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成田うなぎ祭りが開催中!新勝寺参道で江戸時代からの伝統を受け継ぐご当地グルメ

2021/7/13
2021/7/14
成田うなぎ祭りが開催中!新勝寺参道で江戸時代からの伝統を受け継ぐご当地グルメ

江戸時代からの伝統を受け継ぐ郷土料理をテーマとする「成田うなぎ祭り」

全国各地にバラエティー豊富なご当地グルメがあります。千葉県成田市では江戸時代からうなぎ料理が、ご当地グルメとして人気を集めました。長い年月育んできた料理をテーマとして例年、土用の丑の日の前後に「成田うなぎ祭り」が開催されています。2021年の期間は7月16日~9月5日の52日間です。

(この記事は2020年に公開されたものを再編集しています。2021年7月13日 編集部更新)

2020年の「成田うなぎ祭り」のパンフレット

2020年の「成田うなぎ祭り」のパンフレット

成田山新勝寺の参道を会場とするユニークなグルメ祭り

「成田うなぎ祭り」のメイン会場となるのは、成田山新勝寺と成田駅を繋ぐ参道です。成田山新勝寺では1月の元朝大護摩供に始まり、2月の節分会、3月の彼岸会、4月の太鼓祭、5月の開運厄除柴灯大護摩供、6月の弁財天祭礼、7月の祇園祭、8月のみたま祭り盆踊り大会、9月の彼岸会、10月の弦まつり、11月の紅葉まつり、12月の納め札お焚き上げ柴灯大護摩供まで、趣向の異なる年間行事が行われています。これらは全て成田山新勝寺のお祭りですが、参道を会場とするお祭りが開催されるのはユニークと言えるでしょう。

成田山新勝寺の大本堂

成田山新勝寺の総門

「成田うなぎ祭り」では特別なイベントが行われる訳ではないのですが、協賛の飲食店に訪れてスタンラリーに応募すれば様々な商品をゲットすることという趣向が凝らされています。

成田駅前から繋がる成田山新勝寺の参道

薬師堂をかすめる成田山新勝寺の参道

参道から眺める成田山新勝寺の伽藍

成田山新勝寺の参道に立ち並ぶ「成田うなぎ祭り」の幟

「成田うなぎ祭り」のスタンプラリー応募券と商品

伝統の味を守るうなぎの名店が軒を連ねる成田山新勝寺の参道

約1キロの成田山新勝寺の参道の左右には150を超える飲食店や土産物店が軒を連ねていますが、最も目を引くのはうなぎ店です。参道沿いに並ぶ店舗の内の3分の1前後が、うなぎの看板を掲げています。うなぎ料理の名店が隣り合うエリアも珍しくありません。

成田山新勝寺の参道で3軒のうなぎ料理の名店が隣り合うエリア

うなぎが成田の名物料理となったのは?

成田は海から遠く海の幸には恵まれませんが、近くの印旛沼や利根川では川魚が盛んに収穫されてきました。江戸時代の元禄年間頃から、うなぎを調理して江戸からの参拝者をもてなしたことから、成田の名物料理として定着しました。店先で生きたうなぎを捌いて焼く店舗もあります。

店先で生きたうなぎを調理する「川豊」

店先で生きたうなぎを調理する「駿河屋」

成田山新勝寺の参道で伝統の味を競ううなぎ料理の名店5選

参道沿いで成田観光館に向かい合う「川豊」は1910年創業の老舗店です。店先の作業台に置いた桶の中から、体をくねらせるうなぎを取り出し、手際よく捌いていきます。串に刺され蒸しあげられると、網の上に整列し焼かれます。「割きたて・蒸したて・焼きたて」にこだわったうなぎは、香ばしく、ふっくらとした食感を楽しむことができます。

「川豊」の店先の作業台に置いた桶の中で体をくねらせるうなぎ

生きたうなぎを店先で捌く「川豊」のうなぎ職人

「川豊」の店先で整列し焼き上げられるうなぎ

「川豊」のうなぎの蒲焼

新勝寺の総門近くの「駿河屋」の店先も、うなぎを焼く煙で曇っています。店舗名は江戸時代の寛政年間の1798年の旅籠屋の記録にまで遡ることができるようです。代々受け継がれる下総醤油ベースの秘伝のたれは、うなぎの味わいをまろやかに包んでくれます。

「駿河屋」の店先で捌かれるうなぎ

「駿河屋」の店先で整列し焼き上げられるうなぎ

「駿河屋」のうなぎの蒲焼

「川豊」の北に隣り合う「菊屋」は、江戸時代からの伝統を守り続けています。天保年間の煮売屋から現在のうなぎを看板する飲食店に発展しました。参道沿いの飲食店の大半はランチタイムのみの営業なのですが、「菊屋」は夜の営業も行っています。ぱりっとした表面と柔らかな中身が特徴のうなぎの蒲焼以外にも、川魚、刺身など各種の和食を味わうことができます。

江戸時代からの伝統を守り続ける「菊屋」

「菊屋」の店内

「菊屋」のうなぎの蒲焼

さらに、「菊屋」の北に隣り合う「近江屋」も長い歴史をもち、店を構えてから約300年に及ぶ伝統の味を受け継いでいます。うなぎの蒲焼以外にも、天ぷら料理が人気メニューとなっています。

うなぎの蒲焼以外にも天ぷら料理が人気の「近江屋」

「近江屋」の店先で調理をする職人

「近江屋」の店内

「近江屋」のうなぎの蒲焼

「近江屋」の店先から北に目を向けると、約50メートルのところには、望楼を備えた木造3階建ての建物が目に入ります。1790年創業の旅館「大野屋」は、現在では飲食業のみの営業を行っています。うなぎや和牛のビフ焼が看板メニューですが、成田名産の鉄砲漬にも、こだわりの味わいを保ち続けています。堂々とした風格をもつ建物は、有形文化財に指定されています。

有形文化財に指定された建物で営業を続ける「大野屋」

千葉県成田市に伽藍を構える成田山新勝寺では、一年を通して様々なオマツリが開催されています。オマツリの開催日には参道も大勢の人々で埋め尽くされます。ところが例年、土用の丑の日の前後も人波が絶えなくなります。うなぎ料理が成田のご当地グルメとして定着しているのです。参道沿いには江戸時代から続くうなぎの名店が隣り合わせで営業をしています。

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