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日本遺産認定・麒麟獅子舞を身近に体験!?鳥取県各地で行われる麒麟獅子舞体験体感プログラムとは?

更新日:2021/7/28 いなむ
日本遺産認定・麒麟獅子舞を身近に体験!?鳥取県各地で行われる麒麟獅子舞体験体感プログラムとは?

鳥取県東部と兵庫県北但西部といえば、麒麟(きりん)のまち。そのようなイメージがいま、広がりつつある。麒麟は動物のキリンのことではない。中国由来の霊獣・麒麟の話である。麒麟といえば、キリンビールのラベルを思い浮かべる方も多いだろう。また、大河ドラマ「麒麟がくる」が放送されたことも記憶に新しい。麒麟は優れた王が世を治めるときに出現するとされ、平和の象徴とも考えられている。

それではなぜ、鳥取県東部と兵庫県北但西部が「麒麟のまち」なのかという話である。この地域には、麒麟獅子舞という個性豊かな獅子舞が伝承されているようだ。獅子舞と言われると唐獅子の獅子頭を思い浮かべる方も多いだろう。しかし、麒麟獅子舞ではこれが麒麟なのである。2019年5月20日、「日本海の風が生んだ絶景と秘境―幸せを呼ぶ霊獣・麒麟が舞う大地「因幡・但馬」―」と題して、麒麟獅子舞が構成文化財の一つとして、日本遺産に認定された。麒麟獅子舞の文化や受け継がれてきた伝統が評価されたようだ。

日本遺産の認定ストーリーはこちら

麒麟獅子舞体験体感プログラムとは

その日本遺産認定とともに、麒麟獅子舞の普及啓発活動も進んでいる。それが、「麒麟獅子舞体験体感プログラム」である。各神社の祭礼でしか見ることのできない麒麟獅子舞をより多くの方々に体感していただけるよう、圏域内の観光スポットなどにおいて演舞を開催しているという。

また、参加者を対象に麒麟獅子舞の囃子(太鼓・鉦)の体験も行なっているようだ。ただし、コロナ禍において接触を避けるため、記念撮影のみの場合もあるという。このイベントを運営するのが日本遺産「麒麟のまち」推進協議会という団体。1市6町(鳥取市、岩美町、若桜町、智頭町、八頭町、兵庫県香美町、新温泉町)の行政、観光関係者で構成されており、様々な地域で麒麟獅子舞の魅力を広めているようだ。

道の駅・きなんせ岩美で麒麟獅子舞を体験

それでは、実際に「麒麟獅子舞体験体感プログラム」と題して、2021年7月18日に行われた鳥取県岩美市の道の駅・きなんせ岩美での麒麟獅子舞の様子をお届けする。

こちらが道の駅・きなんせ岩美。「きなんせ」とは鳥取弁で「おいでください」という意味だという。山陰本線の岩美駅からは徒歩約20分、車だと山陰近畿自動車道岩美ICからすぐの場所にある。道の駅内のお店では、海産物やお酒など鳥取の名物・特産物がたくさん販売されている。

この道の駅・きなんせ岩美の正面にて、7月18日(日)の11時半からと13時からの2回、大谷獅子舞保存会の麒麟獅子舞の演舞が行われた。私は13時からの回のみ拝見した。

演目の流れとしては、まず麒麟獅子舞の麒麟に対峙する猩々(しょうじょう)がおどけるような動作をして獅子と対峙。何やら楽しげな演舞が始まったということで、観客が集まり始めた。

その後、猩々は休みながらお酒を飲んだり獅子を見守ったりしていた。一方で、麒麟獅子舞はゆったりと舞いを続けた。カーン、カーンという鉦の音と、笛の風流な音色が心地よく体に響いてきた。

徐々に激しい動作も増えてきて終了。赤い衣装や胴体に、金色の獅子頭というインパクトのあるデザインも相まって、多くの人にとって記憶に残る演舞となっただろう。10分というあっという間の時間だったが、ランチやお土産購入などで立ち寄った観光客がたくさん見物していた。

演舞の後は、子供からお年寄りまで、麒麟獅子舞を囲むように記念撮影。コロナ禍なので、頭を噛んだりすることは接触を避けるために難しかったようだが、皆良い笑顔で楽しんでいる様子が伝わってきた。

今後も開催!各地で見られる麒麟獅子舞

今回、道の駅・きなんせ岩美での演舞を拝見して、気軽に獅子舞に接することができたのが良かった。今後も麒麟獅子舞を体験できる機会が多数用意されているようだ。麒麟獅子舞を気軽に見たい!体験したい!という方にぜひおすすめである。

今後の予定は、日本遺産「麒麟のまち」のHPを参考にしていただきたい。2021年7月18日時点の情報は以下の表の通りである。2021年12月まで、日本遺産「麒麟のまち」推進協議会に所属する1市6町様々な場所で開催を予定しているそうだ。

<今後の予定>

また、各地域ごとの麒麟獅子舞の開催時期については日本遺産「麒麟のまち」のHPを参考にしていただきたい。

麒麟獅子舞の開催時期について

いなむ
この記事を書いた人
オマツリジャパン オフィシャルライター
獅子舞マニアです。ライターやカメラマンをしています。趣味は、獅子舞の鼻を撮影することです。その他クレイジーな祭りにも潜入します。

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