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河口湖冬花火。寒さが厳しい地域での冬を楽しむ方法。

2020/2/14
2020/5/20
河口湖冬花火。寒さが厳しい地域での冬を楽しむ方法。

毎年、1月中旬から富士山の日である2月23日までの土日で花火が打ち上がる山梨県富士河口湖町。(2月23日については土日関係なしでの打ち上げ)

今回は、この長期間に渡って打ち上げられる冬花火の理由や現在の河口湖の様子などを実行委員の方に伺ってきたのでレポートしてみます。

河口湖が人気の理由

富士五湖と呼ばれる本栖湖、精進湖、西湖、山中湖、河口湖の中で一番最初に観光開発された事もあって、観光地としても有名でしたが、2013年に富士山が世界文化遺産に登録された事により、特に海外からの観光客が爆発的に増えた様です。この時期だと春節で経済成長の著しい中国から沢山の旅行者が土日平日を問わず訪れています。

それに伴い、東横インや中国系の外資によるホテルが増え、訪れる度に目新しい飲食店が増えて行き、活気溢れる街並みに変わっていきます。都内からのアクセスもよく、日帰りで訪れる事ができるのも旅行者にとっては高ポイントだそうです。

また、隣町である富士吉田町の忠霊塔の五重塔も注目されている観光地です。1962年に戦没者の慰霊のために建てられ、周辺は市が管理する新倉山浅間公園となっています。毎年4月中旬になると園内にはソメイヨシノが咲き、五重塔と桜、富士山のコラボレーションが見られます。冬花火がその一端を担っているかは分かりませんが、そう言った複合的な理由により多くの人が訪れているそうです。

写真提供:やまなし観光推進機構

冬花火の切っ掛け

元々、この河口湖周辺は雪が深く、ホテルや旅館も冬場は営業を行わず、閑散とした地域だったそうです。今年は暖冬で雪があまりありませんが、いつもは気温もマイナス20度になったりと非常に寒さに厳しい地域です。1992年に河口湖の北岸に温泉も涌き出た事もあり、周辺の人達の冬場の楽しみの一つとして花火を打ち上げる様になりました。元々、この地域は夏に河口湖湖上祭と言う大正6年から続く100回を超える歴史ある花火大会があり、空気が澄んだ時期に富士山の雪化粧と共に打ち上げる花火も好評で今回で23回目を迎える様になったそうです。

以前は冬場も台船を使って大きな花火を打ち上げていたのですが、河口湖の貴重な資源であるワカサギなどの生態系が崩れてしまう事を懸念して現在の様な4号玉(開花直径約120m)までの打ち上げになったそうです。本来であれば、夏の湖上祭も台船を出して大きな花火は打ち上げて欲しくないそうですが、長年続く歴史ある花火大会なので、この日だけ特別に許可されているのだそうです。

河口湖冬花火

2020年は1月18日から2月23日までの土曜・日曜の計12回の開催になります。担当煙火店は山梨県の齊木煙火本店です。最大号数は4号玉。打ち上げは午後8時から午後8時20分までです。

打ち上げ場所としては、メイン会場である大池公園、畳岩、八木崎公園の3か所になります。それぞれ離れた場所から打ち上げるのは、観光協会や町の皆さんから出資されて打ち上げる花火なので、どこにいても見られる様にとの配慮からだそうです。

おすすめの観覧場所は、やはり本部があるメイン会場になります。駐車場から観覧場所も近く、2箇所からの花火が見る事ができます。また天候が良い満月の日には夜中でも富士山を見る事ができ、多くのアマチュア写真家が沢山集まってきます。

まとめ

実は2015年頃に始まった中国人による爆買いがあった頃に比べて、河口湖に限らず観光地への流入は緩やかに減って行っているようです。これからの河口湖がどう変わって行くのかは今後の地域の課題になるそうです。個人的には勿論インバウンドも大切ですが、日本の宝である富士山なので日本人も沢山訪れる河口湖になって欲しいなと思っています。

冬花火の開催回数も多いので土日休みのサラリーマンであれば1日くらいは予定を空けれると思います。花火を見た後には山梨名物のホウトウを食べて冷えた身体を温めましょう!

取材協力:河口湖冬花火実行委員会

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