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5月4日はスター・ウォーズの日!ダース・ベイダーゆかりの戦国武将って誰!?

5月4日はスター・ウォーズの日!ダース・ベイダーゆかりの戦国武将って誰!?

ジョージ・ルーカスが生み出した壮大なスペース・オペラ「スター・ウォーズ」シリーズ。1977年の第1作目「スター・ウォーズ」から、2019年の「エピソード9/スカイウォーカーの夜明け」まで、全9作の実写映画を柱としたSF大河ドラマは、世界中に熱狂的なファンを生み出しています。

日本でも少年期に第一作目を見た世代から、新作に魅了される若い世代まで、多くのファンを獲得しています。その理由は、「スター・ウォーズ」には多くの日本モチーフが取り入れられていることにも関係しています。

来たる5月4日は、ファンたちが生み出した「スター・ウォーズの日」。世界中で関連した行事が行われます。この記事では、なぜ5月4日が記念日になったのかをはじめ、映画と日本文化との関連について紹介します。

「スター・ウォーズ」はどんな映画?

「スター・ウォーズ」の舞台は、「遥か彼方の銀河系」。高度な技術によって惑星間の移動が容易になった世界で、地球人類に似た人間と、さまざまな異星人、ドロイドと呼ばれるロボットなどが暮らしています。その銀河に満ちる万物の根源である「フォース」というエネルギーは、使用者の感情によって「光(ライトサイド)」と「闇(ダークサイド)」の両面を持ちます。光の「ジェダイ」、闇の「シス」なる勢力が「帝国」と「共和国」の争いに関わり、互いを牽制し合う中で、その渦の中心にいる「スカイウォーカー」の名を持つ一家3代をめぐる愛と相剋が描かれます。

神話的なストーリーに、魅力的な登場人物、そして公開当時から最先端のSFXが用いられた映像によって、「スター・ウォーズ」は社会現象にもなりました。現在も、特に北米においては特別な意味を持った映画作品です。

なぜ5月4日が記念日になった?

「スター・ウォーズ」記念日は、劇中で用いられるおまじないのようなセリフ「May the Force be with you(フォースと共にあらんことを)」を、「May the 4th(5月4日)」にかけて生まれたものです。ファンのダジャレから始まったものですが、現在はジョージ・ルーカスのルーカスフィルムや、現在権利を所有するディズニーも認める記念日になっています。

サムライ映画がスター・ウォーズを生んだ!?

wikipedia

オリジナリティあふれる架空の世界の物語ですから、現実世界とのつながりを見つけるのも野暮なものです。ルーカス監督も公的に創作の背景やモデルなどを語ってはいませんが、評論家やファンの間では、ルーカス監督の「クロサワ愛」が作品に散りばめられていると指摘します。

クロサワとは、もちろん、世界の黒澤明。カンヌ、ベルリン、ベネチアの三大国際映画祭を制した日本を代表する映画監督です。ルーカスは、映画づくりを学んでいた学生時代、黒澤作品に大きな影響を受けています。

「スター・ウォーズ」では「ジェダイ」という単語自体が「時代劇」をもじったものだと言われており、高度文明を誇る作中において、主人公らの武器はビーム銃ではなく、なぜか剣の形をした「ライトセーバー」。主要人物の衣装なども柔道着に似た前開きのものが採用されています。

ダース・ベイダー役はミフネ?衣装はマサムネ?

また、ルーカスは、黒澤映画で見て大ファンになった三船敏郎に「スター・ウォーズ」への出演オファーをしています。その役こそ、主人公の師である「オビ・ワン・ケノービ」、そして映画史に残る魅力的なヴィラン「ダース・ベイダー」!三船の出演はならなかったものの、ルーカスは諦めきれず、ダース・ベイダーの素顔を演じる俳優に、三船敏郎に似ている俳優を選んだそうです。

そしてダース・ベイダーといえば漆黒の仮面と鎧姿が有名です。実はこの姿、日本の戦国武将の甲冑を参考に作られたものだそうです。

その戦国武将とは、初代仙台藩主・伊達政宗。独眼竜の異名で日本でも人気の武将です。ダース・ベイダーの衣装作りの折、仙台に遺されている伊達政宗所要の「黒漆五枚胴具足」、大きな三日月の前立てで知られるあの甲冑が参考にされたと言われています。

政宗公ゆかりの「仙台・青葉まつり」は5月20日から!

©︎Nao komuro

その伊達政宗のお膝元で、5月20日から「仙台・青葉まつり」が行われます。政宗公を祀った青葉神社の神輿渡御を始め、11基の山鉾の競演、華やかな仙台すずめ踊りも披露されます。新緑の季節を思い切り楽しむ市民まつりです。

日本の祭にスター・ウォーズがやってきた!

「スター・ウォーズ」の公開に合わせたプロモーションで、日本を代表するお祭りが協力した例があります。

青森ねぶた祭

2015年公開の「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」では、その年の夏に行われた青森ねぶた祭に、「スター・ウォーズねぶた」が登場!曳行はされず、展示のみでしたが、伝統文化との融合は大きな話題になりました。

さっぽろ雪まつり

さっぽろ雪まつりでは、2015年と、2017年「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」、2019年「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」に合わせて、スター・ウォーズ雪像が作られました。

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