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まだ早い?紅葉狩りスタート!日本で一番早い紅葉はどこ?

2023/9/24
2023/10/4
まだ早い?紅葉狩りスタート!日本で一番早い紅葉はどこ?

本格的な秋の訪れとともに楽しみになるのが「紅葉狩り」です。

そこで今回は、紅葉狩りの基礎知識や日本で一番早く紅葉が楽しめる場所、2023年の紅葉の見頃予想などを紹介します。

紅葉狩りって何するの?紅葉狩りの基礎知識を紹介!

葉の色が赤や黄に染まる美しい紅葉は、日本の秋の風物詩。秋を迎えて色付いたモミジやカエデ、イチョウを楽しむ行事です。なお、紅葉狩りは「もみじがり」と読みます。

紅葉になる条件は?

紅葉の条件として、気温差が大きいことや、日当たりがよいことなどがあります。

綺麗に色づくには、最低気温が8℃を下回るようになってから約3週間程が目安のようです。紅葉には寒さも欠かせません。

紅葉狩りの由来や「狩り」の意味は?

「紅葉狩り」という言葉の由来は諸説あり、以下のような説や言い伝えがあるそうです。

・貴族が紅葉を「手に取って」楽しんでいたことから、ぶどう狩りなどと同じように「紅葉狩り」と呼ばれるようになった。

・野山に入り季節の恵みを探し求めることが「狩り」なので「紅葉狩り」と表現していた。

・貴族は身分を示すために牛車などを使っていたが、それでは山には入れないため、「紅葉を狩りに行く」と表現した。

日本で一番早い紅葉はどこ?

一足先に紅葉を楽しめるのは、気温の低下が早い場所です。

実際に見に行くことができる名所で、日本一早い紅葉が見られるのは、北海道の大雪山旭岳(たいせつざんあさひだけ)といわれています。大雪山は北海道中央部にある火山群の総称。その主峰が標高2,291mの旭岳で、道内の最高峰でもあります。

 

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山麓から5合目(標高1,600m)まではロープウェイが結んでいて、窓から眼下に雄大な紅葉の絶景が見られることでも有名です。ロープウェイを降りると、1周約1時間の散策路があり、夫婦池や姿見の池、いくつもの展望台から眺める紅葉など、見どころがたくさんあります。

例年、9月中旬から下旬にかけて紅葉のピークを迎えますが、年によっては9月に初冠雪が観測されることもあるようです。

大雪山旭岳の今年の紅葉の状況は?

2023年の紅葉は、平年より10日以上遅れているようです。

山頂付近は8月25日頃から色付き始めましたが、見頃は9月13日以降と予測されています。中腹にある銀泉台も9月10日頃から色付き始めていますが、気温が高めの日が続いているため、見頃は20日前後の予想とのこと。SNSを確認してみましたが、紅葉のピークはもう少し後になりそうです。

なお、9月16日から9月24日までは、大雪山中腹の「銀泉台」への車両規制が行われているため注意してください。

2023年の紅葉の見頃は?

ここでは、日本各地の紅葉スポットとその見頃予想をご紹介します。

層雲峡(北海道)

層雲峡は、北海道の中でも屈指の観光地ですが、鮮やかな紅葉も自慢の紅葉スポットでもあります。
見頃は10月上旬から中旬の見込み(平年より10日遅い予想)です。

栗駒山山頂(宮城県・岩手県)

 

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栗駒山は、宮城、岩手、秋田の3県にまたがる国内屈指の紅葉の名所です。全山が紅葉する様子は「神の絨毯(じゅうたん)」と称されるほどで、息をのむような絶景が広がります。
見頃は9月下旬以降となる見込み(10月上旬からとなる可能性もあり)。

涸沢カール(長野県)

 

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北アルプスの上高地から穂高岳へ至る中腹の「涸沢(からさわ)カール」は、登山愛好家の中でも特に紅葉が美しいと名高い紅葉の名所です。
平年は9月中に見頃を迎えますが、今年の見頃は10月上旬から中旬となる見込み。

室堂平・雷鳥沢(富山県)

 

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立山黒部アルペンルートの中心地で観光の拠点である室堂(むろどう)。その眼前に広がる室堂平では、青い水をたたえる「みくりが池」と秋の色の美しいコントラストが楽しめます。さらに進むと周辺で最も美しい紅葉スポットといわれ、キャンプ場もある雷鳥沢です。紅葉する山々にぐるりと囲まれ、地面を覆う低木や草も燃えるような紅に染まります。
今年の紅葉の見頃は、9月下旬以降となる見込みです。

まとめ

今回は「紅葉狩り」の由来や、名所のなかでも日本一早く紅葉が見られる大雪山旭岳、今年の各地の名所の見頃予想などを紹介しました。

また「沖縄には紅葉が存在しない」という話をご存じでしょうか。沖縄は亜熱帯気候で降水量が多く、冬でも気温が8℃を下回ることはまれで、木のほとんどは常緑樹です。そのため、沖縄では本州のような紅葉が見られません。

今年は少し足をのばして紅葉のスポットに出かけ、紅葉狩りを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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