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日本遺産のストーリーに触れる!伝統や文化をお祭りで味わおう!

お祭りは地域ごとの特色が色濃く出ていてとても面白いですよね。それぞれ地域には歴史や文化がありますが、お祭りはそれらが良く表れていて、その地域の魅力そのもの!

お祭りを楽しむだけではなく、その地域の事をよく知りたい、と感じたのであれば「日本遺産」に認定されたストーリーとその構成文化財に注目して、そこからお祭りを知ると新たな発見ができるかもしれません。

日本遺産は世界遺産や認定文化財とはまた違い、地域の魅力に焦点を当てているので、お祭りの奥深さを発見するにはうってつけなんです!

でも、そもそも「日本遺産」ってどういうものなのか知らない、という人もいるかと思います。そこで今回は、日本遺産とは何なのか、そしてどの地域にどのような日本遺産があって、どんなお祭りがあるのか紹介していきたいと思います。

■日本遺産って何?

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「喝采」 . . 蛸島の早船狂言。 . . Ishikawa / Japan

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日本遺産とは、文化庁が認定する、日本の文化や伝統を地域の歴史的魅力や特色を通して語るストーリーのことです。もしかしたら、「ストーリー?」と疑問を持ったり、世界遺産とか指定文化財と何が違うの?と思ったりする人もいるかもしれません。まずは、日本遺産とはそもそも何かを紹介していきたいと思います。

日本遺産の目的

これまでの文化財行政では、国宝や重要文化財、史跡や無形文化財など個々の遺産が「点」として指定・保存がされていました。しかし、日本の文化財や伝統文化を通じて地域を活性化させるという観点から見ると、保存重視の文化財の指定では地域の魅力を十分に伝えることはできません。そこで、歴史的な経緯、伝承、風土などを踏まえたストーリーのもと、点在している有形・無形の文化財をパッケージ化することで、「面」として活用や発信をしていき、地域のブランド化やアイデンティティの再確認を促進していくことが日本遺産の目的になります。

日本遺産に認定されるには?

日本遺産として認定されるストーリーは、

①歴史的経緯や地域の風習に根ざし、世代を経て受け継がれる伝承・風習などを踏まえていること

②ストーリー中核に地域の魅力を発信するテーマを明確に設定した上で、地域に根ざして継承・保存されている文化財に纏わるものが据えられていること

③単純な歴史や文化財の価値を説明するだけのものになっていないこと

といったポイントが踏まえられている内容でなければなりません。また、ストーリーを語るうえで必要な文化財群は、地域に受け継がれる文化財を有形・無形問わず対象にすることができますが、国指定・選定文化財は必ず一つ含めなければなりません。

また、日本遺産として認定されるストーリーは以下の2種類があります。

・地域型:ストーリーが単一の市町村で完結

・シリアル型(ネットワーク型):ストーリーが複数の市町村にまたがり展開

世界遺産や指定文化財と何が違うの?

世界遺産や指定文化財は、登録や指定のされる文化財・文化遺産の価値を付け、保護することを目的としています。先ほどの説明で「点」と「面」という言葉を使いましたが、世界遺産や指定文化財は「点」であり保護が目的になっていて、日本遺産は「面」であり活用が目的になっているという違いがあるのです。

■日本遺産認定ストーリーと構成文化財としてのお祭り

 

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「stylish」 輪島のキリコを見るべく輪島大祭のお祭りのひとつ重蔵神社大祭へ。初めて輪島のキリコ見るのでドキドキワクワク😃💕 七尾の石崎奉燈祭の奉燈みたいな重厚な感じを想像してたんですが…輪島のキリコを見るとおぉ~結構カラフル🏳️‍🌈なの多い😲 伝統のキリコにフラッシュライト足元を照らすLEDネオン✨めっちゃstylish👍それならartな感じで📸 #石川県#輪島市#輪島大祭#祭り#神事#重蔵神社大祭#重蔵神社夏祭フォトコン#キリコ #土曜日の小旅行 #ファインダー越しの私の世界 #Lovers_Nippon #IG_JAPAN #kf_gallery #wu_japan #japan_beautiful_place #tokyocameraclub #team_jp_ #jp_gallery #bestjapanpics #ptk_japan #Blueskytravels #daily_photo_jpn #japan_bestpic_ #神社フォトコンわたしと神社 #histrip_japan #art_of_japan_ #anatabi

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ここまでで、日本遺産というのは各地域の歴史・文化を紹介し魅力を伝える「ストーリー」というのはお伝え出来たと思います。では、ここからは実際に日本遺産に認定されているストーリー、そして、構成文化財として登録されている文化財の中からお祭りをピックアップして紹介していきたいと思います。

◎灯り舞う半島 能登~熱狂のキリコ祭り~

まずは、中部地方、石川県の能登半島の日本遺産、キリコ祭りについて紹介していきたいと思います。

ストーリー概要

日本列島のほぼ中央に位置する石川県能登半島は、日本海文化の交流拠点としての役割を担ってきました。様々な文化との交流を持ちつつ、半島という地理的な閉鎖性で独自の文化を育み、多くの祭礼が行われてきました。祭礼の白眉は「キリコ祭り」と総称される灯籠神事です。

夏の3か月間で約200もの地区で行われ、夜の能登に幻想的な空間を創り出します。灯籠神事を集積した地域は全国を見ても唯一無二になります。夏の能登を旅すれば必ずキリコ祭りに巡り会え、それは神々と巡り会う旅でもあるのです。

能登のキリコ祭り

 

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能登のキリコ祭りは、200以上あり、構成文化財として紹介されている代表的なキリコ祭りだけでも20近くもあります。開催日に合わせて行くも良し、行きたい観光名所と合わせて行くのも良しですね。ここでは代表的な2つのお祭りを紹介します。

・宇出津のあばれ祭
キリコ祭りで最も早く開催されるお祭りです。約40のキリコが大松明を練り回り、2基の御輿を被や川の中に投げ込むという正に暴れ回るお祭りです。
・輪島大祭
輪島市街地の4神社の大祭です。4つの祭りは連続開催、輪島市内は熱気に包まれます。入水神事・松明神事など特色が豊かです。

◎神々や鬼たちが躍動する神話の世界~石見地域で伝承される神楽~

 

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初めて 稲佐の浜 の神楽を見に♫ 夕焼けをバックに舞を期待してましたが‥とても良い神楽でした! 唯一 観客のマナーが残念だったかな〜 取り急ぎ この1枚を #山陰 #島根 #出雲 #大社 #稲佐の浜 #神楽 #素盞嗚尊 #スサノオ #石見神楽 #多根神楽団 #ヤマタノオロチ #日の沈む聖地出雲 #ig_japan #ファインダー越しの私の世界 #team_jp #loves_nippon #team_jp_西 #team_jp_ #bestjapanpics #しまねぐらむ #大好き出雲 #島根カメラ部 #ポンコツ写真部 #山陰スタ写真部 #love_amazing_group #カメカリ #totte #あえてシェア @Kanden.jp #jalan_travel #日本遺産

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次は、中国地方、島根県の日本遺産、石見神楽について紹介していきたいと思います。

ストーリー概要

島根県西部に位置する石見地域一円に根付いている神楽。それは、地域の伝統的な芸能ではありますが、時代の変容に合わせて発展し、その厳かさ・華やかさで老若男女問わず観る者を魅了してきました。年間を通じて様々なイベントで舞われ続け、週末にはどこからともなく神楽囃子が聞こえてきます。神へささげる神楽を大切にしながら、古来より地域と共に発展してきた、石見人が世界に誇る宝。それが石見神楽なのです。

石見神楽

石見神楽は石見地方の各集落や町の神社の祭礼において、年間通して数百回奉納されています。お目当ての石見神楽があるのであれば、各市町村や観光協会に問い合わせてみましょう。もしも、初めて見る場合やどの神楽を見たらよいかわからない場合におすすめなのが「浜田の夜神楽」です。浜田市でも由緒正しく荘厳な神社である三宮神社で毎週土曜日に石見神楽の公演が行われています。演目の解説、記念撮影も行っているため、観光にはピッタリです。石見神楽を通して日本神話の世界に浸ってみましょう。

◎相良700年が生んだ保守と進取の文化~日本でもっとも豊かな隠れ里―人吉球磨~

次は九州地方、熊本県人吉・球磨の日本遺産、そして臼太鼓踊りについて紹介していきたいと思います。

ストーリー概要

今から800年も昔、源頼朝の名を受けて人吉球磨の地に来られた領主相良氏は、険しい九州山地に過去回れた地の利を生かして外敵の侵入を拒み、明治維新に至るまでの長き間、日本市場でも稀である「相良700年」と呼ばれる統治を行いました。領主は民衆の伝統文化・娯楽を認める事から始め、領主と民衆が一体となったまちづくりの精神が形成されました。保守と進取、双方の精神から発展を遂げた文化の証が集中して現存している地域は他にはありません。日本文化の縮図ともいえるこの地域は、司馬遼太郎曰く「日本でもっとも豊かな隠れ里」とのこと。

臼太鼓踊り

太鼓と鉦を交互に打ち鳴らし、乱舞する臼太鼓踊りは、相良氏によって武道奨励や士気鼓舞のために始められたとされる郷土芸能です。水牛角のついた兜を振って、臼太鼓を鳴らしながらゆったりと舞うのが頭踊り、その周りを鍬形や鹿の角をつけた関や脇が躍るのが小躍りで、頭や関、脇のあとをシャグマ(長い毛のかぶり物)をつけた少年が鉦を打ち鳴らしながら付き従うのです。勇壮さ、優雅さのあるこの踊りは源平合戦を表しています。共に構成文化財として登録されている青井阿蘇神社ではこの臼太鼓踊りが奉納されています。

◎加賀前田家ゆかりの町民文化が花咲くまち高岡-人、技、心-

次は、中部地方、富山県高岡市の日本遺産、高岡御車山について紹介していきたいと思います。

ストーリー概要

高岡は商工業により発展した街で、町民によりその文化が興り、受け継がれてきました。高岡市の発展の土台を築き上げた加賀前田家二代当主前田利長は在城僅か5年で他界してしまい、高岡城は廃城となってしまいました。高岡はその繁栄を危ぶまれましたが、加賀藩は浮足立つ町民に活を入れ、城下町から商工都市への転換を図っていったのです。穀倉地帯を控え、米などの物資を運ぶ良港をもつなどして、米、綿、肥料などの取引拠点とし、「加賀藩の台所」と呼ばれるまでに栄える事となりました。その一方で、鋳物や漆工など独自生産力も高めていったのです。町民は、固有の祭礼などで地域にその富を還元し、町民自身で文化形成を担っていきました。純然たる町民のまちとして発展し続けた高岡は、町割り、街道筋、町並み、生業、伝統行事にその歩みが色濃く残されているのです。

高岡御車山

高岡御車山は天正16年(1588年)、豊臣秀吉が後陽成天皇と正親町上皇を聚楽第に迎え奉った際に使用された御所車を加賀前田家初代当主前田利家が拝領し、前田利長が慶長14年(1609年)に高岡城を築く際に町民に与えられたのが始まりだと言われています。この御所車を鉾に見立てたのが御車山です。高岡町民の心意気と財力が支え、安土桃山時代の格式がありながらも、高岡が誇る工芸技術の装飾が車輪、高欄、長押などに施され日本屈指の華やかな山車となっています。毎年5月1日に行われている高岡御車山祭では江戸時代の名工たちによって揃えられた7基の御車山が修祓の後、町内を曳き回され、そして勢ぞろいします。

海と都をつなぐ若狭の往来文化遺産群~御食国若狭と鯖街道~

次は、中部地方、福井県の若狭の日本遺産、そしてお水送りについて紹介していきたいと思います。

ストーリー概要

日本海に面し、自然豊かな若狭は古代より、海産物、塩などの豊富な食材を都に運び、朝廷の食を支えた「御食国」のひとつです。御食国以降でも「若狭の美物」を都に運ぶことで京の食文化を支えてきた地でもあるのです。また、海外や日本海沿岸の各地とつながる「海の道」と都へとつながる「陸の道」の繋ぎ目として最大の拠点となった地でもあります。往来の歴史の中、港、城下町、宿場町は街道沿いに栄え、往来により祭礼、芸能、仏教文化が街道沿いから農漁村にまで広がり、独自の発展を遂げてきました。「鯖街道」と呼ばれる街道沿いは古くからの賑わいが伝わる町並み、自然、食や祭礼などの文化が息づき、1500年の往来の歴史、伝統を守る人々の営みをその肌で感じることができるのです。

お水送り

お水送りは3月12日に奈良東大寺二月堂で行われる「お水取り」に先がけ、毎年3月2日に小浜市神宮寺で行われています。遠敷明神が東大寺二月堂の創建に際し、若狭の水を送ったっという伝説にちなんだ神事で、神宮寺の閼伽井で汲まれた水を鵜の瀬から流します。この水が10日後、二月堂の脇の若狭井から汲み上げられ、本尊に香水として供えられます。若狭と奈良の古くからの深い関係や、若狭の水の神聖さが示される行事です。境内では大護摩がたかれ、その火を灯した松明を僧侶が持って行列を作り、約2km先の鵜の瀬を目指します。その松明行列には市民や観光客の人たちも手松明を購入して参加することができます。

◎山寺が支えた紅花文化

次は、東北地方、山形県の日本遺産、山形花笠まつりについて紹介したいと思います。

ストーリー概要

長い年月で浸食された奇岩怪石が覆う山肌、鬱蒼と茂る木々に囲まれた千数百段の石段といった自然景観と諸寺、門前町が一体となり構成されている「山寺」。山寺から始まった紅花栽培と交易によって莫大な富と華やかで豊かな文化がこの地にもたらされ、今も息づいています。石の板黒塀と堀に囲まれた広大な敷地の豪農・豪商屋敷は紅花貿易全盛期を偲ばせる立派な白壁の蔵座敷が立ち並んでいます。また、上方文化との繋がりが見える雅な雛人形、紅花染めの衣装で舞う舞楽が今も受け継がれています。山寺の情景、紅花畑、豪農・豪商の蔵座敷などを通して芭蕉も目にしたこの地の隆盛を偲ぶことができるのです。

山形花笠まつり

毎年、8月5、6、7日の3日間で行われる夏の山形の夜を彩るお祭りです。「ヤッショ、マカショ」と威勢のいい掛け声と花笠太鼓の勇壮な音色と共に鮮やかな衣装に身を包まれた踊り手が、山形市のメインストリートを舞台に群舞を繰り広げます。花笠まつりで用いられている花笠は、紅花を人の手で洗い干して煎餅上に丸めた「紅餅」を筵に広げて干す様子を表しています。踊り手が花笠を手に持ち、列を作って練り歩く様子は紅花畑が一面に広がる光景を再現しているのです。

■日本遺産に触れて地域の魅力を発掘!

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<9/15 海神楽2019~奇跡の光景~> 砂浜に設けられた特設ステージで行われる年に一度の石見神楽 今年も9/15(日)に「海神楽2019~奇跡の光景~」として大田市温泉津町の福光海岸にて開催されます。 刻々と移り変わる夕暮れの日本海を背景に舞われる奇跡の光景は一見の価値あり。是非現地にてご体感ください #島根 #大田市 #温泉津 #日本遺産 #石見神楽 #海神楽 #神楽 #大蛇 #伝統芸能 #年に一度 #日本海 #夕日 #秋の海 #写真好きな人と繋がりたい #イベント #japan #shimane #kagura #iwamikagura #sunset #japantrip #instagood

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各地域には、様々な伝統や文化があって、それぞれのストーリーを紐解くと各地で行われているお祭りが何故行われているのか、どんな歴史があったのかが分かってくるかと思います。これらを踏まえた上でお祭りに行くとより一層楽しめること間違いなしです!

written by
オマツリジャパン編集部

オマツリジャパン編集部

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