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「なぐり紅葉まつり」、白雲山鳥居観音の山肌を縫う遊歩道をハイキングしながら紅葉狩り

「なぐり紅葉まつり」、白雲山鳥居観音の山肌を縫う遊歩道をハイキングしながら紅葉狩り

・毎年11月に白雲山鳥居観音で開催される「なぐり紅葉まつり」

埼玉県の飯能は都心の池袋から1時間足らずで、西武線のキーステーションとなっています。ムーミンのテーマパーク「メッツァ」が開園したことで広く知られるようになりましたが、豊かな自然に恵まれ、市内に紅葉の名所が溢れています。中でも白雲山は、例年11月上旬から下旬の時期になると一山丸ごと、秋の化粧で彩られます。紅葉の広がりに合わせて、毎年「なぐり紅葉まつり」が開催されています。2018年は11月11日に行われました。

白雲山鳥居観音の駐車場に立つ「なぐり紅葉まつり」の幟

山麓から白雲山を見上げると、紅葉の合間に観音像や塔が点在しています。実は、白雲山は全体が鳥居観音の境内となっているのです。

山麓から見上げる白雲山

鳥居観音は、埼玉銀行の初代頭取の平沼彌太郎を開祖として、1940年に白雲山の麓に観音堂を創建したことに始まります。その後、山中に救世大観音、納経塔、玄奘三蔵塔、平和観音などを建立したのです。各々の施設は遊歩道で結ばれ、急な坂道もないので、絶好のハイキングロードとなっています。道の両側には自然が残され、四季折々の姿を見せてくれます。時に秋の紅葉シーズンには、紅葉狩りを楽しむ人が行き交います。

白雲山麓に建立された鳥居観音の本堂

・白雲山を巡る遊歩道をハイキングしながら紅葉狩り

白雲山を巡る遊歩道は本堂の奥からスタートします。

本堂の奥にある遊歩道のスタート地点

遊歩道を登り始めて最初に見える建造物は仁王門です。厳めしい顔つきの阿像も呍像も、鮮やかな色彩に表情を和らげることでしょう。

鳥居観音の仁王門

仁王門から眺める救世大観音

仁王門を潜り階段を上ると、小ぢんまりとした堂が紅葉の下にひっそりと佇んでいます。開祖の母の遺言を実現するために建てた恩重堂です。

鳥居観音の恩重堂

・平和観音や救世大観音の展望施設から360度のパノラマで広がる白雲山の眺望

恩重堂から坂道を登っていると、視界の開けたエリアに出ます。ここには平和観音が建立されています。直径約5メートルの地球儀の上で霊水の入った壺を傾け、地球上のあらゆるものを浄化しているのです。地球儀の下には見晴らし台が設けられ、360度のパノラマで白雲山を一望することができます。

展望デッキが設けられた平和観音

平和観音像の下の展望デッキから一望する白雲山

赤や黄色のグラデーションで着飾ったに色づいた白雲山の中に、救世大観音や玄奘三蔵塔などが浮かび上がります。白色の像や塔が色彩のアクセントをつけているようです。

平和観音像の下の展望デッキから眺める救世大観音

平和観音像の下の展望デッキから眺める玄奘三蔵塔

平和観音から次に向かうのは玄奘三蔵塔です。本堂から続く遊歩道から、紅葉の彩りが途絶えることはありませんが、高度を上げるに従って密度が濃くなってきます。少し手を伸ばせばモミジの手と握手することができます。

平和観音から玄奘三蔵塔に向かう遊歩道

玄奘三蔵塔には、『西遊記』の中で孫悟空として物語られる三蔵法師の霊骨が祀られております。傍らのカエデが温かく霊を慰めているかのようです。

三蔵法師の霊骨が祀られる玄奘三蔵塔

玄奘三蔵塔からも紅葉の先に救世大観音や納経塔が見え隠れします。

玄奘三蔵塔から眺める救世大観音

玄奘三蔵塔から眺める納経塔

納経塔は、玄奘三蔵塔と救世大観音のほぼ中間にある面白岩に建立されています。一万巻の般若心経などが収められています。

救世大観音と玄奘三蔵塔のほぼ中間に建立されている納経塔

納経塔から眺める救世大観音

納経塔から眺める玄奘三蔵塔

さらに進むと鳥居観音のシンボルの救世大観音です。高さ約23メートルの中央大観音の堂宇内には、阿弥陀如来像などの仏像が安置されています。展望台からは紅葉に包まれる白雲山越しに奥武蔵の山々の眺望が広がります。

鳥居観音のシンボルの救世大観音

救世大観音から眺める白雲山の全景

「なぐり紅葉まつり」は毎年11月に、白雲山を一山丸ごと境内とする鳥居観音で開催されています。山には遊歩道が設けられ絶好のハイキングロードとなっており、秋には紅葉狩りを楽しむ人の行列ができます。平和観音や救世大観音に設けられた展望施設からは、秋の彩りに包まれた白雲山の全景を一望することができます。

インフォメーション

名称 なぐり紅葉まつり
開催場所 埼玉県飯能市上名栗3198
白雲山 鳥居観音
開催日 2019年11月10日(日)
主催 なぐり紅葉まつり実行委員会
アクセス なぐり紅葉まつりは、埼玉有数の紅葉名所・鳥居観音で開催されます。
山間のいたるところに赤や黄に染まった紅葉が見られます。また、麓の本堂から山頂の救世大観音まで遊歩道が整備されており、紅葉狩りを楽しみながら散策することができます。
お祭りの当日は、地元グルメの屋台も楽しめます。
written by
obaq

obaq

2010年より旅行系のフリーライターとして各種メディアで記事の執筆を行っております。「おまつり」には各々の地域の歴史や伝統、文化が凝縮しています。関東地方で開催されている「おまつり」を中心に、その魅力を紹介して参ります。
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