どうも。奇祭ハンターのまっくです。すっかり婚活迷子になった結果、気づいたら己の相棒よりも酒の相棒を探している。そんな苦い経験、誰しもありますよね(ありますよね!)。というわけで今回は肉に合わせるために生まれて来た奇跡の酒(奇酒)、肉との運命のマリアージュを感じさせる日本酒4本を紹介していきます。一般的に「肉には赤ワインでしょ、日本酒はどちらかと言うと和食とか海鮮系でしょ」というのが定説かと思いますが、そんな定説は役に立たないマッチング・アプリといっしょに捨ててしまえ!(謎の圧)。それでは見て行きましょう。
➀生ハム✕日本酒 山形正宗 まろら
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まずは前菜から。塩気のある生ハムは、酒の五味と引き立て合うので、日本酒との相性は元々バツグン。そんな中、山形県・山形正宗のまろらは、イタリアのジャンカルロ・タナラ氏が造る最高峰の生ハムと出会い、「彼の生ハムに合わせる酒を造ろう」という思いから生まれました。アルコール度数14%でやや甘め。「マロラクティック発酵」というワインの醸造技術を活用することで、乳酸菌の働きでお酒に含まれるリンゴ酸を乳酸に変化させています。乳酸による力強くやさしい酸味と、バランスの取れた甘みが、洋食とも絶妙な相性を見せます。温旨酸という温めて美味しい酸を多く含んでいるため、冷やでもぬる燗でもお好みで。
➁和牛✕日本酒 「牛と鉄板」
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二番目はメインディッシュ、しかも和牛に合わせる日本酒を紹介。神戸牛で有名な神戸、灘の酒蔵・株式会社安福又四郎商店がリリースした、和牛に合う日本酒「牛と鉄板」です。熟酒タイプのお酒で、肉の味に負けない深い旨味と熟成されたまろやかさ、それでいてキレ味のある後口が肉の脂分を洗い流します。ステーキ用と焼肉用の2種類があり、贈り物にも喜ばれそう。ネーミングには鉄板だけにこれはテッパン(間違いない)!という関西らしいコテコテのシャレも。
➂ステーキ✕日本酒 カウボーイヤマハイ
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和牛の次はステーキ。三番目に紹介するのは、新潟県・塩川酒造の「カウボーイヤマハイ」(山廃純米吟醸原酒)です。高めのアルコール度数が肉の脂分を洗い流し、山廃仕込みから来るしっかりした酸味とやわらかい旨味がステーキとマッチします。原酒で濃いので夏はロックにしてライムを入れて飲むのも良き。
➃肉全般✕日本酒 29
「29」は、飛騨牛で有名な岐阜県の舩坂酒造店が肉専用のお酒として開発。肉の旨みに負けないボディとコクを引き出した味わいは上質な肉の脂によく合います。岐阜産のひだほまれを100%使用、精米歩合60%。米の旨みの存在感がどーんとある、落ち着いた芳醇なタイプの日本酒です。
➄肉全般✕日本酒 五橋 ファイブ イエロー
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最後は隠し玉。山口県・酒井酒造が日本酒界へ送り出す戦隊シリーズ「五橋 ファイブ」からイエローをセレクト。スペックは純米生原酒(生酛)、80%精米、山田錦。焼酎の仕込みに使われる白糀を使用し、白糀が生み出すクエン酸が濃厚な米の甘みにすっきりとした酸味を加味します。お肉料理や油分のある料理との相性が抜群です。
いかがでしたか? 最近は日本酒のバリエーションも極めて多様化していますから、もちろんここで挙げた、狙って肉用に造られたお酒以外にも「あれ、この日本酒、意外とお肉と合うじゃん!」という組み合わせはまだまだあるでしょう。ふくよかでどっしりとしたコクの深い味わいで、コメ感の強い芳醇旨口タイプ(醇酒タイプ)の日本酒(山廃生酛原酒などの純米酒)なら「白飯に肉を乗せて味わう」感覚で結構イケるという説もあります。ぜひ色々と組み合わせて、今までの定説を覆す自分だけのペアリングを探してみてください。
今回のオマツリ紹介(肉✕奇祭)
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さて今回の肉と日本酒特集に合わせ、肉に関係した奇祭と言えば? そう。和歌山県の「イノブータン王国建国祭」(例年は5月3日開催)ですよね。このお祭りではイノブタダービーが観戦できる他、イノブタうどんの早食い競争やイノブタ汁の配布も行われます。イノシシを父に、ブタを母にもつイノブタ。一体、どんな日本酒が合うのかワクワクが止まりません。
GWが近づいて来ましたね🎶
5月3日は『令和』最初のすさみ町の一大イベント‼️
イノブータン王国建国34周年祭&第39回イノブタダービーです。
会場内では、なんでも朝市やお客様参加型の楽しい競技、体験メニューが盛りだくさん😆🎶
5月3日は是…すさみ町商工会さんの投稿 2019年4月25日木曜日