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天河大辨財天社「松囃神事」神様に呼ばれる神社に初詣!

更新日:2020/6/7 佐々木 美佳
天河大辨財天社「松囃神事」神様に呼ばれる神社に初詣!

奈良にある天河大辨財天社は「神様に呼ばれないと辿り着けない神社」、縁がなければたどり着けない、時期が来ないと辿り着けない聖地とも言われています。

というのも一日にバスは3本ほど。
車で来ても道に迷ったり、山深いところにあるため、荒天で道路が封鎖されたりとなかなか辿り着けず、UFOも多発するというミステリアスな場所です。

「高野」「吉野」「熊野」というヤマト三大霊場の中心地にある天河大辨財天社。

ご祭神は芸能の神・市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)。
日本三大辨財天(もしくは日本五弁天)にも数えられる神社です。

今回はそんな奈良の最強パワースポット「天河大辨財天社」の新年の行事「松囃神事(まつのはやししんじ)」をレポートいたします!

◆境内には天から降ってきた石「天石」

天河大辨財天社は「四石三水八ツの杜」といわれ、「天石」という天から降ってきた石や三つの湧き出る清水、八つの杜に囲まれています。

四つの石のうち、三つが境内にあり ①石階段右 ②五社殿前 ③裏参道下行者堂左にありますのでお参りしていきましょう。

境内を歩いていると神様に呼ばれて訪れた人たちだけあり、手をかざして何かを感じている人や、スピリチュアル系の会話も聴こえてきます。

また、おみくじは「古代言霊宣託」(300円)というもので、古文で書かれています。
読むのが難しいため、内容は神職に教えていただけます。

…「えんだんよし」は読めました!
新年早々縁起良し!!

◆独自の神器「五十鈴(いすず)」

天河神社の本殿にある鈴は、普段見る神社の鈴と形が全く違います。
音を綺麗に鳴らすためには紐をしっかりと持って、円を描くように左右に回してみてください。

五十鈴(いすず)は、天河大辨財天に古来より伝わる独自の神器で、天照大御神が天岩屋戸にこもられたとき、天宇受売命(あめのうずめのみこと)が、ちまきの矛(神代鈴をつけた矛)をもって、岩屋戸の前にて舞を舞われ、神の御神力と御稜威をこい願われたことによって、岩屋戸が開かれ、天地とともに明るく照りかがやいたという伝承に登場する、天宇受売命が使用した神代鈴と同様のものであると伝えられています。

 

◆松囃神事で湯立神楽と三番三奉納

~ 松囃神事 ~
この神事は新年を迎え喜びの感謝を捧げるお祭りですが、特に1月17日の牛王宝印神事で皆様に御頒布申し上げます神符中央に鮮やかに押印される、如意宝印を、当社1300年の伝統にもとづいて打ちどめする日であり、吉野熊野の中心、大峯本宮としての神柱がたち給うあかしをたてまつる神事とされます。
当日、湯立神事によりお浄めされた、如意宝印は御神鏡を象徴する「聖なる松」の幹で権大工棟梁によって入念に仕上げられ、その形は火焔宝珠の中に三魂がかたどられ、牛王宝印神符の上に押されて、初めて宝印が神の力を発揚いたします。又本年初めの初舞台、三番三が奉納されます。

 

神事の最初は祝詞奏上から。
熊野の地など、普段の神事で聞いている祝詞とは違う色々な言葉が奏上され、
祝詞奏上のあとは無病息災や五穀豊穣を願う「湯立神楽神事」がはじまりました。

湯の中に笹を入れ、勢いよく露を払うことで厄を払います。

続いては巫女舞。
巫女さんの神楽や伊勢流の獅子舞など、いくつかの種類があり、
巫女舞(巫女神楽)は左回りは禊(みそぎ)、右回りは祓(はらえ)の意味があります。

「如意宝印 斧入れの儀」
1月17日の牛王宝印神事で使われる聖なる松に斧が入れられます。

湯立神楽の動画はこちらをご覧ください

大蔵流「三番三〜奉納〜」
(※大蔵流では「三番三」、和泉流では「三番叟」と表記)
儀礼曲「翁(おきな)」の後半部分で天下泰平を祈るおめでたい演目です。

天河社は桃山文化財を多数お持ちで、能に関するものは能面三十一面、能装束三十点もあるそうです。

そういった芸能の神の地での新年の初舞台。
しんとした寒さの中、「いよー!」というかけ声と堤の音の音が響きます。

三番三の動画はこちらです。

◆節分では鬼も神として迎え入れる「鬼は内」!また訪れたい年間行事

本殿を裏に抜けると役行者を祀るお堂「役行者堂」(えんのぎょうじゃ どう)。
役行者は前鬼と後鬼を弟子にした、ということから節分では「鬼は内、福は内」と鬼も神として迎え入れます。
2月2日「鬼の宿(神迎え神事)」、2月3日「節分祭」、毎年7月16日・17日の例大祭だけで弁財天像を開帳など、また訪れたい年間行事がいくつもあります。

また神様に迎えられ、訪れられますように。

大峯本宮 天河大辨財天社 社務所
〒638-0321奈良県吉野郡天川村坪内107
電話: 0747-63-0558 / 63-0334
FAX: 0747-63-0848
URL:https://www.tenkawa-jinja.or.jp/

佐々木 美佳
この記事を書いた人
オマツリジャパン オフィシャルライター
毎日「京都散歩の旅」なカメラマン。
舞台、雅な文化、民俗風習、旅が好き。
instagram @kyoto.photographer
https://earth-traveler.com/

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