経済新聞

更新日:2022/7/29 高橋 佑馬
「初大師だるま市」小江戸の新年はだるまから|観光経済新聞

2019年からスタートした、観光経済新聞のオマツリジャパンコラム記事連載!2022年も「お祭り」をフックに、旅に出たくなる記事の連載をして参ります!奇祭好き、ケンカ祭り好き、お神輿好き…等、様々なライターさんに記事を執筆いただく予定ですので、ぜひご覧ください♪(オマツリジャパン編集部)

小江戸の新年はだるまから

「明けましておめでとうございます!」「よーっ、しゃしゃしゃん、しゃしゃしゃん、しゃしゃしゃん、しゃん!」なんて、新年のあいさつや手締めの威勢の良い声が飛び交うお寺の境内。そう、初大師だるま市が行われている川越の喜多院だ。

喜多院は平安時代の830年に創建されたと伝わる天台宗の古刹で、徳川家との縁も深い寺院だ。その境内には3代将軍、徳川家光誕生の間や、表情豊かな五百羅漢といった文化財を有し、小江戸川越の蔵造りの街並みと合わせて1年を通して多くの観光客が訪れる。この川越の新年の風物詩として知られ、毎年1月3日に開催されているのが初大師だるま市だ。

境内を埋めるのは、主役の真っ赤なだるま。見渡す限りに並んでいる大小さまざまなだるま。これだけ多くのだるまが並んでいる光景は圧巻である。

ところで、なぜ元旦の初詣に合わせてではなく、1月3日なのだろうか。その背景には天台宗の僧侶、元三大師(良源)が関わる。彼の命日を初大師と呼び古くから縁日が開かれていたが、正月であることから縁起物を売るだるま市も一緒に開催されるようになり、今のお祭りの形ができあがってきたそうだ。今では有名な高崎だるまをはじめ、多摩だるまや県内から岩槻だるまなども露店に並ぶ。一つ一つ違う、だるまの顔を眺めて歩くのも魅力的なものだ。

そして露店といえば、欠かせないのがお祭りグルメではないだろうか。喜多院の境内や参道には無数の露店が並び、地元の子どもたちを中心に楽しんでいる姿を見ることもできる。焼きそばやお好み焼きを焼く、ソースの香りがたまらない。またまだ寒い時期なので、甘酒で温まるというのも良いだろう。

そうこうしているうちに目当てのだるまを見つけなければいけない。これはもう目があっての一期一会だ。1年の初めに縁起物を手に入れ、帰りに川越名物のうなぎでも食べて帰れば、1年の計も整ったといえるかもしれない。

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この記事を書いた人
オマツリジャパン オフィシャルライター
1991年生まれ。仙台出身、埼玉育ちの祭り好きです!東北、関東のお祭りがメインですが、全世界おもしろいお祭りがあったら駆けつけます!お祭りのレポートは現地の臨場感を大切に写真・動画を活用し紹介。各地のグルメ情報もお伝えします!

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