通常の御朱印に加えて月替わりの御朱印が豊富な菊田神社
全国各地の神社や寺院では参詣の記念に御朱印を頂くことができます。朱印帳に訪れた神社や寺院の御朱印が並ぶと、貴重な思い出となり写真とは趣の異なる味わいが滲み出てくるものでしょう。千葉県習志野市に社殿を構える菊田神社では、種類豊富な御朱印を頒布しています。通常の御朱印には、紙面の中央に創建当時の神社名、久久田大明神が記され、右下には「ならしの守護」、左下には大黒様の印が押されます。
通常の御朱印の他にも、月替わりの狛犬の御朱印、月詣の御朱印などが準備されています。いずれもカラフルでユーモラスなデザインが施されます。各種の御朱印には皇紀年に永寿嘉福の文字が記されたシートを頂くことができます。
菊田神社では拝殿の西に隣接する社務所で御朱印を頂くことができます。オリジナルの御朱印帳も数種類準備されています。
社務所の窓口には、お守りなどバラエティー豊富な授与品が並んでいます。
9世紀には社殿を構えていた久久田大明神
菊田神社の創建については明らかにはなっていませんが、平安時代の9世紀には久久田大明神として社殿を構えていたと伝わります。18世紀に「菊田大明神」と改称されました。
神社のマスコットの役割を担う狛犬
菊田神社の大きな特徴は、拝殿と鳥居を繋ぐ参道の両側をはじめ、境内に表情豊かな狛犬が設置されていることでしょう。月替わりの姿で御朱印に描かれるのですから、神社のマスコットと言えるかもしれません。中には、「アイーン狛犬」の愛称がつけられたものもあります。2020年に新型コロナに命を奪われたコメディアンの志村けんさんのバカ殿の姿が蘇ってくるようです。
「あんば様」や「下総三山の七年祭り」などの伝統行事
千年を超える伝統を育む神社では、一年を通して様々な年中行事が行われています。
例年3月15日に近い日曜日に行われる「あんば様」は、明治時代に天然痘の流行を防ぐために始まったと伝わります。子ども達の行列がお囃子の響に併せて、「あんばおーせー大明神、悪魔を祓ってよいやせー」のかけ声を繰り返しながら、津田沼の街並みを練り歩きます。
丑年と未年に、習志野市周辺4都市、9神社が参加する大祭の「下総三山の七年祭り」では、菊田神社の宮神輿が船橋市の二宮神社に向かって渡御します。
菊田神社は京成津田沼駅から東300メートル足らずのところに社殿を構えています。駅舎の北側の道案内に従って数分歩くと社号碑が神社の鳥居に導いてくれます。
千葉県習志野市の菊田神社では、通常の御朱印の他に月替わりの御朱印が充実しています。「アイーン狛犬」などがカラフルでユーモラスなデザインで描かれます。