2月22日は、にゃん(2)にゃん(2)にゃん(2)のゴロで猫の日とされています。
1987年に学者・文化人による愛猫家団体「猫の日制定委員会」と、一般社団法人ペットフード協会が、「猫と一緒に暮らせる幸せに感謝して、猫とともにこの喜びをかみしめる記念日」と定めたそうです。
沢山の人に愛されている猫ですが、みなさんは猫に縁のある仏教寺院があることをご存知でしたか?
今回は、猫にちなんだ日本全国のお寺を5つご紹介します。
全国の猫に縁の深いお寺5選
では、お寺毎に見ていきましょう。
一体、猫とどのような由結びつきがあるのでしょうか。
招き猫発祥の地「豪徳寺」
東京都世田谷区の曹洞宗豪徳寺は、招き猫発祥の地とされています。
江戸前期、彦根藩主井伊直孝が白猫によって境内に招き入れられ、雷雨を避け法話を聴けた故事に由来します。
全国の招き猫や「ひこにゃん」のモデルともなりました。5月(2021年は未定)には商店街で「豪徳寺たまにゃん祭り」が開催されます。
猫の恩返し伝説「称念寺」
京都府京都市の浄土宗称念寺には「猫の恩返し」伝説があります。
江戸前期、廃れかけていた寺を、和尚が飼っていた猫が再興に導いてくれたというものです。
飼い主向けに、春(2021年はオンライン併用)と秋に動物合同供養の法要が行われています。
数十匹の捨て猫や傷病猫を保護「御誕生寺」
福井県越前市の曹洞宗御誕生寺は、2009年に完成した新しいお寺ですが、建設中に4匹の捨て猫を保護した縁で「猫寺」となりました。迷い猫や捨て猫、傷病猫を保護し、里親を探して縁結びをしています。
また、世界でも珍しい2匹の猫と一緒の釈迦如来像も見られます。
猫寺として人気上昇中「雲林寺」
山口県萩市の臨済宗雲林寺は近年に猫寺として人気が出てきました。
戦国武将毛利輝元に縁のある寺ですが、輝元の死に際して殉死した家臣をさらにその愛猫が後追いし、僧が供養したという伝説があります。一時は廃れていましたが、平成になって猫好きの現住職さんによって再興されました。
境内には姿勢も表情も豊かな大小猫アートが大量に並べられ、現在はSNSを通じて世界中から年1万人超の参拝者が訪れるそうですよ。
鎌倉にある猫寺スポット「光明寺」
神奈川県鎌倉市の海岸近くにある浄土宗光明寺は、「鎌倉の猫寺」として有名になりつつあるスポットです。
境内に地元獣医師会が設置した動物慰霊碑がありますが、その縁か猫が集まってきたそうです。
隠れた桜スポットでもあるので、猫と一緒に撮影できればインスタ映えするかもしれませんね。
まとめ
日本全国には猫にゆかりのあるお寺があります。
新しい季節は風に吹かれて、お寺と和猫を訪ねる旅に出てみてはいかがでしょうか。