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7月25日のかき氷の日に長瀞の行列ができる阿左美冷蔵で味わう天然氷

更新日:2021/7/25 obaq
7月25日のかき氷の日に長瀞の行列ができる阿左美冷蔵で味わう天然氷

日本最高気温が記録された7月25日は「かき氷の日」

1年は365日ですが、ほとんどの日が何がしかの記念日となっています。7月25日は「かき氷の日」です。日本かき氷協会によって定められました。1933年7月25日、山形市で当時の日本最高気温40.8度が記録されたのです。この猛暑日は、かき氷にふさわしい日であるため、「かき氷の日」に選ばれました。「7(な)2(つ)5(ごおり)」の語呂合わせをすることもできるようです。「かき氷の日」に限らず、その前後は猛暑日が続くので、涼を求めたくなることでしょう。埼玉県北部の長瀞には夏休みシーズンには行列が絶えないかき氷専門店があります。「阿左美冷蔵」の店の前で4時間近く待つことも珍しくありません。

「阿左美冷蔵」のかき氷

「阿左美冷蔵」の幟

長瀞の天然氷を使った「阿左美冷蔵」のかき氷

「阿左美冷蔵」の人気の秘密は、秩父の天然氷を使用していることです。1890年から長瀞の西部に聳える宝登山の沢の一角の氷池に伏流水を引き、自然の気候で氷を作り続けているのです。毎年10月上旬に池の整備を始め、12月中旬には結氷が始まります。氷の成長速度は1日5ミリ前後で、採氷には約1ケ月の期間をかけているようです。氷池に張った天然氷は手作業で切り出され、マイナス6度前後の保冷室で保管されます。「阿左美冷蔵」は2つの直営店を設けているので、正真正銘の自然のかき氷を体感することができます。

「阿左美冷蔵」寶登山道店(埼玉県秩父郡長瀞町大字長瀞781-4)

「阿左美冷蔵」金崎本店(埼玉県秩父郡皆野町金崎27-1)

寶登山道と上長瀞に直営店を構える「阿左美冷蔵」

「阿左美冷蔵」の直営店の一つ寶登山道店は、長瀞のメインストリート沿いにあります。白漆喰の壁に大きな窓が囲む外観は、長瀞の長閑な風景に溶け込み、2009年度に県の彩の国景観賞に輝きました。細長い空間にテーブル席が一列で並んでいるため、周囲の人が気になることもなく落ち着いた雰囲気です。

「阿左美冷蔵」寶登山道店の外観

「阿左美冷蔵」寶登山道店の店内

「阿左美冷蔵」寶登山道店の店内

「阿左美冷蔵」金崎本店は、秩父鉄道で長瀞駅の隣の上長瀞駅から南西に約200メートルのところにあります。昔ながらの茶屋風の店舗には、屋内と小石が敷きつめられた中庭にテーブルが並べられています。

「阿左美冷蔵」金崎本店の玄関

「阿左美冷蔵」金崎本店の屋内席

「阿左美冷蔵」金崎本店の中庭席

2つの直営店で削るのは、もちろん宝登山の天然氷です。かき氷機のスイッチを入れると、薄くスライスされた氷がヒラヒラと舞うように落ちていきます。皿の角度を巧みに変えると、まるで綿帽子のようなてんこ盛りの氷の山ができあがります。

かき氷機の中で舞い落ちるスライスされた天然氷

綿帽子のような氷の山

「阿左美冷蔵」では、かき氷とシロップが別々に運ばれてくるので、一口一口の味をコントロールすることができます。先ず氷だけを口に入れてみると、天然氷はふんわりと柔らかくてなめらかな口当りです。頭にキーンとくることはありません。

てんこ盛りの天然氷

バラエティー豊富なメニュー

天然氷もさることながら、バラエティー豊富なメニューにも驚かされます。「蔵元秘伝極みスペシャル3」では、異なったテイストをもつ秘伝のみつとあんが天然氷に味わいを添えます。白あん、あずき、抹茶あんの3種類のあんは、いずれも濃厚です。果汁のシロップも多彩です。イチゴ、レモン、メロン、里ブドウ、モモなどから、一つあるいは複数選んで、各々のフルーツの風味を天然氷にトッピングすることができます。

蔵元秘伝極みスペシャル3

果汁スペシャル(イチゴ・レモン)

2つの店舗にはお土産コーナーも設けられ、シロップなどを買って自宅に持ち帰ることもできます。

金崎本店のお土産ショップ

寳登山道店の棚に並ぶ土産用果汁シロップ

「阿左美冷蔵」が店舗を構える長瀞では、一年を通して多種多様のおまつりが行われています。毎年8月15日に開催される「長瀞船玉まつり」の日に、「阿左美冷蔵」で天然氷を味わえば、夏の風物詩を満喫することができるでしょう。

「長瀞船玉まつり」で荒川を行き交う万灯船

「長瀞船玉まつり」の灯籠流し

「長瀞船玉まつり」でフィナーレを飾る花火

1933年に当時の日本最高気温が記録された7月25日は「かき氷の日」に定められています。各地にかき氷の専門店が営業を行っていますが、埼玉県の長瀞の「阿左美冷蔵」は夏のシーズンには待ち時間が4時間近くになります。人気の秘密は、長瀞の天然氷です。

obaq
この記事を書いた人
オマツリジャパン オフィシャルライター
2010年より旅行系のフリーライターとして各種メディアで記事の執筆を行っております。「おまつり」には各々の地域の歴史や伝統、文化が凝縮しています。関東地方で開催されている「おまつり」を中心に、その魅力を紹介して参ります。

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